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アルジャーノンと静江。
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アルジャーノンと静江さんを部屋へ案内し、楽な服装に着替えていただく。
アルジャーノンはスーツを脱ぎ、スラックスとシャツに。
静江さんは白のブラウスとコットンパンツになった。
夕飯の準備はできている。
今日は、床に座る習慣のないアルジャーノンのため、最初からテーブルに配置した。
うちのすき焼き鍋は特注だ。
鋳物で直径80センチのものを作った。
その他の食材を入れても、肉が2キロ近く入る。
つまり、俺はいつも10回投入することになる。
そのタイミングは、極めてきた。
世間で「鍋奉行」などと気取っている連中は、うちの食事では命に関わる。
響子は俺の右隣に。
アルジャーノンは右側に、その隣に皇紀、ハー。
静江さんは左側に、その隣に六花、ルー、亜紀ちゃんを配した。
亜紀ちゃんを奥にしたのは、最近二重人格が明確化してきたためだ。
今度、霊能者に見てもらいたい。
「お前ら! 今日も有り難くも美味しい食事がいただける!」
「「「「はい!」」」」
「分かっていると思うが、今日は響子のご両親という大事なお客様がいらっしゃっている!」
「「「「はい!」」」」
「怪我させれば、アメリカが敵になる! 絶対に気を付けろ!」
「「「「はい!」」」」
「しかも、今日の素晴らしい大量の肉は、すべてロックハート家のお陰だ! 感謝しろ!」
「「「「ありがとうございます!!」」」」
「今日は、レベル5! お客様に不快な思いをさせたら、俺の鉄拳の上で退場だぁ!」
「「「「はい!」」」」
「The law of the jungle dictates only the strong survive!」
「「「「ウォォォォーーー!!!!」」」」
「いただきます!」
「「「「いただきます!」」」」
アルジャーノンと静江さんは硬直している。
響子は嬉しそうに笑っている。
「タカトラ! 一体なんなんだ?」
「Don't move your mouth, move!」
すぐにアルジャーノンは理解した。
2キロ近い肉が、数秒で消えた。
「You see ?」
「I see !」
もちろん、これではお二人は喰えない。
俺は通常サイズのすき焼き鍋を用意し、別なコンロで調理した。
大鍋は奥に押す。
子どもたちが睨んでいる。
「ケダモノ用と人間様用だぁ! こっちに手を伸ばした奴は、俺に敵対したと見做す!」
「オス!」「ウス!」「ヘイ!」「ガス!」「え?」
一応理解したようだ。
子どもたちは、熾烈な奪い合いをしている。
六花もケダモノ鍋だ。
亜紀ちゃんは鍋の3センチ上で回し蹴りを放つ。
一瞬遅れたルーの箸が吹っ飛んで消えた。
「オーマイッ!」
アルジャーノンが叫んだ。
物凄い勢いで、肉が消えていく。
静江さんが笑った。
響子もニコニコして、俺が入れた肉や野菜を食べている。
アルジャーノンも、次第に慣れた。
美しい六花も熾烈に戦っている。
双子の猛攻を受けながら、ちゃんと双子を殴り飛ばし、自分の分を確保する。
「あっちに参加する!」
アルジャーノンはそう言うと、ケダモノ鍋に箸を伸ばした。
二秒後、ルーとハーの箸により、へし折られた。
亜紀ちゃんがその隙に大きな肉の塊をせしめ、アルジャーノンをせせら笑う。
「アハハハハ!」
俺が新たな箸を渡しても、結果は同じだった。
皇紀がアルジャーノンの器に肉を入れてやった。
「あちらでゆっくりしてください」
アルジャーノンは頷いて退散した。
俺はオーブンで温めていたシャトーブリアンを出して、三人に皿で勧めた。
