森の王は何を思う?

ソヨナ

文字の大きさ
上 下
24 / 32
第二章 〜災厄の化身〜

勇者 ヤマト

しおりを挟む

 ~サリードル神聖国 勇者ヤマト~


 大聖堂では今まさに、勇者召喚の為の儀式魔術が行われている。この魔術は15人ものA級魔術師を用いて行われた。


「何か出たぞ!」


「成功か?」


「おおーー人だ!出てきたのは人だぞ。我らの勇者様だーーー!!」


「ここはどこ?俺は学校の帰っている時に、真下の地面が光ってそしたら急にここにきたのか……………。ん!?てことはこれは異世界召喚?来たーー!異世界に召喚されて、それでそれでそこの人勇者って言ってたな。つまり、俺勇者って事か!来たこれ!勝ちじゃん!俺、人生勝ち組だあーーーーー」


「あの、勇者様?」


「はい。なんでございましょうか」

   少し、イケボで言ってみた。


「勇者様のお名前はあるのでしょうか?」


「はい。私の名前はヤマトです。」


「勇者ヤマト様ですね。素敵なお名前です。」


「ありがとうございます」


 こんなに可愛い人に言われるとすごく照れた。転生する前は、自分の事を周りの女子は汚物のようにしか見てなかったのに。


「では、早速なのですが私たちは今、魔物の脅威に晒されています。勇者ヤマト様には、魔物の脅威から救っていただきたいのです。」


「分かりました。私、勇者ヤマトはこの世界を魔物から救ってみせます。」


「ありがとうございます!では、勇者ヤマト様には、2ヶ月間、戦闘訓練をしてもらい、その後、仲間と共に各地を魔物の脅威から救ってもらいます。」


「分かりました。」


「では、早速勇者ヤマト様が住む、部屋へと案内します。あそこにいる、侍女に案内してもらってください。」


「では、私がご案内します。どうぞついてきてください。」


「はい。よろしくお願いします。」


 ふっふっふ、転生前は学校でイジメられて、周りの女子からは汚物のように見られていた、この僕が勇者!!
(クラスでタイプの子に、何回も告白してもはぐらかされるから、ダメ押しで僕からのプレゼントでキスをしただけなのに!それだけでイジメるとか酷いよなあ!)


 イジメてたあいつらが見てたらどう思うだろうな!はっはっは、人生勝ち組サイコウーーー



~~「巫女」アリーア~~


 なんなのよ、あのクソキモ勇者。私に気持ち悪い視線送りやがって、ああ~憂鬱だなあ、あんなのをこれから面倒見ないといけないのかー。ううー早く死んでほしいな~あんなのが勇者とかもう無理無理。


 クソキモ勇者を部屋に案内している侍女には悪い事したなあ~後で、ボーナスでお金あげないといけないわね。


 神も私たちになんて勇者を送ってきたのかしら。神は私たちに大きな試練を与えてくださったのね。


 こらからはあの勇者と出来るだけ遭わないようにしないと。それと、勇者と各地を回りたいって、教皇に言っちゃったけど、あれも撤回しないと。あんなクソキモ勇者と回らないと行けないと考えると反吐が出るわ。


 もっとマシな勇者がよかったなあ~~


……‥………………………………………………………


今回はここまでです。

感想、いいね、お気に入り登録よろしくお願いします。


 さて、勇者が召喚されました。勇者はイジメられた原因が分かってないみたいですね。とてもヤバい勇者です。これからはしばらく三人称視点が続きます。今、出さないとこれからの出来事で支障を及ぼす為です。





 


 







しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

鑑定能力で恩を返す

KBT
ファンタジー
 どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。 彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。 そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。  この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。  帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。  そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。  そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

平凡冒険者のスローライフ

上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。 平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。 果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか…… ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

不思議な水着

廣瀬純一
ファンタジー
水着を着ると性転換する話です。

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

処理中です...