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40.神殿とペンちゃん
しおりを挟むマキちゃんとお兄さんとはお別れ。僕はシューちゃんと一緒に純白の馬車に乗って神殿に向かった。
神殿ってところは、どこも真っ白で綺麗だけれど、なんだか嫌な感じがした。
一度マキちゃんと神殿に来たときに抱いた違和感と同じ。神殿は神様がいる場所って教わったけれど、想像する神様がいるような雰囲気には感じない。
白い服を着た人たちの視線を感じながら、ちょっぴり居心地の悪さを抱えて神殿の中を進む。
シューちゃんに手を引かれて辿り着いたのは、真っ白でふかふかな家具が置かれた広い部屋だった。
「さぁヒナタ様、ここがヒナタ様のお部屋ですよ」
シューちゃんがにこやかに語る。僕は神殿の入り口を通った時からそわそわしていた身体を揺らしながら、シューちゃんにぎゅっと抱きついた。
困り顔で「うぅん……」と呻く僕を見下ろしたシューちゃんが不思議そうに瞬く。
シューちゃんは僕の目線に合わせるようにしゃがみこんで、優しい声で「どうしましたか?」と問いかけてきた。僕はシューちゃんにぎゅっと抱きついたまま、その問いにもごもごと答える。
「知らないお部屋、ちょっぴりこわいの。きっと、夜はもっとこわいのよ」
今から夜のお部屋を想像してぷるぷると震える。
やっぱり、今からでもシューちゃんにもう一度お願いしようかしら。本当にお兄さんとマキちゃんを連れてきちゃだめ?って。
それとも、大神官って人に言わなきゃだめかしら。ぐるぐると考え込んでいると、そんな僕の思考を遮るように、シューちゃんが僕をよしよしと撫でながら答えた。
「不安になることはありません。私はヒナタ様の聖騎士、ヒナタ様の護衛騎士ですから。当然、ヒナタ様が眠る時もお傍におりますとも」
優しい言葉をかけられても、湧き上がった不安が消えることはない。
まだそわそわが止まらない僕を見てどう思ったのか、シューちゃんは僅かに目を細めて立ち上がった。かと思うと部屋の中心に移動して、何かを手にスタスタと戻ってくる。
「ヒナタ様、これをどうぞ。寂しい時に、不安が少しだけ無くなるかもしれません」
「む……なぁに?この子、シューちゃんのおともだち?」
「ふふっ、そうですね、私の友達です。私の友達ということは、ヒナタ様を守る勇敢な騎士であり、ヒナタ様のお友達でもあるということです」
キラキラ。シューちゃんの言葉を聞いて、瞳がキラキラッと輝く。
僕のおともだち、おともだち?なんてすてきな言葉かしら。僕にも、おともだちが出来たのね。
キラキラおめめでシューちゃんから受け取ったのは、ちょっぴりぽっちゃりさんなペンギンさんのぬいぐるみ。ぎゅっと抱きしめると、もふもふが全身で感じられてとっても心地良い。
「もふもふ。もふもふねぇ。ペンギンさん。ペンちゃんねぇ」
「ペンギン?なるほど、ヒナタ様の世界ではペンギンというのですね」
ペンちゃん、ペンちゃん。かわいいねぇ、とほくほくしながらペンちゃんに頬擦りする。
そんな僕を見下ろしたシューちゃんが、ふと気になることを呟いた。どうやらペンギンさんのお名前を不思議に思ったらしい。ペンギンさんはペンギンさんなのに、一体何が不思議なのかしら。
この子はペンギンさんじゃないの?そう尋ねると、シューちゃんはびっくりな答えを教えてくれた。
「これはグルマンという野生動物です。好き嫌いがなく何でも食べてしまうので、こうして丸々と太った体つきをしています」
「ふぅむ。食いしん坊さんなのねぇ。とってもかわいい。かわいいねぇ」
いっぱい食べる子なのねぇ、とのほほんしながらペンちゃんを撫でる。
そう、だからこんなにぽっちゃりさんなのね。まんまるでとってもすてき。いっぱいおいしいもの食べて、きっとしあわせね。よかった、よかったのよ。
ペンちゃんをむぎゅうっと抱きしめたら、さっきよりも不安がちっちゃくなった。よかった、これならワガママを言わずに済みそうね。僕、一人でもだいじょぶなのよ。
「シューちゃん、ありがと。元気でたのよ。おともだち、ありがとねぇ」
ふにゃふにゃ笑いながらそう言うと、どうしてかシューちゃんはほんの一瞬だけ眩しそうに目を細めた。
貼り付けたような笑顔がちょっぴりだけ崩れる。けれどすぐに、また満面の笑顔がシューちゃんのお顔にピタッと貼り付いた。
