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四度目の別荘 Ⅷ:プリンのおじちゃん
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蓼科文学は東大医学部を卒業後、港区の大きな病院に入った。
大学での成績は優秀で、病院でもかなり期待されてはいた。
しかし、それ以上の成果を文学は上げていく。
研修期間を終え、中堅の先輩医師の立ち合いの下、最初に施術したのは重度の胃潰瘍の患者だった。
既に穿孔があることが予想され、緊急手術となった。
立ち会った先輩医師が見たのは、驚くべきものだった。
文学はレントゲンで確認された穿孔よりも、胃の裏側を先に確認する。
「蓼科、まず穴を塞げ」
そう指示する先輩医師に、蓼科は患者の胃の裏側を見せた。
腫瘍があった。
オペは即座に腫瘍摘出に切り替わり、さらに発見されていない十二指腸の穿孔も塞がれた。
患者は一命を取り留めた。
文学の活躍は、次第に大きく評価され、難手術もまかされていく。
30代になってすぐのことだった。
救急搬送された6歳の子どもの緊急手術が行われた。
マンションの5階のベランダから落ち、折れた肋骨が脊髄に突き刺さっていた。
更に別な肋骨が、心臓の冠動脈に刺さっている。
幸いに動脈は破れてはいないが、いつ貫通するか予断を許さない。
12時間の長時間オペにより、心臓の骨片は取り除かれ、脊髄も神経を傷つけることなく骨を切り離した。
オペを終えて手術室を出た文学は、状況を説明すべき相手がいないことを知った。
「母親が搬送に同伴していましたが、用事があると言ってすぐに帰られました」
「なんだと?」
受付をしたナースから、金髪に髪を染めた派手な化粧の女性だったことを聞く。
翌朝、文学が出勤すると、昨日救急搬送された子どもの母親が来たと知らされた。
文学は病室に行った。
「あー、先生ですかぁ? ありがとうございました。息子はすぐに引き取りますんで」
上下ジャージ姿の女性が言った。
自己紹介もない。
ナースに聞いた通り、金髪に派手な化粧だった。
右目に殴られた痕があった。
青黒く内出血している。
「〇〇さん。無茶言ってはいけません。息子さんは絶対安静です。動かせば命に関わります」
「そんなこと言ったって、主人に言われてますから。それに、入院費用を支払えませんよ?」
「何言ってるんですか! 息子さんの命に関わるんですよ!」
「ちゃんと大事に運びますって。ほら聡、帰るから起きな!」
文学は子どもを揺する母親を止め、追い返した。
警備の人間に連れ出される時、母親が言った。
「入院費は出せませんって、ちゃんと言ったからな!」
(どす黒い色だ。あんな奴は滅多に見ない)
文学は自分が見た色を思い、背筋が寒くなった。
聡の入院中、母親も父親も一切見舞いに来なかった。
経理から手術費用と当座の入院費用の請求が行ったが、それに対する連絡も無かった。
ある日、文学が聡の病室に行くと、昼食を食べていた。
最初は他の子どもが動かしてはいけないと、個室であったが、今は4人部屋に移っている。
聡の経過は良好で、介護器具は使うが、すでに自分で歩行できるようになった。
搬送時の状態を考えれば、あり得ないほどの治癒経過だった。
「聡くん、調子はどうかな?」
「先生! はい、いいです」
素直な子どもだった。
同室の子どもは文学の顔を見ると怯えることもあったが、聡はいつもニコニコと迎えてくれる。
食事にプリンがついていた。
食事は終わっているが、まったく手が付けられていない。
「聡くんはプリンが嫌いなのかな?」
「ううん。最後にね、楽しみにとってたの。食べたいのをがまんすると、食べたときにうれしいの」
「そうかぁ」
文学は笑って聡の頭をそっと撫でた。
その日、上司の外科部長と経理の人間とに呼ばれた。
「〇〇聡の件だけどな」
上司が言った。
「どうも親が費用を支払う気が無いらしい。督促状も数度送ったが、無視されている。これ以上は病院でも預かるわけにはいかないんだ」
「でも部長! 患者はまだ快癒したわけではありません。しばらくは治療と経過観察が必要です!」
文学は即座に反対した。
「分かっている。しかし我々も慈善事業ではないのだ」
