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22.予言の番人
しおりを挟む僕ったら、またぽかやっちゃったみたい。
ぱちっと目が覚めて、周りに広がる光景を見てそう反省する。だってぐーすかと眠りこけていた僕を見下ろしていたひとたちは、なんだかみんな青褪めていたから。
「ぴぇっ」
僕がいた場所は、なんだかとっても広くて天井が高い真っ白な空間だった。
施設にいたころにテレビで見た、式場とか教会って場所に似ている。ここはそれよりも、もっとおっきくて広い場所だけれど。
というか、そもそもこれは一体どういう状況なのかしら。
冷静にそう考えながらも、一番はたくさんの人に凝視されているのが怖くて。僕はぷるぷると涙目で震えながら、僕を抱っこしてくれているらしい人にぎゅっと抱きついた。
ぎゅうっと縋り付いて、その後にハッとする。そういえば、僕をぎゅっとしてくれている人は一体誰なのかしら。
肩に埋めていた顔を恐る恐る上げると、そこには見慣れた冷たい無表情があった。
「まきちゃっ!」
「……。……あぁ、目が覚めたか。具合はどうだ」
マキちゃんが僕を抱っこしてくれている。状況を理解した途端、ぷるぷる震えていた身体がすんっと落ち着いた。
冷たい視線は僕に移されると同時に柔らかく緩んで、その優しい眼差しに僕もふにゃっと頬を緩めた。マキちゃんだ、マキちゃんだ。とってもうれしいねぇ。
「おげんきよ。マキちゃん、こわいお顔して、どしたの。じゅーじんさん、いっぱいねぇ」
むきゅむきゅと抱きつきながら問う。
いくらもふもふが好きだといっても、たくさんの人たちからジロジロ見つめられる恐怖とそれはまた別の話。
いっぱいの視線から逃れるみたいに、僕はマキちゃんの腕の中にもぞもぞと潜り込んだ。
マキちゃんも僕の不安を感じ取ってくれているみたいで、何も言わずにぎゅっと抱き締めてくれる。マキちゃんは自分を冷たい人だと言うけれど、やっぱりマキちゃんは優しい人だ。
「──予言の子が目覚めたようですね」
マキちゃんのだっこ、ぽかぽかねぇ。なんてのほほんとしていると、ふいに背後から落ち着いた声が聞こえてピクッと震えた。
なんて言えばいいのか、なんだか本能的に抵抗感を抱くような声だったから、むきゅっと眉尻を下げながら恐る恐る振り返る。
移した視線の先に立っていたのは、何やら真っ白な服を着た笑顔のおじさんだった。
「む……マキちゃん、このおじさんだぁれ?」
ちょっぴりこわいのよ、と涙ぐみながらマキちゃんに縋りつく。
というか、そもそもここはどこなのかしら。冷静に状況の把握に追いついて、僕はぷるぷると身体を震わせた。よくよく考えたら、なんだかよくわからない状況だ。
マキちゃんは震える僕をしっかり抱き締めながら、低い声で淡々と問いに答えてくれた。
「ここは神殿。このジジィ……、このおじさんは大神官だ」
「しんでん?しんかん?って、なんだろねぇ」
「……。神殿は神をまつる場所だ。大神官は……神殿の、偉い人だ」
ふぅむふむ。神殿は神さまのおうちで、大神官はえらいひとなのね。なるほどねぇ。
あんまりわかっていないけれど、とりあえず神妙に頷いておく。はじめましてのひとがいっぱいだからねぇ。ポンコツヒナタじゃなく、かしこい子だって思ってもらわないと。
なるほどと頷く僕を、マキちゃんが疑いの目で見下ろす。訝しむような視線からぷいっと顔を逸らすと、マキちゃんは呆れ顔をしながらも神官のおじさんに視線を戻した。
「……見ての通り特に外傷もありませんし、無事に意識も戻りました。これ以上ここに留まる理由も無いので失礼いたします」
僕を神官のおじさんに掲げてそう言うと、マキちゃんはそそくさと僕を腕の中に戻してすたこらさっさと踵を返した。
