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54.強くなるために
しおりを挟むシューちゃんのしくしくが落ち着いた頃、僕はマキちゃんにひょいっと回収され膝上に戻された。
顔を上げた時には、シューちゃんがきれいな笑顔を完璧に戻していたものだからびっくりした。まるでさっきまでの泣き顔が嘘だったみたいだ。シューちゃんは切り替えが早いのね。
シューちゃんはぽんと手を叩くと、ぱちくりする僕に優しく話しかけてきた。
「ではヒナタ様、改めてお話を再開しましょうか。ヒナタ様の身体と、予言の子の力について」
シューちゃんのセリフを耳にして思わず背筋がピンッと伸びる。
僕の身体と、傷を治せるっていうすてきな力。それについてはちょうどとっても気になっていたから、僕は表情を輝かせてシューちゃんの言葉の続きを待った。
わくわくと身体を揺らす僕を微笑ましそうに見つめたシューちゃんは、何やら懐から小瓶を取り出しながら語り始めた。
「まず例の聖水に関してですが……これは一時的に本来の力を覚醒する為の薬であって、完全に力を覚醒させるものではないのです」
そう言って、シューちゃんは取り出した小瓶をテーブルに置いた。
中身は薄ピンク色の液体。やけに見覚えがあると思ったら、そうだ、これはあの時飲んだ聖水だ。
おっきくなれるやつ!と警戒することなくその小瓶に手を伸ばしたけれど、それより先にマキちゃんが小瓶を奪い取ってしまった。
「マキちゃん。マキちゃんも飲みたいの?それねぇ、ごくごくしたら、おっきくなれるのよ」
マキちゃんが何かに強く興味を示すなんて珍しい。
そんなにおっきくなりたかったのかしら、と不思議に思いながら説明してあげた。
僕も聖水ごくごくしたいけれど……でも、マキちゃんも飲みたいっていうならいいのよ。僕は飲まなくてもいいの。マキちゃんにどうぞするのよ。
ふんすと息巻きながら「どーぞ」と言う僕を適当に撫でながら、マキちゃんは小瓶の蓋を開けて中身を鋭く睨みつける。
目を凝らしたり、匂いを嗅いでみたり。一通り全体を確認すると、そのまま蓋を閉めて小瓶をテーブルに戻してしまった。あらま、マキちゃんたらやっぱり聖水飲まないのかしら。
「……確かに、毒の類ではないらしいな」
「ようやく信用してもらえたようで安堵しました。どうやら聖水に対して疑心を抱いていたようでしたので、一応用意しておいて正解だったようですね」
「信用はしていない。ただヒナタが口に含むものは全て警戒しているだけだ」
「おや、これは失礼」と弧を描く口元を手で隠すシューちゃんと、あからさまに嫌悪感を隠さずシューちゃんを睨むマキちゃんを交互に見つめて眉尻を下げる。
二人とも、一体どうしたのかしら。気のせいじゃなければ、二人はあまりなかよしには見えないような気がする。これはこの前も思ったことだけれど。
しょんぼりと肩を落とす僕を、マキちゃんがまたもや適当によしよしと撫でる。
むんとする僕を置いてけぼりに、シューちゃんの話が淡々と進み始めた。どうやら話を聞かせる対象を僕からマキちゃんに移したらしい。
僕だってきちんとお話理解できるのに、シューちゃんたらひどい子ねぇ。
「ヒナタ様の身体は、例えるなら力の溜まった器に蓋がされている状態でした。それ故に、まずはその蓋を外す必要があったのです」
「……ではなぜ未だにヒナタの身体は不安定なんだ。聖水によって力が解放されたのなら、身体も『奇跡の力』も本来の真価を発揮出来るようになるはずだろう」
むずかしい言葉ばかりで大変だけれど、僕はしっかりもののお兄さんなので聞くことだけはできる。
むんっと真面目な顔をして二人のお話をふむふむ聞く体勢をつくると、マキちゃんがまた頭をよしよしと撫でてくれた。でもお話の内容はさっぱり意味がわからないのよ。ぐぬぅ。
「蓋が外れたとて、そう簡単に力を扱えるようになるわけではありませんから。何事も初めてのことは訓練あるのみです」
両手をもみもみしながら語るシューちゃんの笑顔は、なんだか少し貼り付けた仮面のようにも見えて不安が募った。
なにかしら。シューちゃんたら、まるであれみたいよ。テレビで見た詐欺師ってやつみたい。でも優しいシューちゃんがわるい人なわけがないから、きっとその印象も僕の勘違いね。
そうは思うものの、見上げた先にあるマキちゃんの顔も『詐欺師をみる目』そのものだから不安になってしまう。
だめよマキちゃん、シューちゃんにそんなひどい目を向けちゃ。詐欺師さんどころか、まるで目の前を何度も横切るハエさんを見る時のおめめみたい。
マキちゃんにメッをしようとしたけれど、それより先にシューちゃんがシュパパッとした切り替えを見せて語った。
「というわけでヒナタ様。これからは定期的に神殿へ通っていただけると嬉しいです」
僕の「むん?」という反応と、マキちゃんの「あ?」というちょっぴり怖いお返事が重なった。
シューちゃんは困惑する僕とお怒りマキちゃんを前にしても、きれいな笑顔を決して崩す気配がない。それどころか更に仮面みたいに笑顔を深くすると、弾んだ声で言葉を続けた。
「私は予言の番人、言わばヒナタ様の守護者です。ヒナタ様が安心してお力を使えるよう、神殿所属の者として修練の補助をするのは当然のことかと」
