獣人だらけの世界に若返り転移してしまった件

上総啓

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49.予言の真実

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おじいさまに連れられてやってきたのは、マキちゃん家のお庭に並ぶほど綺麗な庭園。
そこをてくてく進むと、木々を越えた先にガラスで覆われたドーム状の温室が現れた。中は花のいい香りがいっぱいで、思わずくんくん鼻を動かしながら進んだ。
そうして辿り着いた最奥には、丸いガーデンテーブルと椅子が二つ。おじいさまに優しく促されて、僕はちょこんと椅子に座った。


「おじいさま。足はだいじょぶですか?」


テーブルに置かれた甘そうなお菓子たちを眺めつつ、ちらりと向かいに腰掛けるおじいさまを見上げて尋ねる。
するとおじいさまは、どこから現れた使用人さんに杖を預けながらふわりと微笑んだ。


「ヒナタ君は本当に優しいなぁ。なに、こうして杖をつけば歩けるのだ、心配することはない。如何せん足が壊れたのは急なことで、初めは苦労したものだが……案外早くに順応するものだ」


膝を手のひらで擦りながらゆっくりとそう語るおじいさま。瞳には凪いだような、どこか諦観を含んだような色が滲んでいて、僕はなんだかそわそわと落ち着かなくなる。
そわそわしながら紅茶を一口がぶっと飲み込んだ僕を見て、おじいさまは申し訳なさそうに語った。


「……やはり公爵も同席させるべきだったなぁ、申し訳ないことをした」

「む?こうしゃく?」

「マキシ……いや、マキちゃんと言った方が伝わるか?出来れば彼も同席させてやりたかったのだが、どうも急な呼び出しを食らったようだったからな。しかし……引き留めるべきだった」


こうしゃくって、マキちゃんのことか。理解してふむふむと頷き、すぐにぷいぷいっと首を横に振った。
おじいさまが謝ることは何もない。そもそも、戻りなさいって最後にマキちゃんの背を押したのは僕なのだから。

ここに来る前にお仕事の呼び出しを受けたようで、僕を王宮に残してすたこらさっさと消えてしまったマキちゃん。
僕と別れる前に『緊急の呼び出しでもない。すぐに断るから待っていろ』と僕に言ってくれたけれど、僕はそれをしっかりと断った。お仕事なら、僕のことは気にせずに行ってあげてって。
寂しがり屋な気持ちを堪えてそうしたのは、しっかりものとしての信念も理由だったけれど、一番はそれとは別。

僕は緊張する身体からふっと力を抜いて、甘いお菓子たちからそろりと視線を外し、膝を撫でながらゆったりと腰掛けるおじいさまを見上げた。


「あのね、おじいさま。僕、とっても気になることがあるの。だから、マキちゃんともしっかりばいばいして、ここに来た。きた……の、です」


慣れない敬語を慌てて付け足しつつ語る。
おじいさまは不思議そうに瞬きながら話の続きを促した。僕はそれにこくりと頷いて、そっと立てた人差し指をおじいさまの足に向けた。


「おじいさまの足、とっても嫌な感じ。もやもやって、やなかんじがするの」


静かな空間の中、すらすらと語る。その瞬間、静寂の空気がぴしゃりと凍り付いた。


「──嫌な感じ、だと?」


警戒するような色を滲ませた瞳を大きく丸めるおじいさま。とはいっても、その警戒の先に僕はいない。僕じゃなくって、ここじゃないどこかに向けているような、曖昧な感じだ。
おじいさまがぽつりと呟いた瞬間、少し遠くに控える使用人さんや騎士さんたちの空気もピリッと張り詰めた。
僕はその空気の変化を機敏に察して、ぴくっと身体を震わせる。みんなが怖い空気を纏っているのが不安で、ぷるぷると本能的に全身を震わせ始めた。

それをいち早く察したらしいおじいさまが、あわあわと慌てた様子を見せながら僕を安心させるみたいに穏やかな口調で語る。


「あぁっ、申し訳ない。怯えないでくれ、ヒナタ君に怒ったわけではない」

「う、うん、わかってるの。ぴりってしたから、びっくりしちゃっただけ、です」


びくびくしながら頷き、緊張や不安を紛らわせるためにマドレーヌをひとつ口の中に放り込む。
むしゃむしゃ食べてごっくんすると、おじいさまはそんな僕の様子をじっと眺めてから問いかけた。


「ヒナタ君。今の言葉の意味を、少し深く尋ねてみても構わないかね?」


さっきまでのピリついた空気が和らぎ、おじいさまの声にも優しい色が籠る。
それを察して落ち着いた僕は、こくりと頷いてもう一度おじいさまの足をじっと見つめた。


「うぅん……やっぱり、やなかんじ。膝のところに、嫌なもやもや。もやもや、心臓までのびてるの。ぐるぐるって、まきついてる。とっても痛そう、です」


おじいさまの膝にさした指を、ゆっくりと心臓のところまで持ち上げていく。
確かにこの目に映る“もや”を辿るように。マキちゃんと一緒にあの広い空間へ入ったときから見えていた、おじいさまの足を覆い隠す黒いモヤを、僕はじっと見つめた。

