3 / 4
わたくしの目は正しいのです!
しおりを挟む
帰りの馬車で彼と二人きりにさせてもらいました。
彼、アステナは話しかけてきました。
「なぜ、私を買ったのです?マリエナ様も苦労されるでしょうに...。」
やっぱり。彼は優しい。
「わたくしの目は正しかった!結婚してください!」
実は、パーティーで何度か面識はあったのです。
表面上の付き合いしかなかったのですけど。
「は?」段々彼の顔が赤くなってきました。
「え?なんで?」
「それはずばり、一目惚れしたからです!」
「それは...願ったり叶ったりですが、本当に良いのですか?奴隷で、しかも差別される身ですよ?」
と悲しそうに自分の髪を触りながら言います。
「それは全然気にならないのですが、願ったり叶ったりとは?」
やっぱり奴隷より扱いがよくなるからとかかな?
それだったら...
とても悲しい......。
「そ、それは......。なんでも...ありません...。」
「濁さないでください!!!」
「そ、そ、そ、そそそそそれは...」
「なに!?」
「.........好きなんです...!あなたが!」
今まで赤かった彼の顔がもっと赤く染まっていきます。
[え!?」
どうしましょう。
かわいいです......。
「では、いただきます。」
「え?な、なにを?」
答える前にわたくしはアステナの唇を奪いました。
「ごちそうさまでした。」
「ちょっと!何いきなり...」
こうして、わたくし、マリエナと彼、アステナは結ばれたのです。
彼、アステナは話しかけてきました。
「なぜ、私を買ったのです?マリエナ様も苦労されるでしょうに...。」
やっぱり。彼は優しい。
「わたくしの目は正しかった!結婚してください!」
実は、パーティーで何度か面識はあったのです。
表面上の付き合いしかなかったのですけど。
「は?」段々彼の顔が赤くなってきました。
「え?なんで?」
「それはずばり、一目惚れしたからです!」
「それは...願ったり叶ったりですが、本当に良いのですか?奴隷で、しかも差別される身ですよ?」
と悲しそうに自分の髪を触りながら言います。
「それは全然気にならないのですが、願ったり叶ったりとは?」
やっぱり奴隷より扱いがよくなるからとかかな?
それだったら...
とても悲しい......。
「そ、それは......。なんでも...ありません...。」
「濁さないでください!!!」
「そ、そ、そ、そそそそそれは...」
「なに!?」
「.........好きなんです...!あなたが!」
今まで赤かった彼の顔がもっと赤く染まっていきます。
[え!?」
どうしましょう。
かわいいです......。
「では、いただきます。」
「え?な、なにを?」
答える前にわたくしはアステナの唇を奪いました。
「ごちそうさまでした。」
「ちょっと!何いきなり...」
こうして、わたくし、マリエナと彼、アステナは結ばれたのです。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
トリスタン
下菊みこと
恋愛
やべぇお話、ガチの閲覧注意。登場人物やべぇの揃ってます。なんでも許してくださる方だけどうぞ…。
彼は妻に別れを告げる決意をする。愛する人のお腹に、新しい命が宿っているから。一方妻は覚悟を決める。愛する我が子を取り戻す覚悟を。
小説家になろう様でも投稿しています。
恋心を埋めた
下菊みこと
恋愛
双方ともにヤンデレ。
ヒーローは紛うことなきヤンデレにつきご注意下さい。ヒロインは少しだけ病んじゃってる程度のヤンデレです。
巻き込まれた人が一番可哀想。
ヤンデレお好きな方はちらっと読んでいってくださると嬉しいです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ジルの身の丈
ひづき
恋愛
ジルは貴族の屋敷で働く下女だ。
身の程、相応、身の丈といった言葉を常に考えている真面目なジル。
ある日同僚が旦那様と不倫して、奥様が突然死。
同僚が後妻に収まった途端、突然解雇され、ジルは途方に暮れた。
そこに現れたのは亡くなった奥様の弟君で───
※悩んだ末取り敢えず恋愛カテゴリに入れましたが、恋愛色は薄めです。
一目ぼれした小3美少女が、ゲテモノ好き変態思考者だと、僕はまだ知らない
草笛あたる(乱暴)
恋愛
《視点・山柿》
大学入試を目前にしていた山柿が、一目惚れしたのは黒髪ロングの美少女、岩田愛里。
その子はよりにもよって親友岩田の妹で、しかも小学3年生!!
《視点・愛里》
兄さんの親友だと思っていた人は、恐ろしい顔をしていた。
だけどその怖顔が、なんだろう素敵! そして偶然が重なってしまい禁断の合体!
あーれーっ、それだめ、いやいや、でもくせになりそうっ!
身体が恋したってことなのかしら……っ?
男女双方の視点から読むラブコメ。
タイトル変更しました!!
前タイトル《 恐怖顔男が惚れたのは、変態思考美少女でした 》
たとえこの想いが届かなくても
白雲八鈴
恋愛
恋に落ちるというのはこういう事なのでしょうか。ああ、でもそれは駄目なこと、目の前の人物は隣国の王で、私はこの国の王太子妃。報われぬ恋。たとえこの想いが届かなくても・・・。
王太子は愛妾を愛し、自分はお飾りの王太子妃。しかし、自分の立場ではこの思いを言葉にすることはできないと恋心を己の中に押し込めていく。そんな彼女の生き様とは。
*いつもどおり誤字脱字はほどほどにあります。
*主人公に少々問題があるかもしれません。(これもいつもどおり?)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる