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第四章
1
半井がこれほどまでにだらしのないひとだとは思わなかった。
令は散らかった部屋を見て、あきれてため息をついた。
当の半井はまだ呑気に寝ている。
あれから、半井は令の家に居ついた。
仕事は、と尋ねると、常勤ではないので指令を待てばよいという。
それにしても半井は何もしない。
人のことを呑気だというが、令からしたらどちらが呑気だと言ってやりたい。
なにしろ、半井は日の半分以上寝て過ごす。
夕方ようやく起きだしてきたかと思うと、令の作ったごはんを食べて、湯あみをして、また寝る。
そして、脱いだものは脱ぎっぱなし、食べたものは食べっぱなし、本を読めば出しっぱなし、燈台の明かりさえ消さない。
よくこれで寺子屋の教師を勤めていたものだと思う。
そういえば、あのころも半井はよく和尚に怒られていた。
この生活態度では、怒られて当然だ。
お嫁さんも大変だったろうな。
と、考え、令はふと半井の嫁はどうなったのか、聞いてみたくなった。
けれど、半井はその話を一切しない。きっと、触れてはいけないことなのだと、令も子どもながらに思っていた。
「お兄ちゃん。お芋掘ってきたよ」
務が、芋を手に嬉しそうに家に戻ってきた。
近所の子と一緒に、芋掘りに出かけていたのだ。
「おお、すごい大きい芋だな」
「うん。お妙さんに油ももらったの。細かく刻んで揚げるとおいしいんだって」
「それは贅沢だな。じゃあ、今日の夕飯はそれにしようか」
「わーい」
務は跳んで喜ぶ。
務は、半井が来てからというもの、見違えて明るくなった。
半井は、何もしない。しないが、居てくれるだけで令もなぜか安心するのだった。
「それじゃあ、油鍋を出さないとな」
令は、棚の引き出しを開けて、あることに気がついた。
そこにしまっておいたはずの薬草がなくなってるのだ。
「あれ」
「どうしたの、おにいちゃん?」
「いや――、なんでもない」
もしかしたら、誰かに盗まれたのかもしれない。
薬草は高く売れるらしい。
だが、そのことでせっかく平穏になりかけているこの生活を壊したくはなかった。
務に、余計な心配をさせたくない。
令は、鍋を取り、引き出しを戻した。
2
芋があがってくると、甘い良いにおいがしてきた。
「おお、今日は揚げ芋か」
ようやく起きてきた半井が、背を伸ばしながら言った。
務は喜んで、半井にまとわりついた。
「先生、あそぼう」
「おお、いいぞ。何して遊ぶか」
務が笑うと、家の中が明るくなる。
それも、半井がいてくれるおかげだ。
「悪いな、何もしなくて」
半井は、夕食時、一応そう言う。
「別にいいですけど。なんで、しないんですか?」
令は、少し意地悪をしてみたくなってそう聞いた。
「ん~、眠くてたまらんのだよ。悪いとは思ってるんだ、ほんと」
「だったら食べたものくらいは下げてくださいね。洗い物はぼくがしますから」
「そうだよな。いや、今日は私が洗おう。言われないと気づかなくてな、すまん」
「いいですよ。務と湯あみでもしててください」
「そうか? じゃあ、そうさせてもらおうか」
普通、もう少し食い下がらないだろうか?