子どもたちが、物凄い目で見ている。
「後でやるから、今は鍋に集中しろ!」
「あの、私もそれを」
六花が勝手に皿を持って来た。
俺は笑いながら、シャトーブリアンを入れてやる。
嬉しそうに食べた。
「こんな食事は初めてだ!」
アルジャーノンが言う。
「一般的な日本の食卓ですよ? ねえ、静江さん」
「そうだったかしらね」
笑って、そうおっしゃった。
三十キロを食べたところで、ようやく子どもたちも落ち着いた。
一般人のペースで「食べる」。
食べるのはやめてねぇ。
俺がステーキを焼き始めると、ようやく鍋から離れた。
焼き加減を聞き、俺は数枚ずつ焼いてやった。
「大丈夫ですか?」
俺はアルジャーノンと静江さんに聞いた。
二人は笑って、大丈夫だと言った。
食後にメロンのシャーベットを出し、亜紀ちゃんがコーヒーを淹れた。
響子のシャーベットは二口程度だ。
それをゆっくりと食べた。
静江さんが、口の周りを拭ってやる。
「皇紀! 歌え!」
『冬の旅』を歌う。
二人は、その美声を褒め称えた。
亜紀ちゃんが、レンガを乗せた台を運んでくる。
「確認してください」
アルジャーノンにハンマーを渡し、本物のレンガであることを確認させた。
「何をするんだ?」
アルジャーノンが俺に聞いた。
「見ててください。そして、見たことは口外しないように」
亜紀ちゃんがレンガに軽く手を当てた。
粉砕した。
「!」
双子がそれぞれにレンガを台に乗せ、同様に粉砕した。
「ここにいる限り、戦車が来ても大丈夫ですよ」
俺が笑顔でそう言うと、アルジャーノンも静江さんも頷いた。
俺は二人に風呂を勧めた。
響子の映像を流す。
上がってきた二人は、俺にしきりに礼を言ってきた。
「バスルームであんな仕掛けがあるとはな」
「アメリカのバスルームは、寛ぐ概念がないでしょうからね。静江さんは御存知ですが、日本人は入浴を愛する民族なんです」
俺はノートPCで、幾つかの温泉をアルジャーノンに見せた。
静江さんは、懐かしそうに眺めていた。
響子も一緒にしてやりたかったが、扱いがあるので、俺と一緒に入った。
当然のように、六花も入ってきた。
風呂上がりに、子どもたちも一緒に地下の音響ルームへ行く。
スピーカーに、アルジャーノンも静江さんも驚く。
俺はマヌエル・ラミレスで、『平城山』を歌った。
日本人の魂の歌だ。
みんな、静かに聴いている。
静江さんを見ると、涙を流していた。
アルジャーノンが、そっと肩を抱いた。
俺は続けて何曲か、日本の歌を歌う。
双子が俺の伴奏で『昭和枯れすすき』を歌うと、静江さんが笑った。
「筋肉少女帯を歌う!」
「バカ! 雰囲気を壊すな!」
静江さんが笑って、是非聞きたいと言う。
双子がノリノリで歌うと、アルジャーノンと一緒に大笑いした。
亜紀ちゃんが浜崎あゆみを歌い、皇紀は安全地帯を歌う。
響子は甲斐バンドを歌った。
静江さんが驚いて、響子を抱き寄せた。
響子が静江さんの耳元で一生懸命に話している。
俺との思い出を語っているのだろう。
アルジャーノンはビートルズをアカペラで歌った。
「私も歌います」
六花が言うので、「やめておけ」と言った。
静江さんが聞きたいと言うので、覚悟してくださいと断って歌わせた。
英語で『きらきら星』を歌う。
ひでぇ歌だった。
でもみんなで拍手する。
俺はギターで変奏曲を弾いた。
口直しだ。
全員が驚いて拍手してくれる。
静江さんが『平城山』を歌いたいと言った。
俺は伴奏した。
みんな聴き入った。
大きな拍手を送り、歌合戦を終えた。
子どもたちが階段を上がり、響子を抱きかかえた俺が振り返ると、アルジャーノンと静江さんが微笑んで座っていた。
「後でまたリヴィングへいらしてください。少し飲みましょう」
二人は頷いた。
