74 / 2,806
挿話 たてしな・ぶんがくちゃん
しおりを挟む
文学はいつも通り、愛車ダイムラー・ジャガーの後部シートに座り、病院へ出勤していた。
12月中旬の東京は寒さが強くなっている。
しかし、文学は家から病院までは車で移動し、そのまま駐車場からすぐに建物の中へ入る。
だからコートの必要を感じたことはないのだが、後部座席には、ブリオーニのダスターコートがきれいに折り畳まれ置かれている。
石神が、急な気温差は身体に悪いから、と俺に勧めてきたのだ。
実際に言われた通りにやってみると、確かにいい。
特にくるぶしまであるシルク混のキラキラ光るダスターコートを羽織って、颯爽と駐車場に向かう自分が好きだ。
「ほんの何十秒かのために、コートを着ているんですって!」
以前に、ある看護師がそう言っているのを偶然に聞いた。
文学はダスターコートを着るのが大好きだ。
(このバッグも石神に勧められて買ったものだな)
コートの脇には、エルメスのケリー・デペッシュが置いてある。
別に持ち歩くものなどほとんどないのだから、これまで文学は鞄というものを使わなかった。
しかし、文学が家にあった紙の手提げに書類を入れて歩いているのを石神が見て言った。
「ああ、なんですかそりゃ。スラム育ちのゴリラですか。あのね、院長、あなたはこの病院の顔なんですから。お顔はちょっとアニマル系ですけど。もっと持ち物や服に気を遣ってもらわなきゃ、困りますよ!」
そう説教された。
「スマン」
文学にそんなことが言ってくるのは、病院の中でも石神だけだった。
その日の午後、石神に連れられて、銀座のエルメス本店へ行った。
エルメスなど、名前は聞いていたが、もちろん一つも持っていない。
若い頃に女房が
「ああ、いつかエルメスが買えるようになってくださいね」
と言っていたことをふと思い出した。
当時は何のことかよく分からなかったが、もう買ってやれる人間になっているのではないか。
女房には、前にプラドだかなんだかのバッグを買ってやったことがある。
「あたしにはもったいないですよぉ」
しきりに遠慮する女房に、文学は無理矢理買って与えた。
あれな何の記念だったか。
化繊のバッグのくせに、ずい分と高かった記憶がある。
石神に連れられて来たエルメスは、入り口に警備員が立っている。
まったく、アメリカの真似か。
店内に入ると、すぐに男性店員が近づいてくる。
「これは石神様。今日はどのようなものが必要ですか?」
石神を知っているらしい。
「サック・ア・デペッシュかケリー・デペッシュのポロサスのものはありますか?」
「かしこまりました、それではご案内いたします」
丁寧な誘導でエレベーターに乗り、二人は別なフロアに移動する。
するとガラスケースの前に案内され、ワニ革の鞄を見せられた。
「こちらでございます。あいにく、サック・ア・デペッシュのポロサスはご用意できませんでした」
石神は鞄を手に取って、あちこちを確認している。
「腑も揃っているし、縫製も問題ありません」
何をどう見ていたのかはわからないが、ちゃんとした品らしい。
「そのようなことをおっしゃるのは、石神様だけですね」
店員が笑っている。
すると、文学に向き直って、店員が説明してくれた。
「以前に石神様は高名なバイヤーの方とよくいらっしゃって、当方の商品を詳細にご覧になられていたのです。エルメスは万が一にも間違いはないと自負しておりましたが、よくご指摘やお叱りをいただき、よく勉強させていただきました」
笑って話す店員だったが、文学には興味のない話だった。
「ああ、デュプイに勤める友人がいて、よく一緒に来たんです」
「そうか」
デュプイってなんだろう。
「院長は、このくらい持っていてもいいんですよ」
石神は俺にワニ革のバッグを手渡した。探したが、値札は付いていない。
目の前に大きな鏡がある。
バッグを提げた自分を見てみたが、何がどういいのか悪いのか、文学にはわからない。
「ね、いいでしょう?」
石神が言うので、
「そうだな」
と答えた。
「じゃあ、これを包んでください」
「かしこまりました。ご自身のご使用でよろしいですね」
「はい」
石神という男は、どこの店でも丁寧な態度でいる。
客だからと威張っている場面は、文学は一度も見たことがない。
居酒屋でも店員に丁寧に注文する。それにどこでもよくジョークを飛ばして店員を笑わせる男だった。
店を出る時には必ず「ごちそうさまでした」と言い、美味ければそれを伝え、まずければ感想は言わないか、何か指摘して出る。
文学は、石神のそういう態度が好きだ。
やけに時間がかかる。
