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儺楼湖の里にたどり着いた二人は、寺に逃げ込み、かくまってもらった。
寺では、孤児や家のないものを助けていた。
その生活を支えるのは、そこの里の民たち。
皆が助け合って生きている、いい里だった。
紗和も半助もすぐに里になじむことができ、半助は、半井と名乗りはじめた。
半井は、はじめ掃除などの手伝いをしていたが、やたら子どもになつかれる。
それを見た和尚が、寺子屋の先生を勧めてきた。
半井も子どもが好きだったし、紗和は自分には頓着がなく、だらしのないところがある半助に教師など務まるかと少し心配だったが、子どものためにはよく働いた。
意外にも半助にとって教師は、天職のようだった。
だがそれからも、半井は決して忍びの修行だけは怠らなかった。
もしかしたら、いつかこういうときがくると、わかっていたのかもしれない。
やがて……、
二人に、里の追っ手がかかった。
抜け忍は、里にとって大罪だ。
これまで里を抜けた者はみな、さらし首になっている。
追っ手は、麻呂だった。
半助とは同じ師の元で学んだ仲間であった。
一度、麻呂と半助は斬り合った。
麻呂は、ほかに方法もあったのに、真正面から半助に挑んできたのだ。
麻呂も、かつての仲間をその手にはかけたくなかかったのかもしれない。
勝負は、なかなかつかなかった。
そしてついに、半助が麻呂を打ち負かした。
けれど、半助に幼馴染の首が斬れるはずもなかった。
半助は麻呂を逃し、麻呂もまた里へは戻らずに、半助に忍びに戻れとしきりに説得を続けた。
それから、五年経ち、紗和は鬼憑病を患った。
たった五年。されど五年。
半助と共に過ごせた日々は、とても豊かで、楽しかった。
そして、半助は、寺に残った孤児たちを養うために、忍びに戻った。
「苦労ばかりさせている――ごめんね、半助」
紗和は、静かに、目を閉じた。
5
「お兄ちゃん。ねえ、お兄ちゃん!」
務に呼ばれて、令ははっとした。
「早く食べないと冷めちゃうよ」
「ああ、そうだな。ごめん」
食事をしているところだった。
今日は、ゴボウのきんぴら。
前に、半井がきんぴらにゴマをかけてくれてから、きんぴらにゴマをかけるのは務の役目になった。
「美味しいね」
務は明るく笑いかけてきた。
その笑顔が、今の令には救いだった。
自分が、弟を支えていかなければと思っていたのに、今では逆に弟に支えられている。
ほどなくして、戦が始まった。
沼無国の大群が、出羽図城を完全に包囲するのに、そう時間はかからなかった。
出羽図国王は、今も籠城を続けている。
あれから、半井からも麻呂からも、音沙汰はない。
だが、事が動き始めるときというのは、一気に来るものだ。
「ごちそうさまでした」
令が、夕飯の片づけに立ち上がると、
「令」
と、ずっと聞きたかったその声が、入口からした。
急いで振り返ると、半井がそこに立っていた。
令は、思わず食器を手からこぼした。
それが割れる寸前、半井は素早く手を伸ばして受け止めた。
どうやら、元気なようだ。
「先生、良かった。助かったんですね!」
半井は微笑んで言った。
「ああ、おかげ様でな。おまえにも苦労をかけた」
その半井の首筋には、茶色い痣がある。
「先生、その痣はどうしたんですか?」
「これは――、気にするな。前の傷跡だ」
「そうですか」
「それより、また居候させてもらっていいか。行くところがないんだ」
「当たり前です。どうぞ、入ってください」
半井が戻って、務も大喜びだった。
だが、令はなぜか不安を覚えるのだった。
それは、半井が、前にも増して眠り続けていたからかもしれない。
三日――。
半井は、用を足すとき以外は、ずっと眠っていた。
夜、抜け出すこともなかった。
そうして、三日後の夜、今度は麻呂が尋ねてきた。
務が眠って、令が灯りを消そうとしたときだった。
「おい、半助はいるか」
麻呂はずかずかと令の家に上がり込み、半井が寝ているのを見つけると、乱暴に蹴飛ばして起こした。
「痛い」
