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亜紀
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朝食を終え、俺は亜紀ちゃんとデパートへ向かうことにした。
とりあえず今日は下着などを買い足し、服などは後日落ち着いてからみんなで買い物に行くつもりだ。
家から近く、俺自身がよく利用する新宿の伊勢丹本店へ行く。
亜紀ちゃんと一緒に玄関を出て、ガレージへ向かう。
今日は久しぶりにフェラーリに乗りたい。赤のスパイダーだ。
亜紀ちゃんはまたハマーに乗るのかと緊張していたようだ。
いつの間にか皇紀まで一緒にいる。俺がエンジンを始動すると、皇紀が
「え、こっち!」
フェラーリに駆け寄り、大興奮する。
「お姉ちゃん、僕が一緒にいく!」
「駄目よ、今日は私が一緒に行く約束をしているんだから」
「でも、お姉ちゃんは、これに乗れるの?」
「え、ちょっと緊張する。石神さん、これってどうやって乗るんですか?」
「普通に乗れよ」
俺は笑った。
「大丈夫だよ。ドアを開けてシートに座ればいいんだよ。ほら」
おれは助手席のドアを開け、亜紀ちゃんを座らせた。
「低い! でも、椅子が身体にピッタリくる!」
「シートベルトをちゃんとかけてな」
俺はベルトを引き出して手伝ってやる。
8月で気温が高いから、エンジンはすぐに温まった。
「じゃあ、皇紀。みんなを頼むぞ」
俺は皇紀に声をかけた。
皇紀は何か言っていたが、でかいV8のエンジン音で聞こえない。
皇紀は後ろへ回ったり、横に来たりして、危なっかしい。
俺は手で、ここにいろ、という位置を示した。皇紀はおとなしくそこに立つ。
ガレージをゆっくりと出て、リングシャッターを降ろす。
皇紀へのサービスに、何度か空ぶかしをしてやる。
皇紀が飛び上がって喜んでいるのが見える。
まあ、近所迷惑なんだけどなぁ。
そのまま門を開いて道路に出た。
門は自動的に閉じるので、そのまま走らせる。
亜紀ちゃんはずっと緊張している。
こういう車が初めてだからだろうが、俺と二人きりということもあるのかもしれない。
俺は横目で亜紀ちゃんの様子を見た。
亜紀ちゃんは間違いなく美人の部類だ。
身長は170センチほどで、中学生では高身長と言えるだろう。
スリムな体型ではあるが、別にダイエットをしているようには見えない。
健康的なスタイルだ。
職業柄、また経験的に俺には分かるのだが、無理なダイエットはどこかしら病的な感じを抱かせる。
その「病的」な部分に反応する男がいるから、モテないわけでもない。
しかしながら、その病的に官能を抱く男は間違いなくろくなものではない。
困った問題だ。
亜紀ちゃんの目は切れ長で、端でわずかに下を向いている。
知的でありながら、愛嬌がうっすらと乗っている素敵な目だ。
鼻が高い。眉が濃く細い。
唇はルージュを塗らなくても紅く情熱的だ。
若干受け口なのもいい。顎は細い。
髪はセミロングでストレートだ。
手足は長く、運動をしているのだろうか、筋肉のつきもよい。
肌は抜けるように白い。
山中の奥さんは本当に美人だったが、亜紀ちゃんはその遺伝子を引き継ぎ、さらに進化したような美人と言える。
まあ、まだ子どもだから色気のたぐいはほとんどない。
もちろん俺も「美少女」としては認識していない。
だけど、間違いなく学校ではモテるだろうし、成長すれば面倒なことも多くなるだろう。
その辺も教育していく必要があるだろうな。
双子も美人になりそうな感じだが、まだまだ幼いので、その兆候が見えるに過ぎない。
皇紀は美少年と言えるだろうが、本人はその自覚はまったくない。
山中もまずくはない顔だったが、奥さんがとにかく美人だった。
みんなその遺伝子をふんだんに受け継いでいるのだろう。
亜紀ちゃんが生まれる時、山中が奥さんの遺伝子だけで生まれて欲しいと言っていたことを思い出す。
「子どもの頃、父に石神さんと結婚するって言ったんですよ」
「ああ、言ってたな」
「もう、結婚できなくなっちゃいましたね」
「アハハハハ!」
俺も覚えている。
「俺が亜紀ちゃんの誕生日に行った時だろ?」
「え! 覚えてるんですか!」