まあ、そんなのんびりしたところが、半井のいいところなのかもしれないが。
そう思えば思うほど、儺楼湖で会った半井は別人のように思える。
「先生――」
「ん?」
聞いてよいことだろうか。聞かなくてもいいことだ。
でも、気になる。
と、そのときだった。
「伏せろ!」
急に顔色を変えた半井が、令の頭を抑えつけた。
その頭上すれすれに、何かがかすめていき、スタッと、壁に刺さった。
矢文であった。
半井は舌打ちをしながらそれを取った。
「大丈夫か。ったく、危ない」
「なんですか、それ」
「言ったろ。指令がくると」
「今のが、ですか」
「ああ。別におまえの命を狙ったわけじゃないから心配するな」
「はい……」
そうは言われても、もし一人だったら今の矢に頭を撃ち抜かれていただろう。
まるで矢が飛んでくることなどわからなかった。
だのにどうして半井にはわかったのだろうか。
半井は……
「先生は、何者なんですか?」
険しい顔で手紙を読んでいた半井は顔を上げ、苦笑いを浮かべた。
「それは、私が聞きたいよ」
それより、
と、半井は令の頭を撫でた。
「すまん。仕事だ。明日の朝、出立するよ」
「仕事――なら、仕方ないですね」
寂しい。
やっぱり、半井がいなくなると思うと、心細かった。
半井は、寝床においてあった袋を持ってきて、令に渡した。
「当面、これで生活しろ。おまえは務の側にいてやれ」
令がその中をのぞくと、なんと金が袋いっぱいに入っている。
「先生、こんな大金もらえませんよ!」
「なに、世話になった礼だ」
「でも、」
「気にするな。もとはと言えば、おまえのお金だ」
「え、ぼくの? どういうことですか」
「薬草を売っておいた」
「薬草――あれ、無くなってたの、先生の仕業だったんですか!?」
「ああ。闇市でな。すまん、言うのを忘れていた」
「いえ。だって、あの薬草はぼくのものじゃありませんよ。あれをもって帰ることができたのは、麻呂さんと半井先生のおかげですから」
「やはり、麻呂だったか」
「え?」
「いや。あの男は、あまり信用するな」
「でも、あの人がぼくに夜なら儺楼湖で薬草が採れると教えてくれたんですよ」
「そのことがどれほど危険かということは教えなかっただろう」
「え、あ、はい。そういえば」
結果、助かったが、運が悪ければ人喰魚のえさになってたところだったのだ。
「あの夜、私も湖に行ったのだ。ほかの護衛官は酔いつぶれて眠りこけていた。おまえに危険があったら助けようと思っていた」
全然知らなかった。
薬草を売っていたことも。
それで、令は半井が昼間眠い理由を知った。
夜中起きていれば、昼間眠いに決まっている。
半井は、令の知らないところで色々動いてくれていたのだ。
「この金は、おまえが稼いだものだよ」
令はそれを受け取った。袋は、ズシリと、見た目よりもずっと重い。
「ありがとうございます。でも、これは務に預けます」
「務に? だが務はまだ」
「務だって男の子です。きっと一人で待ってられる」
「待ってられるとは、もう仕事を見つけたのか?」
半井は全然わかっていない。
「はい。ぼくも一緒に、先生と行かせてください」
「いや、それは、困る」
半井にそう言われたが、令の決心は固かった。
「ぼく、先生みたいにこの国の人のために働きたいんです。杖なら多少使えますし。逆に、それ以外何ができるのかわかない」
真名は、この国一の料理人になりたいと言った。
令にはまだ、宝探師以外の夢が見つからない。
「この国の人のため……。だが、今度の仕事はやさしくないんだ」
優しい仕事なんてあるわけがない。
「今後のは、湖賊を殲滅する仕事だ」
それを聞いても、令はたじろがなかった。
「行きます。湖賊は、病が治る薬草を独り占めにしている。ぼくはそれが許せません」
「おまえには、そう映るのだな」
半井は、なぜか悲しそうに言った。
「おまえが頑固なのは知っている。一緒に来い。来て、おまえが見たものを信じろ」
令は、この言葉の意味がよくわからなかった。
だがとにかく、一緒に行ってもいいということだ。
「ありがとうございます!」
「それじゃ、明日の出発に向けて早く寝よう」
半井は、優しく微笑んで言った。
****************
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半井がこれほどまでにだらしのないひとだとは思わなかった。
令は散らかった部屋を見て、あきれてため息をついた。
当の半井はまだ呑気に寝ている。
あれから、半井は令の家に居ついた。
仕事は、と尋ねると、常勤ではないので指令を待てばよいという。
それにしても半井は何もしない。
人のことを呑気だというが、令からしたらどちらが呑気だと言ってやりたい。
なにしろ、半井は日の半分以上寝て過ごす。
夕方ようやく起きだしてきたかと思うと、令の作ったごはんを食べて、湯あみをして、また寝る。
そして、脱いだものは脱ぎっぱなし、食べたものは食べっぱなし、本を読めば出しっぱなし、燈台の明かりさえ消さない。
よくこれで寺子屋の教師を勤めていたものだと思う。
そういえば、あのころも半井はよく和尚に怒られていた。