半井が不機嫌そうに麻呂を見ると、麻呂はそのほおっぺたを思いきり平手打ちにした。
「いつまで寝てんだ。戦はもう始まってるんだぞ。いままでどこに隠れてた」
「戦など、知ったことか。俺の仕事はもう終わった」
「勝手に終わらせるな!」
「終わったんだよ! 紗和はもういないし、戦は兵がするだろ。俺はもう、関わりたくない」
「この、腑抜け野郎が。火付けの大役が待ってるんだ。城に忍びこんで火を付けてまわるのは忍びの仕事だろうが」
その言葉は、聞き捨てならなかった。
「待ってください。火をつけるって、城にですか!?」
「そうだ。女子どももいるが仕方ない。国王が放さないんだ」
「そんな――。やめてください! 中にはまだ、ぼくの友だちもいるんです」
そうだ。出羽図城には、真名がいるのだ。
「やめるわけにはいかない。俺が決めることじゃない」
「どうして、どうしてそんなことばかりするんですか!? やられたからやりかえしてって。そんなの、悲しいことが繰り返されるだけじゃないですか! 大人はどうしていつも、ぼくたち子どもから夢を奪うんですか。未来を、奪うんですか!?」
「そんなこと、俺に言われてもな……」
わかっている、そんなこと。でも、令は言わずにはいられなかった。
「真名は、大人のせいで宝探師になる夢を奪われて、でも、前向きに、新しい夢を見つけたんです。あいつは、努力家だから、きっと人一倍努力して、きっと夢をかなえるはずだった。国一の料理人になるはずだった。でも、命を奪われてしまったら、その夢は永遠に叶わない。そうだとしたら、真名が今までずっと我慢して、頑張ってきたことってなんなんですか!? もう、これ以上、ぼくたちから希望を奪わないで――戦を、止めてください……」
真名に、言わなきゃいけないことがある。
すがるように言う令に、意外な言葉を放ったのは、半井だった。
「無理だよ」
ともしびに移る半井の眼は、もうあきらめきっていた。
「一度始まった戦はそう簡単に終わらない。失ったものも戻ってこない。私たちは、流れに身を任せるしかないんだ。自分の思い通りになんて、何一つ、なりはしない」
そんなこと、半井の口からは聞きたくなかった。
令は唇を噛み、きっと半井を見つめた。
「先生。半井先生は、先生でしょ!? だったら。先生だけは、ぼくたちに希望を残してくださいよ。先生が諦めたら、道を照らすことをやめてしまったら、ぼくたちはどこへ行ったらいいんですか――」
その言葉に、半井は頬を打たれたような顔で令のことを見た。
その瞳に、ともしびが映っていた。
「時間がない。俺はいくぞ。丑三つ時に、火をつける。心が決まったら、来い」
麻呂はそれだけ言うと、令の家から出て行った。
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寺では、孤児や家のないものを助けていた。
その生活を支えるのは、そこの里の民たち。
皆が助け合って生きている、いい里だった。
紗和も半助もすぐに里になじむことができ、半助は、半井と名乗りはじめた。
半井は、はじめ掃除などの手伝いをしていたが、やたら子どもになつかれる。
それを見た和尚が、寺子屋の先生を勧めてきた。
半井も子どもが好きだったし、紗和は自分には頓着がなく、だらしのないところがある半助に教師など務まるかと少し心配だったが、子どものためにはよく働いた。
意外にも半助にとって教師は、天職のようだった。
だがそれからも、半井は決して忍びの修行だけは怠らなかった。
もしかしたら、いつかこういうときがくると、わかっていたのかもしれない。
やがて……、
二人に、里の追っ手がかかった。
抜け忍は、里にとって大罪だ。
これまで里を抜けた者はみな、さらし首になっている。
追っ手は、麻呂だった。
半助とは同じ師の元で学んだ仲間であった。
一度、麻呂と半助は斬り合った。
麻呂は、ほかに方法もあったのに、真正面から半助に挑んできたのだ。
麻呂も、かつての仲間をその手にはかけたくなかかったのかもしれない。
勝負は、なかなかつかなかった。
