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病の話
救護室
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救護室に入り、ミルラとルナをベッドに降ろす。
「アルト、ミルラは?」
「眠ってます」
「良かった…けど問題は…」
「はぁ…はぁ…けほっ…」
ミルラは落ち着いてるけどルナはかなり酷い。呼吸は苦しそうだし、胸を握ってる。
「ふぇ…る…いたいよ…」
「うん…ちょっとまってね…」
とはいえ、回復魔法が使えないなら発作を和らげることも出来ないし…てかこれ発作とは違う気がする
発作なら回復魔法使えるのに…弾かれるなんて…
「とりあえず一時的だけど…」
「副団長?」
「ルナごめん。苦しいよ」
僕はルナの胸元のボタンを外し、手を置く。
「ぁ…ぁぁぁ!!」
「ルナ様!?副団長なにして…」
「一時的に僕がルナの魔力を吸い上げる。そしたら発作止まるから」
とはいえかなりの苦痛だろう。
ルナは痛みで涙を流している。
「はぁ…はぁ…フェル…」
「ルナごめん…痛かったよね」
とりあえず魔力を吸い上げるとルナの発作が止まる。
「痛いけど、大丈夫。ありがとう」
「どういたしまして。けど早く解決策を見つけないと…」
「そうですね。発作でもないならどうしてこんなことに…」
するとバンっと救護室の扉が開いた。
「リア!?」
「ノルンくん!?」
入って来たのはリアと抱き上げられているノルンだ。
ノルンは苦しそうな息をしている。
「フェル、アルト、それに、ミルラにルナもいるのか?」
「うん。リアこそ、ノルンも具合悪いの?」
リアは頷く。
「ああ。急に苦しみだしてな…」
リアはルナの隣のベッドにノルンを寝かす。ルナ程では無いが苦しそうだ。
多分これも回復魔法弾かれるのだろう…そう思い魔法をかけるのは辞めた。
「ミルラとルナも同じなのか?」
「そうだけどミルラより、ルナ様の方がかなり重いみたい…」
「ごめん…なさい…けほっけほっ…」
ルナは苦しそうに息を吐く。一時的な応急処置なので発作の苦しみは止まったが、咳や息苦しさは残る。
「副団長、ルナ様も不治の病を…」
「そうだね。かなり重いから気をつけてるんだけど、けどノルンはないよね?」
「ああ。ノルンに不治の病はないな。」
という事は不治の病の子が倒れてるわけじゃない?
けどならどうして僕達三人は倒れない…
今のとこ、ミルラとノルンは軽症だけどルナはかなり重い。
不治の病に比例してる気がするけど…
そう考えていたら扉が開いた。
「父上」
「団長!?」
入って来たのは父上だった。
「三人とも少しいいかな?ルナ達の事は私の近衛が引き受ける。一時的だが発作が止まる薬を打つから大丈夫だよ」
僕達は顔を見合せ、そして頷く。
「フェル…」
「ルナ。少し行ってくるね。我慢できる?」
「寂しい…やだ、行かないで…」
ルナは僕の手を握る。
「ルナ。大丈夫だよ。すぐフェルは戻すからね。だから少し貸してくれるかな?」
「おとう…さま…けほっ…」
「苦しいね。近衛がそばに居るからね」
ルナは頷く。
「ありがとうルナ」
そして僕達はお父様について行く。
「おい、フェル」
「なに、リア」
「ルナっていつもあんな感じなのか?」
「ん?ああ。そうだよ?」
するとアルトもリアも顔を見合わせる。
「なに?」
「いやな…」
「はい…あれでは団長も副団長も可愛がるはずだなって…」
「ああ。男のロマンを表したような奴だなルナは…」
よく分からないがルナの可愛さが暴力的なのは認める。
「けどノルンもミルラも可愛いでしょ?」
「いや、可愛いけどあんなことは言わないぞ?」
「言わないね。寂しいとかは…」
「へー」
案外可愛いから言うかと思ってた。
まぁルナは二人より幼いから仕方ないとこもあるけど…
体も弱いし、発作の苦しみに追い詰められて闇堕ちしちゃうキャラだからなぁ実際は…今は違うけど。
ルート変えたから闇堕ちなんかないだろうけど…
