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絆の話
発見
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光が導く方に走るとドアがあった。
剣で切り、中に入ると、半裸のヘムトと、泣いているルナがいた。
「 なに!?うわ!!」
斬撃でヘムトの周りの地面を抉り、僕はルナに駆け寄る。
「ルナ!!」
「ふぇ…る?」
ルリは震えながら僕を見てそして、魔法を解除する。
「発作が…少し待って」
ルナは肩で息をしてして発作が出ているのが分かる。
回復魔法で発作を止める。
「ありがとう。フェル」
「ううん。無事で良かった……手を離してごめんね」
「いいよ。来てくれるって信じてたから」
僕はルナにキスをし、ヘムトの方を向く。
目の前にはノルンの体が入った容器もある。とりあえずはヘムトを倒すことだ。
「流石は副団長……しかもあなた天使の子の力を持ってますね?契約ですか?じゃあその力も私に……」
「お前になんかやらないよ。これはルナが僕にくれた力なんだ!!」
白翼の剣から斬撃が放たれる。
「そんなもの私の防御魔法で、うわぁ!な、なんだ!?防御出来ない!?」
「ヘムト。君は僕の魔法属性を知らないんだ」
僕は倒れ込むヘムトにゆっくり近付く。
「ま、魔法属性?ま、まさかあなた……」
「そうだよ。気づいた?」
後ずさりするヘムトを僕は追い詰めていく。
「そんな、貴方は闇魔法では……」
「ああ。黒翼の剣のこと?あれは魔物用の剣だよ。僕の本当の魔法属性は光だよ!!」
「ひっ!!」
ヘムトの前で僕は剣を振り上げる。
「楽に死なせてあげるよ。ノルンを、そして僕の愛しのルナを傷つけた罰だ!!」
「ぎゃぁぁぁ!!」
ヘムトの胸にある黒い玉を切りつけるとヘムトは悲鳴を上げながら、倒れた。
体に触れたがもう脈はなく、冷たくなっている。
「フェル!!」
「ルナ……」
いきなりルナが背中に抱きついてきた。
「フェル…大丈夫?僕は大丈夫だから……」
「ごめんね。怖いとこ見せたね」
振り向いて、ルナの頭を撫でるとルナは首を振る。
怖くないと言いたいのだろうが、多分怖かったのだろう。
これからはこういうことはルナには見せない
と決め、僕はルナを抱きしめる。
「ルナ。最後の仕事に取り掛かろうか」
「う、うん」
暫く抱き合った後、僕はノルンの体が入った容器を見つめる。
そしてルナの手を引き、容器の傍に寄る。
「ルナ。できる?」
「多分……いくよ?」
「うん」
ルナは目を閉じる。するとルナの周りに白い羽根が舞い、その羽根が容器のしたにある装置に触れると、パチパチという音がし、ボンッと破裂した。
そして容器が大きな音を立てて割れた。
「ぁ……」
「成功だ」
僕はノルンの体を抱き、着ている上着をかける。
仮死状態のようなものらしいが体はほんのり暖かい。
「ルナ。みんなのところに行こう!」
「うん!」
僕達は部屋を後にしてノルンの体を抱き上げ、皆がいるホールに向かうのだった。
剣で切り、中に入ると、半裸のヘムトと、泣いているルナがいた。
「 なに!?うわ!!」
斬撃でヘムトの周りの地面を抉り、僕はルナに駆け寄る。
「ルナ!!」
「ふぇ…る?」
ルリは震えながら僕を見てそして、魔法を解除する。
「発作が…少し待って」
ルナは肩で息をしてして発作が出ているのが分かる。
回復魔法で発作を止める。
「ありがとう。フェル」
「ううん。無事で良かった……手を離してごめんね」
「いいよ。来てくれるって信じてたから」
僕はルナにキスをし、ヘムトの方を向く。
目の前にはノルンの体が入った容器もある。とりあえずはヘムトを倒すことだ。
「流石は副団長……しかもあなた天使の子の力を持ってますね?契約ですか?じゃあその力も私に……」
「お前になんかやらないよ。これはルナが僕にくれた力なんだ!!」
白翼の剣から斬撃が放たれる。
「そんなもの私の防御魔法で、うわぁ!な、なんだ!?防御出来ない!?」
「ヘムト。君は僕の魔法属性を知らないんだ」
僕は倒れ込むヘムトにゆっくり近付く。
「ま、魔法属性?ま、まさかあなた……」
「そうだよ。気づいた?」
後ずさりするヘムトを僕は追い詰めていく。
「そんな、貴方は闇魔法では……」
「ああ。黒翼の剣のこと?あれは魔物用の剣だよ。僕の本当の魔法属性は光だよ!!」
「ひっ!!」
ヘムトの前で僕は剣を振り上げる。
「楽に死なせてあげるよ。ノルンを、そして僕の愛しのルナを傷つけた罰だ!!」
「ぎゃぁぁぁ!!」
ヘムトの胸にある黒い玉を切りつけるとヘムトは悲鳴を上げながら、倒れた。
体に触れたがもう脈はなく、冷たくなっている。
「フェル!!」
「ルナ……」
いきなりルナが背中に抱きついてきた。
「フェル…大丈夫?僕は大丈夫だから……」
「ごめんね。怖いとこ見せたね」
振り向いて、ルナの頭を撫でるとルナは首を振る。
怖くないと言いたいのだろうが、多分怖かったのだろう。
これからはこういうことはルナには見せない
と決め、僕はルナを抱きしめる。
「ルナ。最後の仕事に取り掛かろうか」
「う、うん」
暫く抱き合った後、僕はノルンの体が入った容器を見つめる。
そしてルナの手を引き、容器の傍に寄る。
「ルナ。できる?」
「多分……いくよ?」
「うん」
ルナは目を閉じる。するとルナの周りに白い羽根が舞い、その羽根が容器のしたにある装置に触れると、パチパチという音がし、ボンッと破裂した。
そして容器が大きな音を立てて割れた。
「ぁ……」
「成功だ」
僕はノルンの体を抱き、着ている上着をかける。
仮死状態のようなものらしいが体はほんのり暖かい。
「ルナ。みんなのところに行こう!」
「うん!」
僕達は部屋を後にしてノルンの体を抱き上げ、皆がいるホールに向かうのだった。
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