「まあな。あの後、一週間くらい山中が口きいてくれなかったからな」
「アハハハハハ!」
「山中は、とにかく亜紀ちゃんたちと奥さんが大好きだったからなぁ」
「そうですか」
「あいつと飲みに行くと、全部家族の話よ」
「へぇー」
「楽しそうに話すんだ」
「そうですか」
亜紀ちゃんは寂しそうに笑った。
それから車の中では、主に俺の生活が想像以上だったという感想を亜紀ちゃんは語り続けた。
その中で何度もまた俺に引き取ってもらった礼を言い、これから自分たちを宜しくお願いしますと言った。
10分ほどで伊勢丹に着いたが、駐車場では俺が連絡していたから、配車係が駐車位置を説明しに来た。
いつものエレベーターに最も近いVIP用の場所だ。
伊勢丹はそれまでのデパートの常識を覆した。
デパートというのは女性客を中心とするべき、という暗黙の了解があったのだ。
それは戦後に裕福になって「奥様」という働かない女性が量産されたためだ。
高度経済成長は、世界中の歴史で類例のないほどの猛スピードで日本社会を裕福にしていった。
今の人間は勘違いしていることも多いが、女性が働かないなんて時代は古今東西を通してまったくない。
もちろん、上流階級は別だ。
日本で言えば江戸時代の封建社会では旗本以上の階級で初めて、「奥様」という家の奥に座って何もしないでも良い、という女性がいた。
高度経済成長の日本では急速に豊かになったお蔭で、その「奥様」というものを多くの女性が実現できたのだ。
夫一人の稼ぎで十分に家族を養えるようになった。
だから欧米を真似してできたデパートでは、暇を持て余し裕福な奥様たちをターゲットにしてきたのだ。
しかし伊勢丹は「メンズ館」を作った。
要するに、裕福な男性をターゲットにした展開を打ち出したのだ。
これが大成功だった。
多くのデパートが頭打ちになってきた中で、伊勢丹は大きく業績を伸ばした。
俺もその「メンズ館」にあしげく通う人間だ。
バイヤーの優秀さもあり、店舗には一流の店が集まった。
ダンヒルなどは昔から日本人男性の憧れであったが、それに比しても今ひとつ名を知られない名店が次々と入り、俺がお気に入りのブリオーニなどもその一つだ。
俺の顔を知らないメンズ館のインポート・フロアや地下の靴・バッグのコーナーの人間はいないと言ってもいいだろう。
まあ、今日は子どもの下着だ。
本館へ向かう。
俺が選んでもなんなので、亜紀ちゃんに適当に選ばせ、俺は会計だけを引き受ける。
亜紀ちゃんは手際が良い。
頭がいいのと、決断が早いのだ。
ただ、皇紀のものは俺が選んでいく。
予想以上に早く買い物が終わり、俺は亜紀ちゃんを連れて別なフロアに向かった。
そこはレディースの高級店が並んでいる。
シャネルはちょっと早い。
俺はエスカーダに入り、亜紀ちゃんと一緒に見て回った。
亜紀ちゃんは大分緊張している。
値札などは隠れているのでわからないだろうが、さすがにこれまで着たことにない高級服だと感じているようだ。
「服のセンスというのは、とにかく「良い物」を見ることからなんだ」
ちょっと硬直している亜紀ちゃんに俺は説明した。
「贅沢はいかんが、センスは高めた方がいい。だから今日はここの中から買うぞ」
亜紀ちゃんは俺の顔を見て、勘弁してください、という表情を見せる。
俺は無視して、黒のパンツと厚手の黒地に銀の刺繍をほどこしたシャツを選ぶ。
「これを試着させてください」
店員に告げ、亜紀ちゃんは連れて行かれる。
その間に、俺は上に羽織るものを見繕っていた。
薄手の濃いこげ茶のブルゾンが良さそうだ。
これらを着て、キャップでも被れば、驚くほどカッコイイだろう。
試着室のカーテンが開き、亜紀ちゃんが真っ赤な顔で出て来た。
俺は選んでおいたブルゾンを羽織らせ、鏡を見るように言った。
亜紀ちゃんは一層硬直した。
これまで着たことがない服だっただろう。
「……ステキ……」
「よく似合ってるぞ」
「そうですか!」
本当にステキな美少女だった。
「じゃあ、これをサイズ合わせして下さい。ああ、まだ成長するかもしれないから、気持ち大きめにお願いします」
店員が待ち針を手に袖や裾を合わせていく。
俺はその間にカードで会計をする。
「じゃあ、今日の買い物はここまでにして、食事に行くか」
「え、でもみんなは」