そしてついに、半助が麻呂を打ち負かした。
けれど、半助に幼馴染の首が斬れるはずもなかった。
半助は麻呂を逃し、麻呂もまた里へは戻らずに、半助に忍びに戻れとしきりに説得を続けた。
それから、五年経ち、紗和は鬼憑病を患った。
たった五年。されど五年。
半助と共に過ごせた日々は、とても豊かで、楽しかった。
そして、半助は、寺に残った孤児たちを養うために、忍びに戻った。
「苦労ばかりさせている――ごめんね、半助」
紗和は、静かに、目を閉じた。
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「お兄ちゃん。ねえ、お兄ちゃん!」
務に呼ばれて、令ははっとした。
「早く食べないと冷めちゃうよ」
「ああ、そうだな。ごめん」
食事をしているところだった。
今日は、ゴボウのきんぴら。
前に、半井がきんぴらにゴマをかけてくれてから、きんぴらにゴマをかけるのは務の役目になった。
「美味しいね」
務は明るく笑いかけてきた。
その笑顔が、今の令には救いだった。
自分が、弟を支えていかなければと思っていたのに、今では逆に弟に支えられている。
ほどなくして、戦が始まった。
沼無国の大群が、出羽図城を完全に包囲するのに、そう時間はかからなかった。
出羽図国王は、今も籠城を続けている。
あれから、半井からも麻呂からも、音沙汰はない。
だが、事が動き始めるときというのは、一気に来るものだ。
「ごちそうさまでした」
令が、夕飯の片づけに立ち上がると、
「令」
と、ずっと聞きたかったその声が、入口からした。
急いで振り返ると、半井がそこに立っていた。
令は、思わず食器を手からこぼした。
それが割れる寸前、半井は素早く手を伸ばして受け止めた。
どうやら、元気なようだ。
「先生、良かった。助かったんですね!」
半井は微笑んで言った。
「ああ、おかげ様でな。おまえにも苦労をかけた」
その半井の首筋には、茶色い痣がある。
「先生、その痣はどうしたんですか?」
「これは――、気にするな。前の傷跡だ」
「そうですか」
「それより、また居候させてもらっていいか。行くところがないんだ」
「当たり前です。どうぞ、入ってください」
半井が戻って、務も大喜びだった。
だが、令はなぜか不安を覚えるのだった。
それは、半井が、前にも増して眠り続けていたからかもしれない。
三日――。
半井は、用を足すとき以外は、ずっと眠っていた。
夜、抜け出すこともなかった。
そうして、三日後の夜、今度は麻呂が尋ねてきた。
務が眠って、令が灯りを消そうとしたときだった。
「おい、半助はいるか」
麻呂はずかずかと令の家に上がり込み、半井が寝ているのを見つけると、乱暴に蹴飛ばして起こした。
「痛い」
半井が不機嫌そうに麻呂を見ると、麻呂はそのほおっぺたを思いきり平手打ちにした。
「いつまで寝てんだ。戦はもう始まってるんだぞ。いままでどこに隠れてた」
「戦など、知ったことか。俺の仕事はもう終わった」
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その言葉は、聞き捨てならなかった。
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「無理だよ」
ともしびに移る半井の眼は、もうあきらめきっていた。
「一度始まった戦はそう簡単に終わらない。失ったものも戻ってこない。私たちは、流れに身を任せるしかないんだ。自分の思い通りになんて、何一つ、なりはしない」
そんなこと、半井の口からは聞きたくなかった。
令は唇を噛み、きっと半井を見つめた。
「先生。半井先生は、先生でしょ!? だったら。先生だけは、ぼくたちに希望を残してくださいよ。先生が諦めたら、道を照らすことをやめてしまったら、ぼくたちはどこへ行ったらいいんですか――」
その言葉に、半井は頬を打たれたような顔で令のことを見た。
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