「部長、患者は虐待を受けているかもしれません」
「何?」
「身体に複数のあざがありました。それにあの異常な痩せ方は……」
「やめろ。あざは落下の時のものだろう。それに証拠がないことは何もできん」
何度も撤回を求めたが、聡の退院は決定された。
連絡を受けて、翌日母親が来た。
「どーもお世話に! でもあんたらが勝手にやったことだからね。お金は払えないよ!」
それだけを言って、出て行った。
経理の人間が追いかけていったが、邪険に無視された。
裁判で請求するらしい。
文学はそれよりも、聡のことを考えていた。
休日に、聡の住所を調べた文学は、六本木に向かった。
医者としては違法に近い行為だったが、文学は止まれなかった。
一応サングラスとマスクで変装はしていた。
古いマンションだった。
エレベーターもないので階段を上がり、5階の部屋へ向かう。
チャイムを押しても誰も応答が無い。
何度か押して、留守なのかと思った。
「聡くん! いないのかな!」
薄いドアの向こうで、物音がする。
ドアが細く開いた。
「誰ですかー?」
「僕はある人に頼まれて、聡くんの様子を見に来たんだ。顔を見せてくれるかな?」
ドアが開いた。
「あのね、絶対に出ちゃいけないって言われてるの。でも名前を呼ばれたから」
「そうか。すぐに帰るから大丈夫だよ」
聡は不安そうにしている。
文学は中を見た。
キッチンの他に奥に部屋がある。
六畳間だ。
ゴミ袋が散乱していた。
閉め切った部屋の中に、微かな腐敗臭と共に男女の体液の臭いがする。
聡はまた痩せたようだ。
「聡くんは元気かな?」
「うん」
誰かと話してもいけないと言われているのだろう。
「ほら、プリンを持って来たよ。聡くん、好きだろう?」
聡の顔が明るくなった。
文学はプリンなど買ったこともない。
コンビニで買った。
「うん!」
「じゃあ、後で食べてね。ああ、食べ終わったら隠してね。僕はまた来るよ」
「うん! ありがとう!」
聡は笑った。
毎週、文学は聡のマンションに通った。
チャイムでは出ないが、文学が聡を呼ぶと、嬉しそうな顔で聡がドアを開いた。
「プリンのおじちゃん!」
聡は文学をそう呼んだ。
毎回聡は痩せているように見えた。
一度顔にあざがあり、聞くと聡は押し黙った。
二か月後。
学会があり、二週間ぶりで文学は聡のマンションに行った。
しかし、文学が呼んでも、聡は出てこなかった。
(出かけているのだろうか)
チャイムを何度か押した。
ドアを何度もノックした。
隣の住人が顔を出した。
「あ、すみません。うるさかったですかね」
パーマに寝間着の中年の女性だった。
「あんた、この家に用事があるの?」
「はい」
「警察の人?」
「いいえ?」
女性はため息をついた。
「その家さ、先週事件があったのよ」
「え!」
「前から子どもを虐めてたんだけど、ついに殺しちゃったのよね。ベランダから放り出したんだって」
「!」
「あたしもさ、かわいそうじゃない。時々様子をみて、子どもに何か食べさせたりもしてたの。まあ、夜の仕事なもんであんまりはね」
「……」
「かわいそうだよ。あんな小さい子をなにもねぇ。保険金がらみだったらしいよ」
文学は立っているのも辛かった。
女性に礼を言い、去ろうとした。
「そうえばさ。ちょっと前にあの子が言ってたわ。「プリンのおじちゃん」が来るんだって。毎週、そりゃもう楽しみだって言ってたよ。もしかして、あんたが持ってるのプリンなんじゃない? あんたがプリンの人なのかい?」
文学は深々と頭を下げて、マンションを離れた。
後ろから女性が大きな声で話しているのが聞こえた。
「あの子さー! 毎週土曜日になるとずっとベランダであんたをまってたんだよー!」
文学の目から涙が溢れた。
その日、文学は生まれて初めて酒を飲んだ。
自動販売機のビールを飲んだ。
半分も飲まないうちに意識をなくした。
気が付くと、病院のベッドにいた。
自分の病院ではない。
ナースコールのボタンを押すと、看護師が来た。
「路上で倒れていたので運ばれたんですよ?」
「御迷惑をおかけしました」
「お財布もなくて、お名前も分からなくて」
財布は誰かに盗まれたらしい。
文学は名乗り、妻の静子に連絡してもらった。
まだ気分が悪い。
枕元に、プリンの入った袋が置いてあった。
そしてまた文学は泣いた。