文学はせっかちだった。
「お待たせしました。お会計はこちらになります」
ようやく終わったようだ。
文学は財布を取り出した。何かあっても対応できるように、常に50万円は入れている。
「…………」
文学は石神を見たが、ショーケースを周っていたあいつは、こちらを見て笑顔で手を振ってきた。
カードを取り出し、会計を済ませた。
店を出て、店員が見えなくなった帰りの車の中で、文学は石神の胸倉を掴んだ。
運転手が一瞬身体を硬直させるのが分かった。
「おい、石神! お前、なんだよあの金額は!」
「アハハハ、ちょっときつかったですか?」
石神は笑っていた。
「いらないなら、俺が買い取りますよ」
「ふざけんな」
文学は、女房に何と言おうかを考えていた。
とんでもない金額だった。鞄一つに一千万円以上を出す人間が世の中にいるのだ。
文学はその夜、石神に騙されてとんでもなく高い買い物をしたことを妻に話した。
「何も確認しないままだった俺が悪いのだ」
しかし、意外なことに何も言われなかった。
まあ、これまで文学がやることに意見してきたことも無いのだが、流石に、とは思っていた。
「お好きなようになさってください」
そう言われた。
「ステキな鞄ですね」
「ねぇ、院長の鞄、エルメスだよねぇ!」
「スゴイわぁ。あんなの使ってる人、見たことないよぉ!」
ある時、ナースたちの会話を偶然耳にした。
文学は、石神を誘って病院近くの「ざくろ」で好きなだけ飲み食いさせてやった。
文学が石神に連れられてエルメスに行った翌週。
文学は妻と一緒に訪れ、バーキンを買ってやった。
「私にこんな高いもの、いいんですか?」
「お前にはこれまでろくなものを買ってやったこともないからなぁ」
「ふふ、石神さんのお蔭ですね」
「あいつは関係ねぇ!」
「ありがとうございます」
深々と頭を下げる妻に、文学は言う。
「久しぶりに、寿司でも食って帰るか!」
「まあ、それは楽しみです」
「ああ、感謝なぞしてないが、石神の言うとおりにすると、ナースたちにも評判がいいんだよ」
「そうなんですか、よろしゅうございましたね」
「うん」
文学は楽しそうに自分が何と言われたのかを話してやった。
「おい、もうすぐ院長が通りかかるから、二人でこう言ってくれ」
「石神先生! 分かりましたぁ!」
12月中旬の東京は寒さが強くなっている。
しかし、文学は家から病院までは車で移動し、そのまま駐車場からすぐに建物の中へ入る。
だからコートの必要を感じたことはないのだが、後部座席には、ブリオーニのダスターコートがきれいに折り畳まれ置かれている。
石神が、急な気温差は身体に悪いから、と俺に勧めてきたのだ。
実際に言われた通りにやってみると、確かにいい。
特にくるぶしまであるシルク混のキラキラ光るダスターコートを羽織って、颯爽と駐車場に向かう自分が好きだ。
「ほんの何十秒かのために、コートを着ているんですって!」
以前に、ある看護師がそう言っているのを偶然に聞いた。
文学はダスターコートを着るのが大好きだ。
(このバッグも石神に勧められて買ったものだな)
コートの脇には、エルメスのケリー・デペッシュが置いてある。
別に持ち歩くものなどほとんどないのだから、これまで文学は鞄というものを使わなかった。
しかし、文学が家にあった紙の手提げに書類を入れて歩いているのを石神が見て言った。
「ああ、なんですかそりゃ。スラム育ちのゴリラですか。あのね、院長、あなたはこの病院の顔なんですから。お顔はちょっとアニマル系ですけど。もっと持ち物や服に気を遣ってもらわなきゃ、困りますよ!」
そう説教された。
「スマン」
文学にそんなことが言ってくるのは、病院の中でも石神だけだった。
その日の午後、石神に連れられて、銀座のエルメス本店へ行った。
エルメスなど、名前は聞いていたが、もちろん一つも持っていない。
若い頃に女房が
「ああ、いつかエルメスが買えるようになってくださいね」
と言っていたことをふと思い出した。
当時は何のことかよく分からなかったが、もう買ってやれる人間になっているのではないか。
女房には、前にプラドだかなんだかのバッグを買ってやったことがある。
「あたしにはもったいないですよぉ」
しきりに遠慮する女房に、文学は無理矢理買って与えた。
あれな何の記念だったか。
化繊のバッグのくせに、ずい分と高かった記憶がある。
石神に連れられて来たエルメスは、入り口に警備員が立っている。
まったく、アメリカの真似か。
店内に入ると、すぐに男性店員が近づいてくる。
「これは石神様。今日はどのようなものが必要ですか?」
