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御堂家 Ⅱ
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夕飯の準備が出来たと聞いた。
俺は御堂の部屋で話していた。
来たときとは別の広い座敷に案内される。
俺は驚いた、というか、困った。
カレーだった。
しかも、幾つもの大皿に、テンプラや唐揚げ、煮物の盛り合わせなどがある。
「自由競争」の配置だ。
「おい、これ、不味いって説明しただろう」
俺が御堂に言う。
「うん、聞いたけど、僕が実際に見てみたくてね」
珍しく、悪戯小僧のような笑みを浮かべる。
菊子さんと澪さんが作ったのだろうが、この量は大変だったろう。
しかし、それでも恐らく足りねぇ。
よそ様の家だが、俺は立ち上がって言わせてもらった。
「いいか、お前ら! この家は俺の一番の親友の家だ! 俺の顔に泥を塗るような真似は許さんぞ!」
「「「「はい!」」」」
「食事は節度をもっていただけ! 御堂のご家族の分まで喰うんじゃねぇぞ!」
「「「「はい!」」」」
「すいません、みなさん。一応言ってはみましたが、多分ダメです。ご自分の取り分は、どうかお早めに確保してください」
正利もニコニコしている。
徐々に吹いて来た戦場の風を感じているのだ。
正巳さんが引き継ぎ、簡単な挨拶をされた。
「それでは、遠くから来てくれた息子の親友とその子どもたちのみなさん。田舎料理で申し訳ないが、たくさん召し上がってください。それでは、いただきます」
「「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」」
澪さんが、俺にビールを注ぎに来た。
「澪さん、俺のことはいいですから、まず自分のおかずを確保してください」
「え?」
振り返ると、大皿の料理がみるみる減っている。
配置も悪い。
子どもたちが一番取りやすいように、大皿が置かれている。
柳と正利が唖然としている。
正巳さんと菊子さんは、嬉しそうに笑っていらっしゃる。
御堂は、ビールのコップを片手に大笑いしていた。
俺は身の置き所がねぇ。
「御堂家のみなさん、どうかお願いですから、早く大皿のおかずを取ってください!」
俺はそう言いながら、必死で正巳さん、菊子さんに料理を取り、澪さんの分も確保する。
その間に手を伸ばしてくるうちの子どもたちの頭をはたいていく。
全然ひるまねぇ。
なんとか柳と正利の分まで取ったところで、あれほどあった大皿の料理は消えていた。
御堂家のみなさんは、みんな笑っていた。
ありがてぇ。
一応、18合もご飯を炊いて下さったようだ。
普通はそれで十分だ。
多分残る。
御堂のご両親はそれほど食べないだろうし、御堂も澪さんも普通だろう。
残りで一人二合以上はある。
しかし、うちの子どもたちはダメだ。
大皿が消え、カレーに集中し出した子どもたちは
「美味しい、美味しい」
と言っている。
赤に近い黄色信号だ。
俺が澪さんに無理矢理言って、ごはんのお代わりを担当する。
ひっきりなしに皿を持ってくるうちの子ら。
たちまち二升の米は尽きようとし、澪さんが慌ててうどんを茹でに出て行った。
「澪さん、すいません!」
正巳さんは
「おお、もっと食べてくれ」
と要らぬ世話を言う。
うどんはすぐに運ばれ、新たに丼が渡された。
幸い、カレーは御堂の指示だったか、大なべで5杯もあったので、まだ残っている。
恐らく翌朝にも食べられるようにと思ってはいただろう。
「お前ら! いい加減に遠慮しろ!」
俺は何度も言ったが、
「はい」「おす」「うす」「へい」
といつものモードに入っていたので無駄だった。
最後のカレーうどんを子どもたちが食べている。
「みなさん、本当に申し訳ない!」
俺は畳に頭をすりつけて謝った。
正巳さんも菊子さんも楽しそうに「気にするな」というようなことを言って下さった。
澪さんは、とにかく大変だったようだけど、笑ってくれた。
柳は正利の肩をたたいて笑っている。
正利もニコニコとしてくれていた。
御堂は、腹を抱えて笑っていた。
許してもらえて良かった。
だけどなぁ、俺はちゃんと話しておいたはずだぞ。
子どもたちは風呂に案内され、座敷を出た。
澪さんが簡単なつまみをわざわざ作ってくれ、正巳さん、御堂、俺の三人は熱燗をいただく。
柳が残って、俺の隣でジュースを飲んでいた。
菊子さんは部屋に下がっている。
「澪さんも座って飲んで下さい。本当に申し訳ない!」
俺がそう言うと、御堂の隣に座った。
御堂が盃を澪さんに渡し、注いでやる。
「まったく、あれほどとは思わなかったな」
「だからダメだと言っておいただろう!」
「でも、本当に面白かった!」
「そうですよね」
柳が思い出してまた大笑いしていた。
「怪獣よね!」