タクシーで駆けつけて来た静子は、文学がベッドで泣いているのを見た。
何も聞かずに、文学をそっと抱き締めた。
大学での成績は優秀で、病院でもかなり期待されてはいた。
しかし、それ以上の成果を文学は上げていく。
研修期間を終え、中堅の先輩医師の立ち合いの下、最初に施術したのは重度の胃潰瘍の患者だった。
既に穿孔があることが予想され、緊急手術となった。
立ち会った先輩医師が見たのは、驚くべきものだった。
文学はレントゲンで確認された穿孔よりも、胃の裏側を先に確認する。
「蓼科、まず穴を塞げ」
そう指示する先輩医師に、蓼科は患者の胃の裏側を見せた。
腫瘍があった。
オペは即座に腫瘍摘出に切り替わり、さらに発見されていない十二指腸の穿孔も塞がれた。
患者は一命を取り留めた。
文学の活躍は、次第に大きく評価され、難手術もまかされていく。
30代になってすぐのことだった。
救急搬送された6歳の子どもの緊急手術が行われた。
マンションの5階のベランダから落ち、折れた肋骨が脊髄に突き刺さっていた。
更に別な肋骨が、心臓の冠動脈に刺さっている。
幸いに動脈は破れてはいないが、いつ貫通するか予断を許さない。
12時間の長時間オペにより、心臓の骨片は取り除かれ、脊髄も神経を傷つけることなく骨を切り離した。
オペを終えて手術室を出た文学は、状況を説明すべき相手がいないことを知った。
「母親が搬送に同伴していましたが、用事があると言ってすぐに帰られました」
「なんだと?」
受付をしたナースから、金髪に髪を染めた派手な化粧の女性だったことを聞く。
翌朝、文学が出勤すると、昨日救急搬送された子どもの母親が来たと知らされた。
文学は病室に行った。
「あー、先生ですかぁ? ありがとうございました。息子はすぐに引き取りますんで」
上下ジャージ姿の女性が言った。
自己紹介もない。
ナースに聞いた通り、金髪に派手な化粧だった。
右目に殴られた痕があった。
青黒く内出血している。
「〇〇さん。無茶言ってはいけません。息子さんは絶対安静です。動かせば命に関わります」
「そんなこと言ったって、主人に言われてますから。それに、入院費用を支払えませんよ?」
「何言ってるんですか! 息子さんの命に関わるんですよ!」
「ちゃんと大事に運びますって。ほら聡、帰るから起きな!」
文学は子どもを揺する母親を止め、追い返した。
警備の人間に連れ出される時、母親が言った。
「入院費は出せませんって、ちゃんと言ったからな!」
(どす黒い色だ。あんな奴は滅多に見ない)
文学は自分が見た色を思い、背筋が寒くなった。
聡の入院中、母親も父親も一切見舞いに来なかった。
経理から手術費用と当座の入院費用の請求が行ったが、それに対する連絡も無かった。
ある日、文学が聡の病室に行くと、昼食を食べていた。
最初は他の子どもが動かしてはいけないと、個室であったが、今は4人部屋に移っている。
聡の経過は良好で、介護器具は使うが、すでに自分で歩行できるようになった。
搬送時の状態を考えれば、あり得ないほどの治癒経過だった。
「聡くん、調子はどうかな?」
「先生! はい、いいです」
素直な子どもだった。
同室の子どもは文学の顔を見ると怯えることもあったが、聡はいつもニコニコと迎えてくれる。
食事にプリンがついていた。
食事は終わっているが、まったく手が付けられていない。
「聡くんはプリンが嫌いなのかな?」
「ううん。最後にね、楽しみにとってたの。食べたいのをがまんすると、食べたときにうれしいの」
「そうかぁ」
文学は笑って聡の頭をそっと撫でた。
その日、上司の外科部長と経理の人間とに呼ばれた。
「〇〇聡の件だけどな」
上司が言った。
「どうも親が費用を支払う気が無いらしい。督促状も数度送ったが、無視されている。これ以上は病院でも預かるわけにはいかないんだ」
「でも部長! 患者はまだ快癒したわけではありません。しばらくは治療と経過観察が必要です!」
文学は即座に反対した。
「分かっている。しかし我々も慈善事業ではないのだ」
「部長、患者は虐待を受けているかもしれません」
「何?」
「身体に複数のあざがありました。それにあの異常な痩せ方は……」
「やめろ。あざは落下の時のものだろう。それに証拠がないことは何もできん」
何度も撤回を求めたが、聡の退院は決定された。