「……どういたしまして。ヒナタ様が元気になられてよかったです。安心しました」
気のせいかしら。小さく呟くシューちゃんの声が、ちょっぴり低くなった気がして瞬いた。
ぱちくりしたけれど、どうやらそれは勘違いだったようで、顔を上げたシューちゃんの様子は至って普通だった。ニコニコ笑顔の普通のシューちゃんだ。
シューちゃんはひょいっと立ち上がると、ペンちゃんを抱っこする僕をぽふぽふと撫でながら扉を指さした。
「それじゃあ、次は大聖堂に行きましょうか。大神官殿がお待ちですよ」
「だいせーどー。しんかんどの?」
だいせーどー、大聖堂と、大神官。あぁ、思い出した。大神官って、あの大神官さんね。
マキちゃんを困らせたあのおじさん。ふと大神官の正体を思い出した僕は、シューちゃんに差し出された手からぷいっと顔を背けた。
「やだです。僕、いかないのよ。あのおじさんは、やなの」
シューちゃんが目を丸くしてぱちくり瞬く。
数秒沈黙した後、何かを察したように苦笑したシューちゃんが「どうして嫌なのですか?」と口にした。表情からして、僕の答えを予想しているみたいだ。
「ぶれーなのよ。なんだか、やな感じがするの。むかむかするのよ」
「それはそれは……大神官殿が無礼を働いてしまい大変申し訳ありません。大神官殿の代わりに深く謝罪いたします」
「むぅ。シューちゃんはわるくないのよ。それに、やなことされたの、僕じゃないの。マキちゃんに、ぶれーしたのよ」
「なんとまぁ。それは酷い話ですね。ヒナタ様の大切な家族に無礼を働くなど、到底許されることではありません。私が責任を持って至急謝罪するよう伝えますのでご安心を」
ぽんっと胸に拳を当てて誓うシューちゃん。シューちゃんが言うなら、仕方がない。
今回はシューちゃんに免じて、あの時のことを知らんぷりしてあげよう。そう思い、僕はちょっぴりむぅっとほっぺを膨らませたまま、差し伸べられた手をとった。
「ペンちゃんもいっしょでいーい?」
「もちろん!ペン様と私とヒナタ様、三人で向かいましょう」
片手でペンちゃんを抱っこして、もう片方でシューちゃんと手を繋ぐ。
がんばるのよ。がんばって、やなおじさんに会いにいくの。僕はふんすと息巻いて、シューちゃんと一緒に部屋を出た。
***
大聖堂は、神殿の中で一番広くて天井が高い場所だった。
天井は一面絵が描かれたガラス窓。すてんどなんとかっていう、あれに似ている。色がいっぱいで鮮やかでとってもすてき。
ほわぁ、と天井を見上げながら歩いていると、やがて正面から嫌な声が聞こえてきた。
「おぉ!これはこれは予言の神子様!お待ちしておりました!」
顔が一気にむぐっとなる。シューちゃんの手をぎゅっと握りながら視線を向けた先には、やっぱり例のやなおじさんがいた。ちょっぴり頭のてっぺんがつるぴかな、あの嫌なおじさんだ。
ペンちゃんをぎゅうっと抱きしめつつ、おじさんをジーッと見つめる。
「このアルマン、長年待ち侘びた予言の神子様との再会を無事に果たせて感激でございます!数日滞在するとのことでしたが、ここを気に入った暁にはぜひ!神殿に住まわれるのもよろしいかと!」
やっぱり苦手なのよ。早口でいっぱいお話するものだから、僕ったらあんまり聞き取れないの。
お名前もうまく聞き取れなかったから、とりあえずおじさんと呼ぶことにした。おじさん、やなおじさん、ちょっぴりだけよろしくねぇ。
「ヒナタっていいますです。この子はペンちゃん。ちょっぴり、お世話になりますです」
しっかり自己紹介をしてお辞儀する。隣に立つシューちゃんが無言で頭を撫でて褒めてくれたから、下がり気味な気分がふわっと回復した。
本当は、今すぐにでも帰りたい。マキちゃんのお家に帰って、おいしいご飯を食べて、ツバキさんとお話して、マキちゃんと一緒にねんねしたい。
でも、約束は約束だものね。お泊まりするって僕が行ったんだから、それはしっかり果たさないと。シューちゃんとも、一緒に遊ばなきゃだもの。
気が乗らないことにもんもんとしていると、そんな僕の気持ちにはまったく気が付いていなさそうなおじさんが満面の笑顔で語った。
「いやはや、それにしても本当に安心いたしました!これでようやく神子様の儀を執り行えます!神殿の面子も首の皮一枚繋がっ──」
「大神官殿、お年を召してから少々お喋りになられましたね。ヒナタ様はまだ子供ですので、難しい説明をしても理解が追い付かないかと」