「大丈夫だ。今朝用意して咲子さんに頼んである」
「そうですか」
俺は伊勢丹の上のレストラン街に向かった。
とりあえず今日は下着などを買い足し、服などは後日落ち着いてからみんなで買い物に行くつもりだ。
家から近く、俺自身がよく利用する新宿の伊勢丹本店へ行く。
亜紀ちゃんと一緒に玄関を出て、ガレージへ向かう。
今日は久しぶりにフェラーリに乗りたい。赤のスパイダーだ。
亜紀ちゃんはまたハマーに乗るのかと緊張していたようだ。
いつの間にか皇紀まで一緒にいる。俺がエンジンを始動すると、皇紀が
「え、こっち!」
フェラーリに駆け寄り、大興奮する。
「お姉ちゃん、僕が一緒にいく!」
「駄目よ、今日は私が一緒に行く約束をしているんだから」
「でも、お姉ちゃんは、これに乗れるの?」
「え、ちょっと緊張する。石神さん、これってどうやって乗るんですか?」
「普通に乗れよ」
俺は笑った。
「大丈夫だよ。ドアを開けてシートに座ればいいんだよ。ほら」
おれは助手席のドアを開け、亜紀ちゃんを座らせた。
「低い! でも、椅子が身体にピッタリくる!」
「シートベルトをちゃんとかけてな」
俺はベルトを引き出して手伝ってやる。
8月で気温が高いから、エンジンはすぐに温まった。
「じゃあ、皇紀。みんなを頼むぞ」
俺は皇紀に声をかけた。
皇紀は何か言っていたが、でかいV8のエンジン音で聞こえない。
皇紀は後ろへ回ったり、横に来たりして、危なっかしい。
俺は手で、ここにいろ、という位置を示した。皇紀はおとなしくそこに立つ。
ガレージをゆっくりと出て、リングシャッターを降ろす。
皇紀へのサービスに、何度か空ぶかしをしてやる。
皇紀が飛び上がって喜んでいるのが見える。
まあ、近所迷惑なんだけどなぁ。
そのまま門を開いて道路に出た。
門は自動的に閉じるので、そのまま走らせる。
亜紀ちゃんはずっと緊張している。
こういう車が初めてだからだろうが、俺と二人きりということもあるのかもしれない。
俺は横目で亜紀ちゃんの様子を見た。
亜紀ちゃんは間違いなく美人の部類だ。
身長は170センチほどで、中学生では高身長と言えるだろう。
スリムな体型ではあるが、別にダイエットをしているようには見えない。
健康的なスタイルだ。
職業柄、また経験的に俺には分かるのだが、無理なダイエットはどこかしら病的な感じを抱かせる。
その「病的」な部分に反応する男がいるから、モテないわけでもない。
しかしながら、その病的に官能を抱く男は間違いなくろくなものではない。
困った問題だ。
亜紀ちゃんの目は切れ長で、端でわずかに下を向いている。
知的でありながら、愛嬌がうっすらと乗っている素敵な目だ。
鼻が高い。眉が濃く細い。
唇はルージュを塗らなくても紅く情熱的だ。
若干受け口なのもいい。顎は細い。
髪はセミロングでストレートだ。
手足は長く、運動をしているのだろうか、筋肉のつきもよい。
肌は抜けるように白い。
山中の奥さんは本当に美人だったが、亜紀ちゃんはその遺伝子を引き継ぎ、さらに進化したような美人と言える。
まあ、まだ子どもだから色気のたぐいはほとんどない。
もちろん俺も「美少女」としては認識していない。
だけど、間違いなく学校ではモテるだろうし、成長すれば面倒なことも多くなるだろう。
その辺も教育していく必要があるだろうな。
双子も美人になりそうな感じだが、まだまだ幼いので、その兆候が見えるに過ぎない。
皇紀は美少年と言えるだろうが、本人はその自覚はまったくない。
山中もまずくはない顔だったが、奥さんがとにかく美人だった。
みんなその遺伝子をふんだんに受け継いでいるのだろう。
亜紀ちゃんが生まれる時、山中が奥さんの遺伝子だけで生まれて欲しいと言っていたことを思い出す。
「子どもの頃、父に石神さんと結婚するって言ったんですよ」
「ああ、言ってたな」
「もう、結婚できなくなっちゃいましたね」
「アハハハハ!」
俺も覚えている。
「俺が亜紀ちゃんの誕生日に行った時だろ?」
「え! 覚えてるんですか!」
「まあな。あの後、一週間くらい山中が口きいてくれなかったからな」
「アハハハハハ!」
「山中は、とにかく亜紀ちゃんたちと奥さんが大好きだったからなぁ」
「そうですか」
「あいつと飲みに行くと、全部家族の話よ」
「へぇー」