石神を知っているらしい。
「サック・ア・デペッシュかケリー・デペッシュのポロサスのものはありますか?」
「かしこまりました、それではご案内いたします」
丁寧な誘導でエレベーターに乗り、二人は別なフロアに移動する。
するとガラスケースの前に案内され、ワニ革の鞄を見せられた。
「こちらでございます。あいにく、サック・ア・デペッシュのポロサスはご用意できませんでした」
石神は鞄を手に取って、あちこちを確認している。
「腑も揃っているし、縫製も問題ありません」
何をどう見ていたのかはわからないが、ちゃんとした品らしい。
「そのようなことをおっしゃるのは、石神様だけですね」
店員が笑っている。
すると、文学に向き直って、店員が説明してくれた。
「以前に石神様は高名なバイヤーの方とよくいらっしゃって、当方の商品を詳細にご覧になられていたのです。エルメスは万が一にも間違いはないと自負しておりましたが、よくご指摘やお叱りをいただき、よく勉強させていただきました」
笑って話す店員だったが、文学には興味のない話だった。
「ああ、デュプイに勤める友人がいて、よく一緒に来たんです」
「そうか」
デュプイってなんだろう。
「院長は、このくらい持っていてもいいんですよ」
石神は俺にワニ革のバッグを手渡した。探したが、値札は付いていない。
目の前に大きな鏡がある。
バッグを提げた自分を見てみたが、何がどういいのか悪いのか、文学にはわからない。
「ね、いいでしょう?」
石神が言うので、
「そうだな」
と答えた。
「じゃあ、これを包んでください」
「かしこまりました。ご自身のご使用でよろしいですね」
「はい」
石神という男は、どこの店でも丁寧な態度でいる。
客だからと威張っている場面は、文学は一度も見たことがない。
居酒屋でも店員に丁寧に注文する。それにどこでもよくジョークを飛ばして店員を笑わせる男だった。
店を出る時には必ず「ごちそうさまでした」と言い、美味ければそれを伝え、まずければ感想は言わないか、何か指摘して出る。
文学は、石神のそういう態度が好きだ。
やけに時間がかかる。
文学はせっかちだった。
「お待たせしました。お会計はこちらになります」
ようやく終わったようだ。
文学は財布を取り出した。何かあっても対応できるように、常に50万円は入れている。
「…………」
文学は石神を見たが、ショーケースを周っていたあいつは、こちらを見て笑顔で手を振ってきた。
カードを取り出し、会計を済ませた。
店を出て、店員が見えなくなった帰りの車の中で、文学は石神の胸倉を掴んだ。
運転手が一瞬身体を硬直させるのが分かった。
「おい、石神! お前、なんだよあの金額は!」
「アハハハ、ちょっときつかったですか?」
石神は笑っていた。
「いらないなら、俺が買い取りますよ」
「ふざけんな」
文学は、女房に何と言おうかを考えていた。
とんでもない金額だった。鞄一つに一千万円以上を出す人間が世の中にいるのだ。
文学はその夜、石神に騙されてとんでもなく高い買い物をしたことを妻に話した。
「何も確認しないままだった俺が悪いのだ」
しかし、意外なことに何も言われなかった。
まあ、これまで文学がやることに意見してきたことも無いのだが、流石に、とは思っていた。
「お好きなようになさってください」
そう言われた。
「ステキな鞄ですね」
「ねぇ、院長の鞄、エルメスだよねぇ!」
「スゴイわぁ。あんなの使ってる人、見たことないよぉ!」
ある時、ナースたちの会話を偶然耳にした。
文学は、石神を誘って病院近くの「ざくろ」で好きなだけ飲み食いさせてやった。
文学が石神に連れられてエルメスに行った翌週。
文学は妻と一緒に訪れ、バーキンを買ってやった。
「私にこんな高いもの、いいんですか?」
「お前にはこれまでろくなものを買ってやったこともないからなぁ」
「ふふ、石神さんのお蔭ですね」
「あいつは関係ねぇ!」
「ありがとうございます」
深々と頭を下げる妻に、文学は言う。
「久しぶりに、寿司でも食って帰るか!」
「まあ、それは楽しみです」
「ああ、感謝なぞしてないが、石神の言うとおりにすると、ナースたちにも評判がいいんだよ」
「そうなんですか、よろしゅうございましたね」
「うん」
文学は楽しそうに自分が何と言われたのかを話してやった。
「おい、もうすぐ院長が通りかかるから、二人でこう言ってくれ」
「石神先生! 分かりましたぁ!」
2
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる