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第二章 〜災厄の化身〜
勇者 ヤマト
しおりを挟む~サリードル神聖国 勇者ヤマト~
大聖堂では今まさに、勇者召喚の為の儀式魔術が行われている。この魔術は15人ものA級魔術師を用いて行われた。
「何か出たぞ!」
「成功か?」
「おおーー人だ!出てきたのは人だぞ。我らの勇者様だーーー!!」
「ここはどこ?俺は学校の帰っている時に、真下の地面が光ってそしたら急にここにきたのか……………。ん!?てことはこれは異世界召喚?来たーー!異世界に召喚されて、それでそれでそこの人勇者って言ってたな。つまり、俺勇者って事か!来たこれ!勝ちじゃん!俺、人生勝ち組だあーーーーー」
「あの、勇者様?」
「はい。なんでございましょうか」
少し、イケボで言ってみた。
「勇者様のお名前はあるのでしょうか?」
「はい。私の名前はヤマトです。」
「勇者ヤマト様ですね。素敵なお名前です。」
「ありがとうございます」
こんなに可愛い人に言われるとすごく照れた。転生する前は、自分の事を周りの女子は汚物のようにしか見てなかったのに。
「では、早速なのですが私たちは今、魔物の脅威に晒されています。勇者ヤマト様には、魔物の脅威から救っていただきたいのです。」
「分かりました。私、勇者ヤマトはこの世界を魔物から救ってみせます。」
「ありがとうございます!では、勇者ヤマト様には、2ヶ月間、戦闘訓練をしてもらい、その後、仲間と共に各地を魔物の脅威から救ってもらいます。」
「分かりました。」
「では、早速勇者ヤマト様が住む、部屋へと案内します。あそこにいる、侍女に案内してもらってください。」
「では、私がご案内します。どうぞついてきてください。」
「はい。よろしくお願いします。」
ふっふっふ、転生前は学校でイジメられて、周りの女子からは汚物のように見られていた、この僕が勇者!!
(クラスでタイプの子に、何回も告白してもはぐらかされるから、ダメ押しで僕からのプレゼントでキスをしただけなのに!それだけでイジメるとか酷いよなあ!)
イジメてたあいつらが見てたらどう思うだろうな!はっはっは、人生勝ち組サイコウーーー
~~「巫女」アリーア~~
なんなのよ、あのクソキモ勇者。私に気持ち悪い視線送りやがって、ああ~憂鬱だなあ、あんなのをこれから面倒見ないといけないのかー。ううー早く死んでほしいな~あんなのが勇者とかもう無理無理。
クソキモ勇者を部屋に案内している侍女には悪い事したなあ~後で、ボーナスでお金あげないといけないわね。
神も私たちになんて勇者を送ってきたのかしら。神は私たちに大きな試練を与えてくださったのね。
こらからはあの勇者と出来るだけ遭わないようにしないと。それと、勇者と各地を回りたいって、教皇に言っちゃったけど、あれも撤回しないと。あんなクソキモ勇者と回らないと行けないと考えると反吐が出るわ。
もっとマシな勇者がよかったなあ~~
……‥………………………………………………………
今回はここまでです。
感想、いいね、お気に入り登録よろしくお願いします。
さて、勇者が召喚されました。勇者はイジメられた原因が分かってないみたいですね。とてもヤバい勇者です。これからはしばらく三人称視点が続きます。今、出さないとこれからの出来事で支障を及ぼす為です。
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