「楽しそうに話すんだ」
「そうですか」
亜紀ちゃんは寂しそうに笑った。
それから車の中では、主に俺の生活が想像以上だったという感想を亜紀ちゃんは語り続けた。
その中で何度もまた俺に引き取ってもらった礼を言い、これから自分たちを宜しくお願いしますと言った。
10分ほどで伊勢丹に着いたが、駐車場では俺が連絡していたから、配車係が駐車位置を説明しに来た。
いつものエレベーターに最も近いVIP用の場所だ。
伊勢丹はそれまでのデパートの常識を覆した。
デパートというのは女性客を中心とするべき、という暗黙の了解があったのだ。
それは戦後に裕福になって「奥様」という働かない女性が量産されたためだ。
高度経済成長は、世界中の歴史で類例のないほどの猛スピードで日本社会を裕福にしていった。
今の人間は勘違いしていることも多いが、女性が働かないなんて時代は古今東西を通してまったくない。
もちろん、上流階級は別だ。
日本で言えば江戸時代の封建社会では旗本以上の階級で初めて、「奥様」という家の奥に座って何もしないでも良い、という女性がいた。
高度経済成長の日本では急速に豊かになったお蔭で、その「奥様」というものを多くの女性が実現できたのだ。
夫一人の稼ぎで十分に家族を養えるようになった。
だから欧米を真似してできたデパートでは、暇を持て余し裕福な奥様たちをターゲットにしてきたのだ。
しかし伊勢丹は「メンズ館」を作った。
要するに、裕福な男性をターゲットにした展開を打ち出したのだ。
これが大成功だった。
多くのデパートが頭打ちになってきた中で、伊勢丹は大きく業績を伸ばした。
俺もその「メンズ館」にあしげく通う人間だ。
バイヤーの優秀さもあり、店舗には一流の店が集まった。
ダンヒルなどは昔から日本人男性の憧れであったが、それに比しても今ひとつ名を知られない名店が次々と入り、俺がお気に入りのブリオーニなどもその一つだ。
俺の顔を知らないメンズ館のインポート・フロアや地下の靴・バッグのコーナーの人間はいないと言ってもいいだろう。
まあ、今日は子どもの下着だ。
本館へ向かう。
俺が選んでもなんなので、亜紀ちゃんに適当に選ばせ、俺は会計だけを引き受ける。
亜紀ちゃんは手際が良い。
頭がいいのと、決断が早いのだ。
ただ、皇紀のものは俺が選んでいく。
予想以上に早く買い物が終わり、俺は亜紀ちゃんを連れて別なフロアに向かった。
そこはレディースの高級店が並んでいる。
シャネルはちょっと早い。
俺はエスカーダに入り、亜紀ちゃんと一緒に見て回った。
亜紀ちゃんは大分緊張している。
値札などは隠れているのでわからないだろうが、さすがにこれまで着たことにない高級服だと感じているようだ。
「服のセンスというのは、とにかく「良い物」を見ることからなんだ」
ちょっと硬直している亜紀ちゃんに俺は説明した。
「贅沢はいかんが、センスは高めた方がいい。だから今日はここの中から買うぞ」
亜紀ちゃんは俺の顔を見て、勘弁してください、という表情を見せる。
俺は無視して、黒のパンツと厚手の黒地に銀の刺繍をほどこしたシャツを選ぶ。
「これを試着させてください」
店員に告げ、亜紀ちゃんは連れて行かれる。
その間に、俺は上に羽織るものを見繕っていた。
薄手の濃いこげ茶のブルゾンが良さそうだ。
これらを着て、キャップでも被れば、驚くほどカッコイイだろう。
試着室のカーテンが開き、亜紀ちゃんが真っ赤な顔で出て来た。
俺は選んでおいたブルゾンを羽織らせ、鏡を見るように言った。
亜紀ちゃんは一層硬直した。
これまで着たことがない服だっただろう。
「……ステキ……」
「よく似合ってるぞ」
「そうですか!」
本当にステキな美少女だった。
「じゃあ、これをサイズ合わせして下さい。ああ、まだ成長するかもしれないから、気持ち大きめにお願いします」
店員が待ち針を手に袖や裾を合わせていく。
俺はその間にカードで会計をする。
「じゃあ、今日の買い物はここまでにして、食事に行くか」
「え、でもみんなは」
「大丈夫だ。今朝用意して咲子さんに頼んである」
「そうですか」
俺は伊勢丹の上のレストラン街に向かった。
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