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45.本当の姿(アルベルト視点)
しおりを挟む「あークソッ!やっちまった……!」
「このアホ虎。ヒナタは本来青年とはいえ、身体は幼子なのだぞ。容赦なく責めやがって鬼畜が」
「容赦なく責めやがった鬼畜はテメェだろ!この変態騎士団長さんよォ!」
ベッドにぐったりと伏せるヒナタを左右から囲いつつ、情けなくもアホ狼と反省会を開く。
俺がヒナタの上半身、アホ狼が下半身を清めながら互いに罵詈雑言を放った。誰が見てもコイツの方が暴走していただろうに、当人はこうして俺に責任を擦り付けようとしてやがるのだ。
正直、俺としては尻の方にまで手を出すつもりはなかった。精々軽い愛撫だけで済ませてヒナタの意識を飛ばせれば、それで良いと思っていた。
そんな俺の計画を台無しにしたのはコイツだ。全部コイツが悪いのだ。
ヒナタはきっと、というか絶対に、性的なことに関する知識が微塵もない。ただ裸になって肌を撫でられるだけでも未知の感覚だったはず。
だからこそ、あまり行き過ぎた行為はしないようにと己を律していたのだ。俺は別に暴走しちゃいねぇ、この寡黙ぶったムッツリ狼が全部悪い。
「俺は胸弄るだけで終わろうとしてたんだ!下の方に触れたら絶対暴走するって自覚があったからだ!テメェはその危機管理もなくヒナタの尻に触れやがった!そりゃ暴走もするだろうよ!」
「黙れ。俺は別に暴走したわけではない。こうなるのも計画の内だ。というか、貴様こそノリノリだったろうが。普通に俺のフォローをしていたくせに」
「してねぇし!別にヒナタの喘ぐ姿をもっと見たかったとか思ってねぇし!ただあの状況だと先に進む方がヒナタの為になると思っただけだ!」
そう、俺は決してヒナタを虐めたかったとか、あの未知の快感に困惑するエロい顔がもっと見たかったとか、そんなことは一度も思っちゃいねぇ。
全てはヒナタの為に。あの時はもうあのまま進めた方がいいと思ったから、コイツの暴走も仕方なく止めないことしたのだ。ただそれだけだ。
とにかく、一先ず落ち着かねぇと。
「はぁーっ」と長い溜め息を吐いてしばらく沈黙し、やがてヒナタの身体を拭きながら、視線を移すことなく問いを零した。
「……なぁ。今更だがお前はいいのか?ヒナタに手出すヤツが自分だけじゃなくてよ」
再び沈黙が流れる。やがて俯きがちにヒナタの足を清めていたアホ狼が低く答えた。
「良いわけがあるか。心底不快だ。ヒナタの熱を冷ましている時も、いつお前を殺すべきかとずっと考えていた」
だよな、と呆れ顔を浮かべる。ヒナタは身体の熱をどうにかすることで手一杯だったから、気付いちゃいなかっただろうが。俺はヒシヒシと感じていた、コイツの重苦しいまでの殺意を。
俺がヒナタに触れる度、ヒナタの喘ぎを引き出す度、その殺意は限界のギリギリまで膨らんだ。その度にわざとらしく収めて……正直、吐き気がするほど鬱陶しかった。
ただでさえ、コイツは“狼”なのだ。惚れた番をただ一人、一途に囲って愛する孤高の獣人。
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一体コイツは何を考えているのか、まったく想像がつかないからこそ警戒心が湧く。
「お前、何企んでんだよ。なんで俺を追い出さなかった」
上半身を清め終え、もごもごと寝言を呟くヒナタの涎を拭きながら尋ねる。
するとアホ狼は、何故か苛立ちにも似た激情を堪えるような、複雑な表情を浮かべながら答えた。
「……何故?貴様、気付いていないのか。どう見ても、ヒナタは貴様のことをッ──!」
僅かに目を瞠りつつ硬直する。
この不愛想でムカつくほど無感情な男が、まさか声を荒げるとは思わなかったからだ。
ヒナタは俺のことを、一体何だというのか。黙って続きを待つ俺を見据え、ヤツは青い瞳を揺らしながら俯いた。つい数秒前に見せた一瞬の荒れた姿は、もう面影すら見えない。
俺は何か、重要なことを見過ごしているのか?嫌な鼓動が鳴る中、ふと目の前で項垂れるアホ狼が小さく呟きを零した。
「俺が先に見つけていれば、先に家族だと言っていれば……」
悔しい。最後にぽつりと紡がれた一言を聞いて目を見開いた。
悔しい、だなんて。天下の騎士団長サマが何を言っているのか。それを言ってしまうのなら、俺だって悔しい、コイツのことを羨ましいと思っている。
ヒナタに家族だからと誰よりも懐かれていて、邸に連れ込んでも文句一つ言われねぇ。それどころか、ヒナタはコイツの家を自分の“帰る場所”だと認識している。
ヒナタを唯一無二の番として切望している者として、これ以上に羨ましいものがあるのか。
ぐっと黙り込む俺を見据えて何を思ったのか、苛立ちを滲ませた青い瞳が拗ねたように逸らされた。
「……いや、貴様には話してやらない。ムカつく。そのまま一生察するなアホ虎」