拙い喋り方でなんとか説明し終えた途端、おじいさまはハッと目を見開いて硬直した。
同時に、周囲に控える使用人さんたちや騎士さんたちの空気もまた切り替わる。さっきと同じ、ちょっぴりピリッとした空気に。
その辺かを察して再びぷるぷるし始めると、おじいさまはそれを察した様子で穏やかに笑った。まるで僕の不安を宥めるかのように。


「教えてくれてありがとう、ヒナタ君。そなたのお陰で、見落としかけていた事実に気付くことが出来た」

「う……?そ、そか。よかった、です?」


よかった、と言っていいのだろうか。話の内容がよくわからないから、いいのかわるいのかよくわからない。
でも、おじいさまが何だか清々したような顔で笑っているから、たぶんいいことなのだろうと判断して頷いた。

控える騎士さんのうち一人をちょいちょいと手招いて、何やらヒソヒソ話をし始めるおじいさま。
この空気はあれね、大人の話ってやつね。しっかりものさんの僕はそれを察して、いい子で待っていようとお菓子をもぐもぐ食べ始めた。


「むぐ、もぐ。むぅ、お城のお菓子も、とってもおいしいねぇ」


マキちゃん家のシェフさんが作るお菓子と並ぶ美味しさかも。
なんて思いながらむしゃむしゃ食べていると、やがておじいさまから離れた騎士さんがそそくさと温室を出ていった。
お話が終わる気配を察して、今食べていたクッキーを慌ててむしゃむしゃと飲み込む。ごっくんと飲み込むと、ちょうどおじいさまが声をかけてきた。


「前置きが長引いてしまってすまないね。そろそろ、ヒナタ君の話をしようか」

「む?僕の、おはなし?」


僕のお話ってなんだろう。たくさんお菓子を食べて乾いた喉を紅茶で潤しつつ、きょとんと首を傾げる。
おじいさまがチラリと視線を移すと、その先に立っていた使用人さんがふと何かを持って近付いてきた。その何かをおじいさまに手渡すと、使用人さんはすぐにまた下がってしまう。
何を受け取ったのかしら。ぱちくり瞬く僕の目の前に、おじいさまは手渡された本のような何かをそっと置いた。


「これ、なぁに?ですか」


ぴょこっと本を指さして尋ねる。おじいさまはにこりと微笑みながら答えた。


「予言の子に関する文献だ。神殿の書庫に保管されているものでな、普段はそなたの番人……シュミット聖騎士隊長がこの文献を守っている」


しゅみっと、シューちゃんのことだ。しっかり思い出してこくりと頷く。
シューちゃんが大切に守っているものなら、きっとこの文献とやらはとっても大事なものなのだろう。シューちゃんだけじゃなく、この国にとって。
それを察して緊張しつつ、僕はおじいさまの顔を伺いながらそっと文献に手を伸ばした。


『“予言のヒトの子は甘美な香りを纏う”
 “至上の美しさは一目で、愛らしさは一声で”
 “予言の子が羽化する時、民衆はその真価を目の当たりにするだろう”』


表紙をぺらりと捲ってすぐ、見開きにドンと書かれた文章を読んでぱちくりと瞬く。
これは、一体どういうことだろう。大きくなってもポンコツヒナタのポンコツっぷりは変わらないらしく、たった三行のその文章の意味を理解することができない。
困惑する僕の様子を察したのか、おじいさまは小さく微笑みながら文章について説明してくれた。


「これは獣人であれば皆が知る、再来の予言の最も有名な内容の一部だ。初めに書かれているこの予言は、ヒナタ君のことを表している」

「……ぼくの、こと?」


きょとん。ぱちくり瞬きながらもう一度予言とやらの内容を読む。
甘い匂い、うつくしさ、あいらしさ。なんだか難しい言葉でまとめられた文章を何度か読み返すけれど、やっぱりその意味はよく分からない。
書かれていることをそのまま解釈するなら、僕の身体からお菓子みたいな甘いがするってことだろうか。首を傾げながら尋ねてみる。


「僕、甘い匂いがするの?」

「……ふむ、やはりヒナタ君自身には自覚が無いようだな。謁見の間で顔を合わせるより前、扉越しでも香っていたぞ。そなたに纏わりつく甘い香りが」


なぬっと驚いて、反射的に腕を鼻に当ててくんくんと嗅いでみた。けれど、やっぱり甘い匂いとやらは何もしない。僕には感じられないって、本当みたいね。
どんな匂いなのかすごく気になるから、僕にだけ分からないのは少し悲しい。しょんぼりしながらも顔を上げて、匂いの他に気になったことを聞いてみる。


「この、羽化っていうのは、なんですか。真価、っていうのは?」


三行の文章の中で一番難しいもの、この一番後ろに書かれた予言について。
“予言の子が羽化する時、民衆はその真価を目の当たりにするだろう”という文章、これは一体どういうことなのだろうか。
尋ねると、おじいさまはふむと頷いて姿勢を正した。どうやら僕が今聞いたこの文章こそ、おじいさまが語ろうとした話の本題らしい。