急くような様子にきょとんと瞬く。一刻も早くここから出ていきたいって感じの空気をひしひしと察して、僕は不安を抱えながらマキちゃんにぎゅっと抱きついた。
状況は未だによく分からないけれど、ここから離れたいって気持ちは僕もわかるから、大人しく静かにしていよう。
そう思っていたけれど……マキちゃんが真っ白な建物から出るより先に、あの嫌な声がまたマキちゃんを呼び止めた。
「まぁそう言わずに。お待ちください、騎士団長殿」
マキちゃんの速足な動きがピタッと止まる。
眉尻を下げながら恐る恐る見上げると、そこには苦肉を噛みつぶすような顔をしたマキちゃんの表情があった。
「まきちゃ……──」
どくん。鼓動が嫌な音を立てる。どくん、どくんって、僕でも嫌な気を察するくらい。
あのマキちゃんが、何かに縛られている。呼び止めた嫌なおじさんのせい?一目見て、嫌だなって思った。あのおじさんは、なんだかいやだ。
あの嫌なおじさんが、マキちゃんを縛っているのなら。マキちゃんにこうして困り顔をさせて、どうしたものかと悩ませるような真似をさせているのなら。
それなら、僕はあのおじさんがもっともっと、大嫌いだ。
「──じゃましないで」
静かに声を紡ぐ。その瞬間、辺りは時が止まったかのような静寂に包まれた。
あの時と同じだ。お兄さんに近付こうとした騎士さんたちに、来ないでと告げたあの時とまるで同じ。自分で発した声だけれど、僕は自分でも驚いてぱちくり瞬いた。
ぱちくり、きょとん。首を傾げながらも、そろりと見上げる。
マキちゃんは白い服の人たちに背を向けているから、必然的にマキちゃんの肩越しに彼らと目が合う。嫌なおじさんも含めて、白い服の彼らは僕を見つめながら呆然としていた。
その姿を見て、またさっきのモヤモヤが募る。胸に湧き上がるモヤモヤを吐きだすみたいに、僕はじっとおじさんたちを見据えて声を紡いだ。
「“マキちゃんの邪魔、しないで”」
ぶわっ、と。空気が勢いよく波打つのを察する。
無音の衝撃が空間を揺らした数秒後、はじめに動き出したのはマキちゃんだった。
「……ヒナタ」
聞き心地のいい低い声を聞いてハッとする。
僕ったら、なにかわるいことでもしちゃったのかしら。また怒られちゃう……?とびくびくしながら視線を上げるけれど、その先に見えたマキちゃんの表情に怒りの色はなかった。
「すぐに帰るから、そう怒るな」
ぽふぽふっと頭を撫でられ、目を丸くする。
僕がおこる?マキちゃんが怒るんじゃなくって?
「……?ぼく、おこじゃないのよ。おこ、しないのよ?」
ぱちくり瞬きながら答える。するとマキちゃんは、微かに笑みを浮かべながら「そうか」と頷いた。なんだかよくわからない反応だ。
気づかないうちに、こわいお顔になってたのかしら。自分じゃよくわからなくて、ほっぺをむにゅむにゅ触ってみたり、ぺちぺち叩いてみたりする。うーむ、特に険しいお顔はしていないはずだけれどねぇ。
きょとんとする僕をしっかり抱っこしたマキちゃんは、サッと振り返ってあの嫌なおじさんに向き直った。
その様子を見て、ちょっぴりむっとする。だめよマキちゃん、あのおじさんは嫌な感じがするの。みちゃだめ、しゃべっちゃだめなのよ。
「ふんす、ふんす」
ふすふすと息巻く僕を、マキちゃんが宥めるみたいに優しく撫でる。
マキちゃんはそうこうしながら、おじさんに向かって静かに言葉を紡いだ。
「目の当たりにしたでしょう。これが貴方達の待ち望んだ『奇跡の力』です。神の力そのものです。予言の子の怒りは即ち、神の怒りと同義」
淡々とした足音を立てておじさんの正面に歩み寄ったマキちゃんは、笑顔を僅かに歪めるおじさんを無表情で見下ろし、最後に一言吐き捨てた。
「異論は無いようですので、今度こそ失礼いたします」
黒いペリースを翻して出口へ向かうマキちゃん。