「面目ない」
俺はまた頭を下げる。
「明日は庭でバーベキューを考えていたんだけど、食材はもっと必要だね」
御堂が澪さんに言う。
「だから、そういうのはダメなんだよ。膳になってりゃちょっと大食い程度だけど、自由になると怪獣なんだって」
「いや、石神。僕がやりたいんだ」
「だったら、澪さん。俺が明日一緒に買出しに行きますから」
澪さんは笑っている。
「だったら私も一緒に行く!」
柳が目を輝かせてそう言った。
「じゃあ、三人にお任せしようかな。石神の方が何を買ったら良いか分かるだろうから」
「ありがたい」
「でも、食費はダメだよ。招待したうちで全部任せてもらう」
「おい、それじゃ」
「石神さん、是非そうさせてください」
うーん、申し訳ないが、金の無い家でもないし。
まあ、買い物に行けば、無理矢理俺も出させてもらおう。
俺たちは遅くまで飲み、澪さんと柳は先に休んだ。
正巳さんもふらつきながら部屋に戻った。
「親父も大分楽しそうだったな」
「そうか」
「お前が来ると、いつも本当に嬉しそうだよ」
「それは、俺も嬉しいよ」
「山中のことは、本当に残念だった」
「そうだな。俺も残念だよ」
「石神が山中の子どもを引き取ると聞いて、僕は反対したよね」
「ああ」
「でも、こうやって見ると、良かったんだと思う」
「どうだか分からねぇけどな」
「花岡さんから電話があったんだ」
「?」
「お前が子どもたちを引き取るのを止めて欲しいって」
「そうだったのか」
「お前は普段でも忙しそうにしてるじゃないか」
「まあ、そうかな」
「お前のことを心配してたんだよ、花岡さんは」
「うん」
「僕が言うことなら聞いてくれるからって」
「うん」
「石神、お前分かってたのか知らないけど」
「なんだよ」
「花岡さんは、ずっと僕に嫉妬してたんだって」
「?」
「電話でそう言ってたよ。僕と石神の間に入れないんだって。だから学生時代からずっと嫉妬してたってさ」
「そうなのか」
「でも、お前を止めるのは僕しかいないから、頼むって言ってた」
「うん」
庭で鳴く虫の声が大きい。
俺たちの会話の間に、それが割り込んでくる。
「花岡さんも一緒に来ないかって誘ったんだよ」
「断られたろ?」
「ああ、そういうことがあったんだな」
「それで、石神。お前、花岡さんとはどうなんだ?」
「ああ、それがさ」
俺は栞と男女の関係になったこと。
そして花岡家でのことなどを御堂に詳しく話してやった。
俺たちは2時を過ぎるまで話し込んだ。
酔い覚ましに庭に出ると、細い月が美しく輝いていた。
俺は御堂の部屋で話していた。
来たときとは別の広い座敷に案内される。
俺は驚いた、というか、困った。
カレーだった。
しかも、幾つもの大皿に、テンプラや唐揚げ、煮物の盛り合わせなどがある。
「自由競争」の配置だ。
「おい、これ、不味いって説明しただろう」
俺が御堂に言う。
「うん、聞いたけど、僕が実際に見てみたくてね」
珍しく、悪戯小僧のような笑みを浮かべる。
菊子さんと澪さんが作ったのだろうが、この量は大変だったろう。
しかし、それでも恐らく足りねぇ。
よそ様の家だが、俺は立ち上がって言わせてもらった。
「いいか、お前ら! この家は俺の一番の親友の家だ! 俺の顔に泥を塗るような真似は許さんぞ!」
「「「「はい!」」」」
「食事は節度をもっていただけ! 御堂のご家族の分まで喰うんじゃねぇぞ!」
「「「「はい!」」」」
「すいません、みなさん。一応言ってはみましたが、多分ダメです。ご自分の取り分は、どうかお早めに確保してください」
正利もニコニコしている。
徐々に吹いて来た戦場の風を感じているのだ。
正巳さんが引き継ぎ、簡単な挨拶をされた。
「それでは、遠くから来てくれた息子の親友とその子どもたちのみなさん。田舎料理で申し訳ないが、たくさん召し上がってください。それでは、いただきます」
「「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」」
澪さんが、俺にビールを注ぎに来た。
「澪さん、俺のことはいいですから、まず自分のおかずを確保してください」
「え?」
振り返ると、大皿の料理がみるみる減っている。
配置も悪い。
子どもたちが一番取りやすいように、大皿が置かれている。
柳と正利が唖然としている。
正巳さんと菊子さんは、嬉しそうに笑っていらっしゃる。
御堂は、ビールのコップを片手に大笑いしていた。
俺は身の置き所がねぇ。
「御堂家のみなさん、どうかお願いですから、早く大皿のおかずを取ってください!」
俺はそう言いながら、必死で正巳さん、菊子さんに料理を取り、澪さんの分も確保する。
その間に手を伸ばしてくるうちの子どもたちの頭をはたいていく。
全然ひるまねぇ。
なんとか柳と正利の分まで取ったところで、あれほどあった大皿の料理は消えていた。