この生活態度では、怒られて当然だ。
お嫁さんも大変だったろうな。
と、考え、令はふと半井の嫁はどうなったのか、聞いてみたくなった。
けれど、半井はその話を一切しない。きっと、触れてはいけないことなのだと、令も子どもながらに思っていた。
「お兄ちゃん。お芋掘ってきたよ」
務が、芋を手に嬉しそうに家に戻ってきた。
近所の子と一緒に、芋掘りに出かけていたのだ。
「おお、すごい大きい芋だな」
「うん。お妙さんに油ももらったの。細かく刻んで揚げるとおいしいんだって」
「それは贅沢だな。じゃあ、今日の夕飯はそれにしようか」
「わーい」
務は跳んで喜ぶ。
務は、半井が来てからというもの、見違えて明るくなった。
半井は、何もしない。しないが、居てくれるだけで令もなぜか安心するのだった。
「それじゃあ、油鍋を出さないとな」
令は、棚の引き出しを開けて、あることに気がついた。
そこにしまっておいたはずの薬草がなくなってるのだ。
「あれ」
「どうしたの、おにいちゃん?」
「いや――、なんでもない」
もしかしたら、誰かに盗まれたのかもしれない。
薬草は高く売れるらしい。
だが、そのことでせっかく平穏になりかけているこの生活を壊したくはなかった。
務に、余計な心配をさせたくない。
令は、鍋を取り、引き出しを戻した。
2
芋があがってくると、甘い良いにおいがしてきた。
「おお、今日は揚げ芋か」
ようやく起きてきた半井が、背を伸ばしながら言った。
務は喜んで、半井にまとわりついた。
「先生、あそぼう」
「おお、いいぞ。何して遊ぶか」
務が笑うと、家の中が明るくなる。
それも、半井がいてくれるおかげだ。
「悪いな、何もしなくて」
半井は、夕食時、一応そう言う。
「別にいいですけど。なんで、しないんですか?」
令は、少し意地悪をしてみたくなってそう聞いた。
「ん~、眠くてたまらんのだよ。悪いとは思ってるんだ、ほんと」
「だったら食べたものくらいは下げてくださいね。洗い物はぼくがしますから」
「そうだよな。いや、今日は私が洗おう。言われないと気づかなくてな、すまん」
「いいですよ。務と湯あみでもしててください」
「そうか? じゃあ、そうさせてもらおうか」
普通、もう少し食い下がらないだろうか?
まあ、そんなのんびりしたところが、半井のいいところなのかもしれないが。
そう思えば思うほど、儺楼湖で会った半井は別人のように思える。
「先生――」
「ん?」
聞いてよいことだろうか。聞かなくてもいいことだ。
でも、気になる。
と、そのときだった。
「伏せろ!」
急に顔色を変えた半井が、令の頭を抑えつけた。
その頭上すれすれに、何かがかすめていき、スタッと、壁に刺さった。
矢文であった。
半井は舌打ちをしながらそれを取った。
「大丈夫か。ったく、危ない」
「なんですか、それ」
「言ったろ。指令がくると」
「今のが、ですか」
「ああ。別におまえの命を狙ったわけじゃないから心配するな」
「はい……」
そうは言われても、もし一人だったら今の矢に頭を撃ち抜かれていただろう。
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だのにどうして半井にはわかったのだろうか。
半井は……
「先生は、何者なんですか?」
険しい顔で手紙を読んでいた半井は顔を上げ、苦笑いを浮かべた。
「それは、私が聞きたいよ」
それより、
と、半井は令の頭を撫でた。
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「仕事――なら、仕方ないですね」
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「でも、」
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令はそれを受け取った。袋は、ズシリと、見た目よりもずっと重い。
「ありがとうございます。でも、これは務に預けます」
「務に? だが務はまだ」
「務だって男の子です。きっと一人で待ってられる」
「待ってられるとは、もう仕事を見つけたのか?」
半井は全然わかっていない。
「はい。ぼくも一緒に、先生と行かせてください」
「いや、それは、困る」
半井にそう言われたが、令の決心は固かった。
「ぼく、先生みたいにこの国の人のために働きたいんです。杖なら多少使えますし。逆に、それ以外何ができるのかわかない」
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「今後のは、湖賊を殲滅する仕事だ」
それを聞いても、令はたじろがなかった。
「行きます。湖賊は、病が治る薬草を独り占めにしている。ぼくはそれが許せません」
「おまえには、そう映るのだな」
半井は、なぜか悲しそうに言った。
「おまえが頑固なのは知っている。一緒に来い。来て、おまえが見たものを信じろ」
令は、この言葉の意味がよくわからなかった。
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