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10■眩い太陽☆焼けつく素肌と人魚の誘惑 SIDE:歩(了)
22.謎の名サーファー
しおりを挟むノンと珠希は朝食が終わった後、二人で楽しそうにどこかへ行った。
「なぁ、午後まで何しよっか? 」
「ん? んー。歩の好きなことでいいよ」
空也はなんだか気のない返事を返した。
「疲れてるなら一人で探検してくるよ」
オレは空也が無理をしないようにと思って、慌てて一人で海の方に駆け出した。
海の方を見ると、誰かがすごく器用にでかい波をキャッチしてチューブライディングしていた。
かっこいい!!
誰だ? あれ。ここは私有地だって言ってたし、珠希だとしてもノンが見当たらない。
オレはしばしそのサーファーに見とれていた。
少しすると、そのサーファーがだんだんと砂浜に戻ってきて、その姿が明確に見えてきた。
黒髪はすっかり濡れて、切れ長の目でオレに気付いて視線を送った。
「あ、歩くん」
にっこりと笑ったそのサーファーは、意外な人物だった。
「春日さん!? 」
「到着するのが遅くなっちゃってね、今朝着いたんだけど、どうしても波に乗りたくて」
そっか、毎年空也と珠希と、春日さんも一緒に旅行してたんだった。
春日さんの視線が、すっと空也を探したのに気付いた。
「空也ならまだコテージだよ。なんか疲れてたみたい」
「そうなんだ。バカンスにうかれてやりまくっちゃった? 青姦なんかもいいよね」
「違うって! 」
もう、この人は。黙ってれば優等生風な好青年なのに、にっこり笑ってものすごいことを言うんだから。
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