肩越しにおじさんの悔しそうな表情が見えた気がしたけれど、それには構わずマキちゃんの肩にむきゅっと顔を埋めた。
やなものを見続けるより、マキちゃんにぎゅっと抱きついていた方がずっと楽しいものね。
***
予言の子とその“贔屓”が去った後。
神殿中央の大聖堂では、大神官であるアルマンが、予言の子を連れて去った冷酷な騎士団長の背を思い返し、およそ神官とは思えない歪んだ表情を晒していた。
「生意気な若造めが……予言の子の贔屓に選ばれたからと図に乗りおって……!」
短気な性格であるアルマンは、苛立ちを抑え切れない様子で拳を握り締める。
その姿を、大聖堂に集まっていた神官達が緊張感と不安を纏ってじっと見つめた。
民達から絶大な支持を受ける『神殿』だが、その実態は神の威を借る低俗な組織。
本来は慈善事業に使う信者達からの金を横領するなど、内部は汚職に塗れていた。当然、予言の子も神官達にとっては金稼ぎの為の絶好の獲物であった。
しかしその策略とは裏腹に、予言の子の寵愛はまんまと騎士団に奪われてしまった。
これは民衆からの信仰心を糧とする神殿にとって由々しき事態。神託から数千年の時を経てようやく降臨した予言の子が、神殿ではなく騎士団を贔屓にしたのなら。それは最悪、神殿の絶対的な地位を脅かしかねない事実となる。
今回の拉致騒動で、予言の子が『奇跡の力』を覚醒したこと。これは神殿にとって絶好の機会だった。
奇跡の力による副作用の有無、神殿での治療、呼び出す口実はいくらでも生まれる。そして実際に予言の子を神殿へ呼び出すことには成功したが──
「まさかこうも簡単に拒絶されるとはッ!神の遣いである我らではなく、野蛮な騎士共を選ぶなど……予言の子も一体何を考えているのだ!」
大神官アルマンが錯乱した様子で杖を床に叩き付ける。
後退していく周囲の神官達を忌々しげに見渡しながらも、アルマンは冷静さを取り戻すように溜め息を吐きつつ声を上げた。
「シュテファン!シュテファンは居らんのか!」
苛立ちに塗れた声が大聖堂に響き渡る。
そんな中、野蛮な叫び声を掻き分けるかのように、カツカツと淡々とした足音が大聖堂へと入り込んだ。
「──そう叫ばずとも、シュテファンはここに居りますよ」
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「まったく、大神官殿はもうよいお歳なのですから、大声を上げずに身体を労わってあげてくださいな」
雪の如き神秘的な長い銀髪と、光の抜け落ちた灰色の瞳。
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「それで、なんの御用です?」
アルマンが「分かっているだろうに」と皮肉交じりに吐き捨てる。
「先程のやり取りを見聞きしていたのなら、お前も既に察しているだろう。腹黒狐め」
「失礼な。腹黒狐だなんて人聞きの悪い。私は神でも予言の子でもないので、貴方の察してちゃんには付き合いきれませんよ」
わざとらしく肩を竦めるシュテファンに対して、アルマンは顔を引き攣らせながらも何とか切り替えた様子で命じる。
「何としてでも予言の子を此方側へ取り込むのだ。野蛮な騎士団なんぞに『奇跡の力』を独占させてはならん!」
握った拳を祭壇に叩き付け、歪んだ形相でそう叫ぶアルマン。
恐れを抱く周囲の神官達には目もくれず、シュテファンは満面の笑顔を保ちながら恭しく頭を下げた。
片手は胸元に、もう片方は後ろ手に背中へ。いっそ白々しいほどの紳士を演じながら、騎士は余裕気に答えた。
「予言の番人、聖騎士隊長シュテファン・シュミット。必ずや我が愛おしい主である予言の子を連れ戻して参りますとも」
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