往復ビンタから始まる恋愛模様

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第60話 大晦日

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「大掃除おーーーーー!」

明日香&亜紀「おーーーー!」

5分後

「大掃除終了!・・・思ったよりするところなかったね・・・。」

「ゆうくん。だって引っ越したばかりだしおまけに家具も新品だし・・・。」

「ゆうちゃん。そうそう。拭き掃除して終了だったわ。」

「oh」

スーパー

「うほ、人多い!買うぞおおお。買っちゃうぞおおおお。」

「ゆうちゃん。今日は鍋する?」

「ふふふ。僕の大好物のス・キ・ヤ・キ!。」

「ゆうくん。昔から好きよね。昔から大晦日はゆうくんの家ですき焼きだったわね。うふ。」

「懐かしいなあ~。ゆうちゃんがいつも寝ちゃうんだよね。そして、寝ぼけながら年越しそばを食べるのは恒例だったよね。」

「そして、おじさん達とエッチな深夜映画をテレビで見るまでセットだったわね・・・昔からゆうちゃん。エッチだったね・・・。」

「ぐふっ。幼馴染の弊害がすごい!亜紀は大晦日深夜映画がホラーだった時に怖くなってトイレいけなくなって{あーー聞こえないあーーー}たよね。」

「あれ?私その記憶が無いわ。」

「明日香はすぐ熟睡してたからね。記憶はないはずだよ。」

「うう。私が知らない事があるのね・・・。」

「うふふ・・・。」

「明日香。いきなり笑ってどうしたのさ?。」

「ゆうくんが初詣の露店でお年玉で私達に髪飾りを買ってくれたときのこと思い出してたの。」

「うふふ。私も覚えてるわ。今思えばあそこから明日香と私の戦いが始まったわ!。」

「露店のおじさんがゆうくんに{よう!色男!女の子二人にプレゼントとは剛毅だな。おじさんはどちらの子を選んでも心配だぞ。}だったけ。今思うとあのおじさんも結構きつい事言ってたよね。」

「そうそう、そして私達がゆうちゃんに{私達どちらを選ぶの?}って言ったわよね。うふふ。あの時のゆうちゃんの顔忘れないわ。ぷっ。」

「もう。忘れてくれよおおおお。僕は死にそうだよ!」

「うふ。真っ赤になって。あの時の髪飾りは今でも宝物よ。」

「私も宝物よ。大切な思い出だもん。」

佑介は知っていた。二人があの時にプレゼントした安物の星形の髪飾りを大事に金庫に保管してることを。この二人が自分の幼馴染であることに幸せを感じている佑介であった。

マンション

「さて、すき焼きも食べたし年越しそばも食べたし。後は年を越すだけだね。」

「そうね。ゆうくん。さっき佐島さんからLAINきて1時で大丈夫かって。大丈夫って返事してたわよ。」

「明日香。ありがとう。おっ。カウントダウン始まるよ!」

「3.2.1.明けましておめでとう。今年もよろしくね。明日香。亜紀。」

「ゆうくん。明けましておめでとう。今年もよろしくお願いします。亜紀もよろしくね。」

「ゆうちゃん。あけおめ!明日香もあけおめ!」

「久しぶりに3人で年越したね。しかも、恋人として・・・夫婦として・・・。」

「あ!ゆうちゃんがデレた!初めて夫婦って認めたわ!。」

「本当ね。ゆうくんが夫婦って初めて言ったわね・・・うれしいわ。」

「はあー。なんで僕は口に出しちゃったんだろう・・・。」

3人は笑顔であった。

佑介。明日香。亜紀は初詣へ出かけたのであった。
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