往復ビンタから始まる恋愛模様

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第41話 果たし状

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「うう、頭痛い。明日香。おはよう。」

「亜紀。おはよう。頭が痛いわ・・・」

「ゆうちゃんはまだ寝てるわね・・・ねえ、明日香。私達3人とも裸だわ・・・。」

「え?ええ。そうね。裸ね・・・。」

「むう。なんか歯切れが悪いわ明日香。」

「だって・・・昨夜は・・・あんな恥ずかしいことを・・・キャッ。」

「あー思い出してきた!明日香があんなことするとは・・・私も大概だったけど!。」

「忘れましょ。」

「忘れましょ。」

「しかし、ゆうくん、よく寝てるわね・・・。髪の毛、さわさわしちゃいましょ。さわさわ・・・うふふ、寝顔可愛い。」

「うん。ゆうちゃん。寝顔可愛い。なんか小学校のころ思いださない?」

「そうね・・・この寝顔は昔のまんまね・・・はあーー、だけど今はエロ大魔王になってしまったわ・・・。」

「ゆうちゃん、エロくなったわね・・・エロ大魔王め!だけどさ昨日、傑作だったわね!ぷぷぷ。」

「ねー私もお腹痛くなったわ!けどさ・・・私たちを見た瞬間の表情は忘れないわ。驚いてたけど、どこかほっとした表情・・・。」

「むふふ。あんなゆうちゃんの表情見たら怒れないわよね。私たちを見てあんなに穏やかな表情するんだから・・・ずるい・・・。」

「亜紀。私達の彼氏はかっこいいんだかかっこわるいんだか分からなくなったわ。」

「明日香。どっちでもいいじゃない。ゆうちゃんが私達と一緒に居てくれるなら・・・。えへへ。」

「本当にそうね亜紀。だけど、私、心配なの・・・。最近、私達しか知らなかったゆうくんの魅力が溢れてきてるのよ。絶対、他の女が狙ってくるわ。」

「それは要注意ね。私もそのことには危機感を感じてるわ。エロ大魔神が覚醒しなきゃいいけど・・・そういえばお父さんたちどうなったの?」

「死刑ってお母さんたちが言ってたわよ。同意ね。今頃こってりと怒られてるはずよ。ゆうくんをいかがわしいツアーに参加させた報いよ。」

「そうそう。明日香。昨日ゆうちゃんが選んだお好みの女性・・・私、笑っちゃった。」

「ふふふ、ねー。あれって、私と亜紀だよね。選んだ女性はみんな私達に雰囲気が似てたわ。」

「本当にバカなんだから・・・ちゅっ」

「本当にバカ。ばーか。ちゅっ」

「んんん。あ~。おはよう。明日香。亜紀。」

「おはよう。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

佑介達3人は支度をして通学したのであった。

「き。君たち、えらく元気いいね?」

「なんでかなー彼氏がエッチなお姉さんとよろしくしてたからかなー」

「うっ。」

「私たちの彼氏が他の女性といちゃいちゃしてたからかなー」

「うっ。だけどさあ・・・その後の君たちの方がエロかっ{ばしーん}たよ・・・」

「ん?なにか聞こえたかしら?」

「明日香。浮気者が何か言ったようだけど聞こえなかったわ。」

「はい!お口にチャックします。。」

小岩井&佐島「東川夫婦、おはよう~。朝から仲がいいね~。」

佑介「おはよう圭。そう、僕達は仲がいいんだよ!爽やかな朝だけどさ・・・君たちなんで一緒に登校してるの?佐島さんの家、反対方向だよね?。」

佐島「うっ。黙れ。エロ大魔神。」

亜紀「ゆうちゃん。この小岩井君の昨夜つけられたと思われるキスマークを見て察しないとだめよ。」

佑介「ほうほう。お二人は昨夜お楽しみだったみたいですね。ほうほう。」

佐島「むかつく下種顔だわ!あんただって二つついてるじゃない!エロ大魔神!」

佑介「え?うそ?あーーー。ついてるじゃん!明日香!亜紀!。」

明日香&亜紀「口笛ぴゅーぴゅー。」

佑介「たく・・・絆創膏で隠しとくか・・・はい、圭もこれで隠して。」

小岩井「ありがとう。佑介も大変なんだね・・・。」

佑介「お互いがんばろうな圭。」

2人はがっちりと握手をした。

そんな時にリボンから2年生と思われる女生徒が佑介に向かってきた。

「おはようございます。東川君。突然ですが、私、綾小路たまきは東川君のこと好きです。お付き合いしてください。」

佑介「え?あ。あ。ごめんなさい。お付き合いはできません。」

綾小路「そうですよね。一応付き合ってる彼女の前では断るしかないですよね。だけど、私は東川君が好きです。これから振り返ってもらうように頑張りますね。ではまた~。」

そう言って走り去ってしまった。

明日香「私達への果たし状ね・・・。」

亜紀「そうね・・・果たし状ね・・・。」

佐島「そうね・・・完全に喧嘩売ってるわね。がんばりなさいよ。」

北条「あらゆうすけさん、おはようございます。今日もメス豚2匹連れてるんですね。いい加減私といいことしましょうよ。」

明日香「でたわね!近づけさせないから!」

亜紀「ほら・・ゆうちゃんに触らない!あっち行ってよ。」

北条「うふ。私は別にこの二人が居てもいいですわ。私を加えてハーレム作りましょうよ。3人でゆうすけさんをガードしましょうよ。」

明日香「え?ちょっと違うことをいうのね。けどだめよ!私達のだから!」

亜紀「ハーレムか・・・。いえ、だめよ。北条さんなんてこというのかしら?。」

明日香&亜紀&北条「ボソボソボソ。」

佑介「僕の意思は全く聞かれてない件。」

小岩井「大変だね・・・佑介・・・同情するよ・・・・。」




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