「私が獣人国の王として、予言の子であるヒナタ君に話さなければならないのは正にその予言に関してだ。そなたが持つ奇跡の力、その真価について」


語りながら、おじいさまは温室に残る僕たち以外の全ての獣人さんたちを下がらせた。その後に、文献を最後のページまで捲る。
そこに描かれていたのは、何やら嫌な感じのする黒々とした怖そうな絵、そして短い文章だった。


「この最後の絵と予言は代々王族にのみ伝わっているもので、他の者には一切知られていない。獣人の神テルースが、いつか降臨する予言の子に伝えるようにと王家に神託を与えたのだ」

「それって、マキちゃんもお兄さんも、シューちゃんも知らない?」

「あぁ。この予言について知る者は、王である私と、直系の血を引く王太子のヴィトのみだ」


無意識に背筋が伸びる。家族であるマキちゃんやお兄さん、予言の子について一番よく知るシューちゃんですら知らない内容って、どんなものなのだろう。
僕に理解できるかな……とそわそわする僕に、おじいさまは文献の絵を指さしながら静かに語った。


「“獣人の誕生、そして二度目の天魔戦争が巻き起こるだろう”」


天魔戦争?
なんだか物騒な感じのする言葉を聞いてへにゃりと眉尻を下げる。テーブルに置いた手がぷるぷる震え始めると、おじいさまはその手に優しく手を重ねて撫でてくれた。
その温もりにほっとしつつ、落ち着いた頭でぽつりと尋ねる。


「てんま、せんそう?って、なぁに」

「かつて地上にヒト族が暮らしていた時代、天族と魔族との間に巻き起こった戦争のことだ。天魔戦争は激化し、やがて争いの地を天界から地上にまで伸ばした」

「それって……人間は、どうなったの。地上には、人間が暮らしていたんでしょ?」


なんとなく結末を悟りながらも、恐る恐る問いかける。おじいさまの瞳に映る僕の顔は、とっても情けない表情をしていた。
僕の震える声を察しているのだろう、おじいさまは目を少し伏せながら答えた。


「ヒト族は……天魔戦争の余波を受け、抗う間もなく絶滅した」


その答えは分かっていたから、あまり混乱はしなかった。
ヒト族がずっと昔に絶滅してしまったことは、マキちゃんやお兄さんの話を聞いて知ってはいたから。でも、まさかただ絶滅したわけじゃなくて、抗いようがない戦争に巻き込まれたのが理由だなんて。
僕は別の世界で平和に生きるヒト族の一人だから、この世界で絶滅したヒト族とは関係がないけれど。それでも、なんの抵抗もできず絶滅してしまったなんて、とてもかわいそうだと思った。


「しかし元よりヒト族は、天族が愛し子として創り上げた種族だった。故に天族は戦争後、ヒト族の絶滅をひどく憂いた。獣人は、ヒト族の存在を後世に語り継がせる為、天族が後に生み出した種族なのだ」

「獣人さんたちが、みんな知ってる神話の天使?って……」

「うむ。獣人がヒト族を忘れぬよう、崇めるよう、天族が獣人に広めたのが正にその神話だ。ヒト族の尊さを知らしめるため、天族は獣人に、ヒト族を神話の天使として語り継がせた」


そう言っておじいさまが指さした箇所には、涙を流す翼を生やしたひとたちの絵が描かれていた。たぶん、この泣いているひとたちが天族なのだろう。
しくしくしている姿は、いつもなら見るだけで悲しくなる。でも、僕はちょっぴり嫌な気持ちになった。わるい子かもしれないけれど、僕は泣いている天族さんたちに同情できない。

だって、このひとたちが戦争をしたせいでヒト族は消えてしまったのに。
それだけじゃなく、その後に自分たちの都合で獣人さんたちを生み出して、戦争の尻ぬぐいのようなことをさせるなんて。


「……ひどい。やなかんじ」


ヒト族が絶滅した理由と、獣人が誕生した理由。その全てを聞いて、僕はきゅっと拳を握りしめた。
予言について、少しは理解できた。もやもやするこの気持ちも、今は押し殺しておこう。
その上で気になること。それじゃあ、僕が再来するヒト族としてここに呼ばれた理由は、一体なんなのだろう。


「僕は、どうしてここにきたの」


文献に黒々と描かれた、苦しそうに倒れ伏せるヒト族の絵を撫でながら尋ねる。
僕が呼ばれた理由はなんなのか。予言の子の役割は一体なんなのか。尋ねると、おじいさまは眉尻を下げながら答えた。


「なぜヒナタ君が選ばれたのかは、それは天族の心情故、察することは出来ない。だが、予言の子に課された使命は一つ。文献の最後に記されている、先程語ったこの予言だ」


描かれた絵の上に記された一文、さっきおじいさまが読んだ文章だ。
“獣人の誕生、そして二度目の天魔戦争が巻き起こるだろう”、その予言の文章を読んで、のろまな頭でも少しは意味を理解した。


「二度目の天魔戦争、即ち獣人の滅亡。それを阻止する鍵が、予言の子であるヒナタ君なのだ」

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