「響子、楽しかったか?」
「うん」
響子は俺の頬にキスしてくれた。
俺を笑顔にさせる、最高の礼だった。
アルジャーノンはスーツを脱ぎ、スラックスとシャツに。
静江さんは白のブラウスとコットンパンツになった。
夕飯の準備はできている。
今日は、床に座る習慣のないアルジャーノンのため、最初からテーブルに配置した。
うちのすき焼き鍋は特注だ。
鋳物で直径80センチのものを作った。
その他の食材を入れても、肉が2キロ近く入る。
つまり、俺はいつも10回投入することになる。
そのタイミングは、極めてきた。
世間で「鍋奉行」などと気取っている連中は、うちの食事では命に関わる。
響子は俺の右隣に。
アルジャーノンは右側に、その隣に皇紀、ハー。
静江さんは左側に、その隣に六花、ルー、亜紀ちゃんを配した。
亜紀ちゃんを奥にしたのは、最近二重人格が明確化してきたためだ。
今度、霊能者に見てもらいたい。
「お前ら! 今日も有り難くも美味しい食事がいただける!」
「「「「はい!」」」」
「分かっていると思うが、今日は響子のご両親という大事なお客様がいらっしゃっている!」
「「「「はい!」」」」
「怪我させれば、アメリカが敵になる! 絶対に気を付けろ!」
「「「「はい!」」」」
「しかも、今日の素晴らしい大量の肉は、すべてロックハート家のお陰だ! 感謝しろ!」
「「「「ありがとうございます!!」」」」
「今日は、レベル5! お客様に不快な思いをさせたら、俺の鉄拳の上で退場だぁ!」
「「「「はい!」」」」
「The law of the jungle dictates only the strong survive!」
「「「「ウォォォォーーー!!!!」」」」
「いただきます!」
「「「「いただきます!」」」」
アルジャーノンと静江さんは硬直している。
響子は嬉しそうに笑っている。
「タカトラ! 一体なんなんだ?」
「Don't move your mouth, move!」
すぐにアルジャーノンは理解した。
2キロ近い肉が、数秒で消えた。
「You see ?」
「I see !」
もちろん、これではお二人は喰えない。
俺は通常サイズのすき焼き鍋を用意し、別なコンロで調理した。
大鍋は奥に押す。
子どもたちが睨んでいる。
「ケダモノ用と人間様用だぁ! こっちに手を伸ばした奴は、俺に敵対したと見做す!」
「オス!」「ウス!」「ヘイ!」「ガス!」「え?」
一応理解したようだ。
子どもたちは、熾烈な奪い合いをしている。
六花もケダモノ鍋だ。
亜紀ちゃんは鍋の3センチ上で回し蹴りを放つ。
一瞬遅れたルーの箸が吹っ飛んで消えた。
「オーマイッ!」
アルジャーノンが叫んだ。
物凄い勢いで、肉が消えていく。
静江さんが笑った。
響子もニコニコして、俺が入れた肉や野菜を食べている。
アルジャーノンも、次第に慣れた。
美しい六花も熾烈に戦っている。
双子の猛攻を受けながら、ちゃんと双子を殴り飛ばし、自分の分を確保する。
「あっちに参加する!」
アルジャーノンはそう言うと、ケダモノ鍋に箸を伸ばした。
二秒後、ルーとハーの箸により、へし折られた。
亜紀ちゃんがその隙に大きな肉の塊をせしめ、アルジャーノンをせせら笑う。
「アハハハハ!」
俺が新たな箸を渡しても、結果は同じだった。
皇紀がアルジャーノンの器に肉を入れてやった。
「あちらでゆっくりしてください」
アルジャーノンは頷いて退散した。
俺はオーブンで温めていたシャトーブリアンを出して、三人に皿で勧めた。
子どもたちが、物凄い目で見ている。
「後でやるから、今は鍋に集中しろ!」
「あの、私もそれを」
六花が勝手に皿を持って来た。
俺は笑いながら、シャトーブリアンを入れてやる。
嬉しそうに食べた。