「あ“ぁ!?急に何だよ!つーかなんで拗ねてんだ!」
「拗ねてない。黙れ。ヒナタの睡眠を邪魔するな」
黒い尻尾が苛立ったようにバシンッと地面に叩き付けられる。その様子を呆れ顔で見据え、不貞腐れるアホ狼に溜め息を吐いた。
何だって急にキレてんだコイツは。呆れつつヒナタの全身を清め終え、アホ狼がヒナタから手を離したタイミングで小さな身体をぎゅっと抱き上げる。
裸体に新しいガウンを着せると、ヒナタは唇をむぐむぐと動かして涎を垂らした。
「ふっ……アホ面だな、可愛いヤツめ」
柔い頬に手を添え、額にちゅっと口付ける。涎を拭ってやろうと指を伸ばした瞬間、ほんの一瞬の隙に横からヒナタを掻っ攫われてぎょっと目を見開いた。
「過剰に触れるな。ヒナタの正式な保護者はあくまでこの俺だ」
横暴な発言をしながらヒナタの涎を舐め上げるアホ狼。唇の端とはいえ、ギリギリを攻めた口付けをするアホ狼を見てグッと拳を握り締めた。そろそろ堪えた拳の我慢が効かなくなってきた。
唇への口付けはヒナタが正式に番として認めた獣人のみに許される最後の砦。その暗黙の了解を煽るような事をしやがったアホ狼を鋭く睨み付ける。
「文句でもあるのか」と余裕の表情で呟く男に舌打ちする。
俺はヒナタに懐かれてはいるが、確かにヒナタとの正式な関係を持っているわけではない。だが、この男は違う。
神殿への不服を陛下に申し立てる際、騎士団は正式にヒナタを保護する組織としての権利の主張を許された。加えて騎士団長であるコイツは、更にヒナタの一時的な保護者として認められたのだ。
コイツだけ。俺にはヒナタとの正式な関係が認められなかった。
一度騎士団を襲撃しちまった心象の悪さも原因の一つだ。動機がどうあれ、予言の子を狙い反乱にも似た事件を仕出かしたことは事実。こうなったのも自業自得だ。
自業自得ではあるが……やはりコイツに嫉妬やらといった感情を抱いてしまうのも、それはそれとして致し方ないことだろう。
「あぁそうかよ。なら精々暴走して襲いかかって嫌われねぇよう最善を尽くすんだな。クールぶりやがって、この変態騎士団長サマが」
ヒナタを独占するように抱き締めるアホ狼を睨みつつベッドから下りる。
どうせヒナタはこれからアホ狼の邸宅に帰るのだ。これ以上俺がここに残る理由はない。
半ば不貞腐れながら部屋を出ようと歩き出した時、突如ヒナタの身体が淡く光り始めたことに驚いて息を呑んだ。
「なッ、ヒナタ……!?」
慌てて踵を返す。驚いた様子で硬直しているアホ狼の腕の中で、ヒナタは穏やかな眠りについたまま光を放っている。
まるで消え入りそうなほど儚い雰囲気を纏うヒナタを見て、俺はすぐにヒナタに手を伸ばした。
「ヒナタ……ッ!」
なんだ、一体何が起こってやがる。混乱する中、ふとヒナタの身体がドクンッと大きく痙攣した。
その直後、手足が徐々に伸びていく光景を目の当たりにし目を見開く。数秒遅れてようやく事態を理解し、未だ硬直したままのアホ狼に叫んだ。
「おい!ガウン脱がせろ!」
ついさっき着せたばかりのガウンをアホ狼が慌てて剥ぎ取り、すぐにヒナタをベッドに横たえる。
少し距離を取ってヒナタの様子を見守ると、眩い光はやがて視界を真っ白にするほどの閃光を放ち、その後ゆっくりと消えていった。
消える光の中から、ヒナタの姿があらわになる。
そのすらりとした肢体を見下ろし、思わず片手で鼻を抑えつつ息を呑んだ。
「マジかよ……」
「っ……」
普段から酔いを誘う香水のような甘い匂いを纏うヒナタだが、今ぶわりと香ってくるその匂いは、普段のそれとは最早比べ物にならない甘ったるさだ。
気を抜けばすぐにでも獣人の本能が暴走してしまうほど。俺やアホ狼のような、理性が発達した上位種の獣人でなければとっくに暴走していただろう。
そして何より一番は、目の前に横たわるヒナタのこの姿だ。
ぷにぷにとした柔く小さな身体はどこへやら。やや少年期の丸みを帯びた体格ではあるものの、すらりとした手足や色気を孕んだ体つきは、まさに青年といって差し支えない。
まるで幼い少年と大人びた青年とのちょうど狭間に位置するような妖艶な容姿。
そんなヒナタの姿を頭から爪先まで舐め回すように見つめていると、やがてアホ狼が我に返ったように冷静を装った声を上げた。
「おいアホ虎、さっさと新しい服を持ってこい。このガウンでは小さすぎる」
「……言われなくても分かってるっつの」
どさくさに紛れてヒナタを独占しようとするムッツリ狼を睨みつつ、このままヒナタを裸のままにしておくことも許されないのでさっさと立ち上がる。
ついでに例の変態聖騎士も呼ぶべきか。これから起こる神殿との面倒な交渉の気配を感じ、溜め息を吐きながら歩き出した。
「おい、俺が戻るまで絶対ヒナタに手ェ出すんじゃねぇぞ」
一応忠告だけ残し、部屋を出た瞬間廊下を静かに駆け出した。
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