そんなことを思いながらお父様の後ろをついて行き僕達はお父様の部屋に入るのだった。
「アルト、ミルラは?」
「眠ってます」
「良かった…けど問題は…」
「はぁ…はぁ…けほっ…」
ミルラは落ち着いてるけどルナはかなり酷い。呼吸は苦しそうだし、胸を握ってる。
「ふぇ…る…いたいよ…」
「うん…ちょっとまってね…」
とはいえ、回復魔法が使えないなら発作を和らげることも出来ないし…てかこれ発作とは違う気がする
発作なら回復魔法使えるのに…弾かれるなんて…
「とりあえず一時的だけど…」
「副団長?」
「ルナごめん。苦しいよ」
僕はルナの胸元のボタンを外し、手を置く。
「ぁ…ぁぁぁ!!」
「ルナ様!?副団長なにして…」
「一時的に僕がルナの魔力を吸い上げる。そしたら発作止まるから」
とはいえかなりの苦痛だろう。
ルナは痛みで涙を流している。
「はぁ…はぁ…フェル…」
「ルナごめん…痛かったよね」
とりあえず魔力を吸い上げるとルナの発作が止まる。
「痛いけど、大丈夫。ありがとう」
「どういたしまして。けど早く解決策を見つけないと…」
「そうですね。発作でもないならどうしてこんなことに…」
するとバンっと救護室の扉が開いた。
「リア!?」
「ノルンくん!?」
入って来たのはリアと抱き上げられているノルンだ。
ノルンは苦しそうな息をしている。
「フェル、アルト、それに、ミルラにルナもいるのか?」
「うん。リアこそ、ノルンも具合悪いの?」
リアは頷く。
「ああ。急に苦しみだしてな…」
リアはルナの隣のベッドにノルンを寝かす。ルナ程では無いが苦しそうだ。
多分これも回復魔法弾かれるのだろう…そう思い魔法をかけるのは辞めた。
「ミルラとルナも同じなのか?」
「そうだけどミルラより、ルナ様の方がかなり重いみたい…」
「ごめん…なさい…けほっけほっ…」
ルナは苦しそうに息を吐く。一時的な応急処置なので発作の苦しみは止まったが、咳や息苦しさは残る。
「副団長、ルナ様も不治の病を…」
「そうだね。かなり重いから気をつけてるんだけど、けどノルンはないよね?」
「ああ。ノルンに不治の病はないな。」
という事は不治の病の子が倒れてるわけじゃない?
けどならどうして僕達三人は倒れない…
今のとこ、ミルラとノルンは軽症だけどルナはかなり重い。
不治の病に比例してる気がするけど…
そう考えていたら扉が開いた。
「父上」
「団長!?」
入って来たのは父上だった。
「三人とも少しいいかな?ルナ達の事は私の近衛が引き受ける。一時的だが発作が止まる薬を打つから大丈夫だよ」
僕達は顔を見合せ、そして頷く。
「フェル…」
「ルナ。少し行ってくるね。我慢できる?」
「寂しい…やだ、行かないで…」
ルナは僕の手を握る。
「ルナ。大丈夫だよ。すぐフェルは戻すからね。だから少し貸してくれるかな?」
「おとう…さま…けほっ…」
「苦しいね。近衛がそばに居るからね」
ルナは頷く。
「ありがとうルナ」
そして僕達はお父様について行く。
「おい、フェル」
「なに、リア」
「ルナっていつもあんな感じなのか?」
「ん?ああ。そうだよ?」
するとアルトもリアも顔を見合わせる。
「なに?」
「いやな…」
「はい…あれでは団長も副団長も可愛がるはずだなって…」
「ああ。男のロマンを表したような奴だなルナは…」
よく分からないがルナの可愛さが暴力的なのは認める。
「けどノルンもミルラも可愛いでしょ?」
「いや、可愛いけどあんなことは言わないぞ?」
「言わないね。寂しいとかは…」
「へー」
案外可愛いから言うかと思ってた。
まぁルナは二人より幼いから仕方ないとこもあるけど…
体も弱いし、発作の苦しみに追い詰められて闇堕ちしちゃうキャラだからなぁ実際は…今は違うけど。
ルート変えたから闇堕ちなんかないだろうけど…
そんなことを思いながらお父様の後ろをついて行き僕達はお父様の部屋に入るのだった。
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