「こんな食事は初めてだ!」
アルジャーノンが言う。
「一般的な日本の食卓ですよ? ねえ、静江さん」
「そうだったかしらね」
笑って、そうおっしゃった。
三十キロを食べたところで、ようやく子どもたちも落ち着いた。
一般人のペースで「食べる」。
食べるのはやめてねぇ。
俺がステーキを焼き始めると、ようやく鍋から離れた。
焼き加減を聞き、俺は数枚ずつ焼いてやった。
「大丈夫ですか?」
俺はアルジャーノンと静江さんに聞いた。
二人は笑って、大丈夫だと言った。
食後にメロンのシャーベットを出し、亜紀ちゃんがコーヒーを淹れた。
響子のシャーベットは二口程度だ。
それをゆっくりと食べた。
静江さんが、口の周りを拭ってやる。
「皇紀! 歌え!」
『冬の旅』を歌う。
二人は、その美声を褒め称えた。
亜紀ちゃんが、レンガを乗せた台を運んでくる。
「確認してください」
アルジャーノンにハンマーを渡し、本物のレンガであることを確認させた。
「何をするんだ?」
アルジャーノンが俺に聞いた。
「見ててください。そして、見たことは口外しないように」
亜紀ちゃんがレンガに軽く手を当てた。
粉砕した。
「!」
双子がそれぞれにレンガを台に乗せ、同様に粉砕した。
「ここにいる限り、戦車が来ても大丈夫ですよ」
俺が笑顔でそう言うと、アルジャーノンも静江さんも頷いた。
俺は二人に風呂を勧めた。
響子の映像を流す。
上がってきた二人は、俺にしきりに礼を言ってきた。
「バスルームであんな仕掛けがあるとはな」
「アメリカのバスルームは、寛ぐ概念がないでしょうからね。静江さんは御存知ですが、日本人は入浴を愛する民族なんです」
俺はノートPCで、幾つかの温泉をアルジャーノンに見せた。
静江さんは、懐かしそうに眺めていた。
響子も一緒にしてやりたかったが、扱いがあるので、俺と一緒に入った。
当然のように、六花も入ってきた。
風呂上がりに、子どもたちも一緒に地下の音響ルームへ行く。
スピーカーに、アルジャーノンも静江さんも驚く。
俺はマヌエル・ラミレスで、『平城山』を歌った。
日本人の魂の歌だ。
みんな、静かに聴いている。
静江さんを見ると、涙を流していた。
アルジャーノンが、そっと肩を抱いた。
俺は続けて何曲か、日本の歌を歌う。
双子が俺の伴奏で『昭和枯れすすき』を歌うと、静江さんが笑った。
「筋肉少女帯を歌う!」
「バカ! 雰囲気を壊すな!」
静江さんが笑って、是非聞きたいと言う。
双子がノリノリで歌うと、アルジャーノンと一緒に大笑いした。
亜紀ちゃんが浜崎あゆみを歌い、皇紀は安全地帯を歌う。
響子は甲斐バンドを歌った。
静江さんが驚いて、響子を抱き寄せた。
響子が静江さんの耳元で一生懸命に話している。
俺との思い出を語っているのだろう。
アルジャーノンはビートルズをアカペラで歌った。
「私も歌います」
六花が言うので、「やめておけ」と言った。
静江さんが聞きたいと言うので、覚悟してくださいと断って歌わせた。
英語で『きらきら星』を歌う。
ひでぇ歌だった。
でもみんなで拍手する。
俺はギターで変奏曲を弾いた。
口直しだ。
全員が驚いて拍手してくれる。
静江さんが『平城山』を歌いたいと言った。
俺は伴奏した。
みんな聴き入った。
大きな拍手を送り、歌合戦を終えた。
子どもたちが階段を上がり、響子を抱きかかえた俺が振り返ると、アルジャーノンと静江さんが微笑んで座っていた。
「後でまたリヴィングへいらしてください。少し飲みましょう」
二人は頷いた。
「響子、楽しかったか?」
「うん」
響子は俺の頬にキスしてくれた。
俺を笑顔にさせる、最高の礼だった。
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