ふむふむ、なるほど。よくわからないけれど、シューちゃんは僕の修行のお手伝いをしてくれるみたい。やさしいのね。
修行のお手伝いってことは、僕を強くしてくれるのかしら。聖水の件はだまされたと思いこんじゃったけれど、やっぱりシューちゃんは嘘を言ったわけじゃなかったみたいね。
強くなれるならとってもうれしい。わくわくよ、とルンルン気分な僕を、どうしてかマキちゃんは複雑な表情で見下ろした。
どうしたのかしら。マキちゃんは僕が強くなるの、あんまりうれしくないのかしら。
「マキちゃん、どうしたの。どして、むってしてるの」
ムッと眉を顰めているマキちゃんに尋ねる。するとマキちゃんは、険しい顔をたちまちへにゃりと崩して僕をぎゅっと抱きしめた。
いつものクールで厳格っぽくない、なんだか弱々しい空気を纏っているマキちゃんに更に困惑する。
「……ヒナタは嫌じゃないのか。俺は、ヒナタと過ごす時間が少しでも減るのは……嫌だ」
思わず頬を紅潮させ「まきちゃ……!」と声を上げる。びっくりなのよ。こんなマキちゃん、とっても珍しくて僕ったらどきどき。
弱々しく語るマキちゃんを見上げ、僕は背伸びをしてマキちゃんをぎゅっと抱き締め返した。
マキちゃんたら、なんてかわいそうなの。マキちゃんがしくしくするのは、とっても悲しいのよ。
「まきちゃ、まきちゃん!僕も、マキちゃんと離ればなれはいやなのよ。ずっとマキちゃんといっしょがいいの。しくしくさせちゃってごめんねぇ」
マキちゃんに寂しい想いをさせるなんて、僕ったらひどいのよ。反省しなきゃなの。
しょんぼりと俯くマキちゃんをぎゅっとしつつ、頭だけ動かして振り返る。シューちゃんを見据えて、僕はへにゃりと眉尻を下げながらお願いした。
「シューちゃん、ごめんねぇ。神殿に通うのは、むずかしそうなのよ。強くなるより、マキちゃんといっしょにいるほうが、だいじなの」
そう言うと、シューちゃんは微かに目を見開いた。
気のせいと言われたらすぐに納得してしまうくらい、ほんの少しの変化だったけれど。それでも、シューちゃんが仕方なさそうに微笑んだのは確かに見えた。
「……そうですか。それは、ヒナタ様らしい理由ですね」
心なしか、シューちゃんの声がちょっぴり沈んでいるような気がした。
けれどそれは失望とか、そういう類のしょんぼりじゃなくて、なんだか寂しそうな感じのする声だった。だから僕はそわそわしてしまって、俯くシューちゃんをあたふたと見つめた。
シューちゃん、大丈夫かな。僕ったら、なにか無意識にひどいことを言っちゃったのかも。
よくわからないけれど、とにかく謝った方がいいかしら。そう思い口を開きかけた瞬間、ふと俯いていたシューちゃんがシュパッと勢いよく顔を上げた。
その顔に貼り付けられていたのは、予想に反してとっても良い笑顔だった。
「では、私が騎士団基地へ通います!」
「──……あ?」
ぽかんと口も目も見開くのと、マキちゃんがお怒りの滲む声を上げたのはほぼ同時だった。
「許可するはずないが」と低く語るマキちゃんを華麗にスルーしつつ、シューちゃんが満面の笑顔でキラキラッと言葉を続ける。
「考えてみれば、この世で最も高貴な身であるヒナタ様にわざわざご足労をかけるのは非常に無礼なことでしたね。当然、私がこの足で毎日欠かさずヒナタ様のもとへ伺わなければ」
「おい」
「そうと決まれば早速神殿へ戻り、大神官殿に報告して参ります。修行は本日からということで、この後基地にお邪魔いたしますね」
「おい、待て」
「というわけで私はこれで。早朝から慌ただしくしてしまい申し訳ございません。では」
マキちゃんが怒りマークを増やしながら制止の声を上げ続けるけれど、シューちゃんにはそれが聞こえていないみたい。
聞き取れないくらいの早口で何やら言いきったかと思うと、そのまま優雅に部屋を出ていってしまった。またねも言えずにバイバイしちゃったので、ちょっぴりしょんぼり。
なんだか最後ら辺、嵐みたいだったなぁなんて思いながらぱちくり瞬く。
シーンと静寂が流れる部屋の中で、僕は思い出せる限りのシューちゃんのセリフを思い出して、頭の中でぐるぐると整理した。
えぇっと、つまり、シューちゃんはこれから僕と同じで騎士団の基地に通うことになるから……
「まっ!みんないっしょね。マキちゃんも、お兄さんも、シューちゃんも。だいすきなひと、いっぱいねぇ」
そう、つまりはこれから『だいすき』に囲まれる生活が始まるってこと。
だいすきがいっぱい。これってつまり、しあわせってことね。僕はルンルンと嬉しくなって、身体をぽよぽよ揺らしながらマキちゃんを見上げた。
「マキちゃん、マキちゃん。うれしいねぇ。しあわせねぇ」
「……はぁ」
足をぷらんぷらんと揺らす僕を呆れたように見下ろしたマキちゃんは、やがて仕方なさそうに微笑んで僕をぎゅうっと抱き締め直した。
「……ヒナタが幸せなら、仕方ないな」
どうしてマキちゃんがちょっぴり呆れているのか、ポンコツヒナタな僕には理解が難しかったけれど。
それでも、浮かんだ微笑がとっても優しかったものだから。僕もきょとんと瞬くのをやめて、まぁいっかと笑った。
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