御堂家のみなさんは、みんな笑っていた。
ありがてぇ。
一応、18合もご飯を炊いて下さったようだ。
普通はそれで十分だ。
多分残る。
御堂のご両親はそれほど食べないだろうし、御堂も澪さんも普通だろう。
残りで一人二合以上はある。
しかし、うちの子どもたちはダメだ。
大皿が消え、カレーに集中し出した子どもたちは
「美味しい、美味しい」
と言っている。
赤に近い黄色信号だ。
俺が澪さんに無理矢理言って、ごはんのお代わりを担当する。
ひっきりなしに皿を持ってくるうちの子ら。
たちまち二升の米は尽きようとし、澪さんが慌ててうどんを茹でに出て行った。
「澪さん、すいません!」
正巳さんは
「おお、もっと食べてくれ」
と要らぬ世話を言う。
うどんはすぐに運ばれ、新たに丼が渡された。
幸い、カレーは御堂の指示だったか、大なべで5杯もあったので、まだ残っている。
恐らく翌朝にも食べられるようにと思ってはいただろう。
「お前ら! いい加減に遠慮しろ!」
俺は何度も言ったが、
「はい」「おす」「うす」「へい」
といつものモードに入っていたので無駄だった。
最後のカレーうどんを子どもたちが食べている。
「みなさん、本当に申し訳ない!」
俺は畳に頭をすりつけて謝った。
正巳さんも菊子さんも楽しそうに「気にするな」というようなことを言って下さった。
澪さんは、とにかく大変だったようだけど、笑ってくれた。
柳は正利の肩をたたいて笑っている。
正利もニコニコとしてくれていた。
御堂は、腹を抱えて笑っていた。
許してもらえて良かった。
だけどなぁ、俺はちゃんと話しておいたはずだぞ。
子どもたちは風呂に案内され、座敷を出た。
澪さんが簡単なつまみをわざわざ作ってくれ、正巳さん、御堂、俺の三人は熱燗をいただく。
柳が残って、俺の隣でジュースを飲んでいた。
菊子さんは部屋に下がっている。
「澪さんも座って飲んで下さい。本当に申し訳ない!」
俺がそう言うと、御堂の隣に座った。
御堂が盃を澪さんに渡し、注いでやる。
「まったく、あれほどとは思わなかったな」
「だからダメだと言っておいただろう!」
「でも、本当に面白かった!」
「そうですよね」
柳が思い出してまた大笑いしていた。
「怪獣よね!」
「面目ない」
俺はまた頭を下げる。
「明日は庭でバーベキューを考えていたんだけど、食材はもっと必要だね」
御堂が澪さんに言う。
「だから、そういうのはダメなんだよ。膳になってりゃちょっと大食い程度だけど、自由になると怪獣なんだって」
「いや、石神。僕がやりたいんだ」
「だったら、澪さん。俺が明日一緒に買出しに行きますから」
澪さんは笑っている。
「だったら私も一緒に行く!」
柳が目を輝かせてそう言った。
「じゃあ、三人にお任せしようかな。石神の方が何を買ったら良いか分かるだろうから」
「ありがたい」
「でも、食費はダメだよ。招待したうちで全部任せてもらう」
「おい、それじゃ」
「石神さん、是非そうさせてください」
うーん、申し訳ないが、金の無い家でもないし。
まあ、買い物に行けば、無理矢理俺も出させてもらおう。
俺たちは遅くまで飲み、澪さんと柳は先に休んだ。
正巳さんもふらつきながら部屋に戻った。
「親父も大分楽しそうだったな」
「そうか」
「お前が来ると、いつも本当に嬉しそうだよ」
「それは、俺も嬉しいよ」
「山中のことは、本当に残念だった」
「そうだな。俺も残念だよ」
「石神が山中の子どもを引き取ると聞いて、僕は反対したよね」
「ああ」
「でも、こうやって見ると、良かったんだと思う」
「どうだか分からねぇけどな」
「花岡さんから電話があったんだ」
「?」
「お前が子どもたちを引き取るのを止めて欲しいって」
「そうだったのか」
「お前は普段でも忙しそうにしてるじゃないか」
「まあ、そうかな」
「お前のことを心配してたんだよ、花岡さんは」
「うん」
「僕が言うことなら聞いてくれるからって」
「うん」
「石神、お前分かってたのか知らないけど」
「なんだよ」
「花岡さんは、ずっと僕に嫉妬してたんだって」
「?」
「電話でそう言ってたよ。僕と石神の間に入れないんだって。だから学生時代からずっと嫉妬してたってさ」
「そうなのか」
「でも、お前を止めるのは僕しかいないから、頼むって言ってた」
「うん」
庭で鳴く虫の声が大きい。
俺たちの会話の間に、それが割り込んでくる。
「花岡さんも一緒に来ないかって誘ったんだよ」
「断られたろ?」
「ああ、そういうことがあったんだな」
「それで、石神。お前、花岡さんとはどうなんだ?」
「ああ、それがさ」
俺は栞と男女の関係になったこと。
そして花岡家でのことなどを御堂に詳しく話してやった。
俺たちは2時を過ぎるまで話し込んだ。
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