おじさんがペラペラと喋り始めた直後、シューちゃんに両耳をふわっと塞がれてしまったのでお話を全て聞き取ることができなかった。
今なんて言ったのかしら、ときょとんと瞬いてると、すぐにシューちゃんの手のひらが外される。どうしてか額の汗を拭い始めたおじさんが、へたっぴな笑顔を浮かべながら今度はゆっくりと言葉を紡いだ。
「予言に関する文献には、予言の子が降臨した際に執り行わなければならない儀式についても記されておりまして。今回のお誘いも、その儀式を執り行う為のものだったのです」
「むぅ?なにいっているの」
「そうですよねぇ、理解出来ませんよね。このおじさん、説明へたっぴで嫌になっちゃいますね」
ゆっくり喋ってもお話がへたっぴなおじさん。むぐっと眉を寄せながら呟くと、隣からシューちゃんが同調するような言葉を放ってコクコクッと頷いた。
ふぅむ、やっぱりそうよね。僕がおバカさんなわけじゃないのよ。おじさんの説明が難しすぎるの。
もっとわかりやすくお喋りするのよ、とぷんすかする僕をなでなでしながら、ニコニコ笑顔のシューちゃんがおじさんを押し退けて正面に膝をついた。
「ヒナタ様。“儀式”について今度は私の口から説明させていただいても?」
「むっ。うむ。シューちゃん、おはなしおねがいねぇ」
あらま、よかった。さっきの難しいお話、シューちゃんが簡単に説明し直してくれるみたいね。
「ヒナタ様の中にはとっても強い力が眠っているのです。ご自分でもまだお気付きになられていないようですが、眠っている力はこの世で一番とも言えるほど、強大な力なのです」
「む?僕、さいきょーさん?」
「えぇ、えぇ!そうです、ヒナタ様は最強のヒト族なのです。ですが残念なことに、その力はとある儀式を行わないうちは、永遠に身体の中で眠ったままなのです……」
「まっ。なんてこと」
「それは宝の持ち腐れというもの。ですので、予言の子のフォローを最優先とする神殿としましては、ぜひともヒナタ様の中に眠る強大な力を解放して差し上げたいのです」
ふぅむふむ。ちょっぴりわかったのよ。
つまり、僕はとっても強いパワーを持っているけれど、それはシューちゃんたちがしてくれる儀式をやらないと使えない。
今はまだ形だけのパワーってわけね。なるほど、しっかりわかったのよ。
シューちゃんのわかりやすい説明を聞いてしっかり理解した僕は、むんむんと深く頷いた。
もしも僕の中に眠っているという最強パワーが覚醒したら、マキちゃんやお兄さんを守る力なんてのも手に入るのかしら。なんて考えると、その最強パワーとやらがちょっぴりほしくなった。
「わかったのよ。僕、きちんとさいきょーになるために、ぎしきしますです。おねがいしますです」
最強パワーげっとしたら、僕がマキちゃんとお兄さんをお守りするのよ。
ふすふすと宣言した瞬間、シューちゃんのお顔がぱぁっと輝いた。その後ろで伏せていたおじさんも、頭のてっぺんをつるぴか輝かせながら笑っている。
むぅ。なんだか気になることもあるけれど、とりあえずはお話が終わったみたいね。難しいお話が続いたから、僕ったらそろそろ眠くなってきちゃったのよ。
「儀式の準備は二日ほどかかりますので!それまではぜひ、神殿をご自由に回って楽しんでくださいませ!」
おじさんが両手をもみもみしながら何か言っているけれど、突然襲ってきた眠気のせいであんまり聞き取れなかった。
「むぐぅ」と頭をこっくりし始める僕を、シューちゃんがペンちゃんごとひょいっと抱き上げる。背中をぽんぽんと撫でられると、眠気は一気にまっくすまで近付いた。
「ヒナタ様がおねむのようですので、そろそろ失礼いたします。あぁそれと、大神官殿は見る限り既にとことん嫌われているようですので、これ以上はあまりヒナタ様の前に現れないでくださいね」
「なんだと!?この若造がッ……──」
「あぁうるさいですよ。老人の喧しい喚き声はただでさえ幼子に害なのですから。ヒナタ様の穏やかな眠りを妨げないでくださいな」
なんだかシューちゃんとおじさんが言い争うような声が聞こえた気がする。
気になったけれど、一気に襲ってきた眠気に逆らうのは難しい。結局ぱちっと目覚めて確認することは出来ず、意識はふにゃっと遠ざかっていった。
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