連絡を受けて、翌日母親が来た。
「どーもお世話に! でもあんたらが勝手にやったことだからね。お金は払えないよ!」
それだけを言って、出て行った。
経理の人間が追いかけていったが、邪険に無視された。
裁判で請求するらしい。
文学はそれよりも、聡のことを考えていた。
休日に、聡の住所を調べた文学は、六本木に向かった。
医者としては違法に近い行為だったが、文学は止まれなかった。
一応サングラスとマスクで変装はしていた。
古いマンションだった。
エレベーターもないので階段を上がり、5階の部屋へ向かう。
チャイムを押しても誰も応答が無い。
何度か押して、留守なのかと思った。
「聡くん! いないのかな!」
薄いドアの向こうで、物音がする。
ドアが細く開いた。
「誰ですかー?」
「僕はある人に頼まれて、聡くんの様子を見に来たんだ。顔を見せてくれるかな?」
ドアが開いた。
「あのね、絶対に出ちゃいけないって言われてるの。でも名前を呼ばれたから」
「そうか。すぐに帰るから大丈夫だよ」
聡は不安そうにしている。
文学は中を見た。
キッチンの他に奥に部屋がある。
六畳間だ。
ゴミ袋が散乱していた。
閉め切った部屋の中に、微かな腐敗臭と共に男女の体液の臭いがする。
聡はまた痩せたようだ。
「聡くんは元気かな?」
「うん」
誰かと話してもいけないと言われているのだろう。
「ほら、プリンを持って来たよ。聡くん、好きだろう?」
聡の顔が明るくなった。
文学はプリンなど買ったこともない。
コンビニで買った。
「うん!」
「じゃあ、後で食べてね。ああ、食べ終わったら隠してね。僕はまた来るよ」
「うん! ありがとう!」
聡は笑った。
毎週、文学は聡のマンションに通った。
チャイムでは出ないが、文学が聡を呼ぶと、嬉しそうな顔で聡がドアを開いた。
「プリンのおじちゃん!」
聡は文学をそう呼んだ。
毎回聡は痩せているように見えた。
一度顔にあざがあり、聞くと聡は押し黙った。
二か月後。
学会があり、二週間ぶりで文学は聡のマンションに行った。
しかし、文学が呼んでも、聡は出てこなかった。
(出かけているのだろうか)
チャイムを何度か押した。
ドアを何度もノックした。
隣の住人が顔を出した。
「あ、すみません。うるさかったですかね」
パーマに寝間着の中年の女性だった。
「あんた、この家に用事があるの?」
「はい」
「警察の人?」
「いいえ?」
女性はため息をついた。
「その家さ、先週事件があったのよ」
「え!」
「前から子どもを虐めてたんだけど、ついに殺しちゃったのよね。ベランダから放り出したんだって」
「!」
「あたしもさ、かわいそうじゃない。時々様子をみて、子どもに何か食べさせたりもしてたの。まあ、夜の仕事なもんであんまりはね」
「……」
「かわいそうだよ。あんな小さい子をなにもねぇ。保険金がらみだったらしいよ」
文学は立っているのも辛かった。
女性に礼を言い、去ろうとした。
「そうえばさ。ちょっと前にあの子が言ってたわ。「プリンのおじちゃん」が来るんだって。毎週、そりゃもう楽しみだって言ってたよ。もしかして、あんたが持ってるのプリンなんじゃない? あんたがプリンの人なのかい?」
文学は深々と頭を下げて、マンションを離れた。
後ろから女性が大きな声で話しているのが聞こえた。
「あの子さー! 毎週土曜日になるとずっとベランダであんたをまってたんだよー!」
文学の目から涙が溢れた。
その日、文学は生まれて初めて酒を飲んだ。
自動販売機のビールを飲んだ。
半分も飲まないうちに意識をなくした。
気が付くと、病院のベッドにいた。
自分の病院ではない。
ナースコールのボタンを押すと、看護師が来た。
「路上で倒れていたので運ばれたんですよ?」
「御迷惑をおかけしました」
「お財布もなくて、お名前も分からなくて」
財布は誰かに盗まれたらしい。
文学は名乗り、妻の静子に連絡してもらった。
まだ気分が悪い。
枕元に、プリンの入った袋が置いてあった。
そしてまた文学は泣いた。
タクシーで駆けつけて来た静子は、文学がベッドで泣いているのを見た。
何も聞かずに、文学をそっと抱き締めた。
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