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第二章 〜災厄の化身〜
魔物会議
しおりを挟む~コルニア領主館 会議室~
エジスは会議室に入ると、先に暗黒騎士団長と魔女が座っているのを確認し、1番上手の席に座った。
「それでは、会議を始めましょうか」
「はは。」
「議題はもちろんこの後の行動についてです」
「失礼ながら申し上げますと、この戦力ではまともにコルニアを守り切れないかと」
「私も同じ意見ですわね」
「まぁそうでしょうね。ここを占領した目的はこの魔物教の知名度を上げる為とこの街の住民の魔物教への改宗による信者の更なる確保が目的ですから」
「そうでございました。では、これからの動きはどうするのですか?」
「まずは、領主一家と冒険者の処刑を行いましょう。罪状は、神の使いである魔物の積極的な殺戮とその支援をした罪です」
「それはもちろんすぐにやるべきですわ」
「そうですな!すぐにやりましょう」
「では、明日の朝行うとしましょう。」
「はは、了解しました」
「それでは次に、この街にある他の宗教の対応についてです。魔物教は他の宗教を認めていますが、魔物への積極的な殺害をほのめかす宗教は認めていません」
「なら魔物への積極的な殺害をほのめかしている宗教の神官とその宗教からの改宗をしなかった人達を全員逮捕し、ゴロッソルが来るまでに、処刑するべきです」
「私もそれに賛成ですね」
「分かりました。そのようにしましょう。それ以外の宗教に関してはどうしますか?」
「その宗教の神官の方々に私たち魔物教を認めてもらい、認めない宗教は全員逮捕して、処刑するべきです。魔神エジル様の為に」
「はは、俺もそれに賛成だな!」
「では、決まりましたね。それでは暗黒騎士団長カールは戦う信徒を率い、治安維持と明日の処刑に向けての事に努めてください。魔女ルーナは、この街での布教をお願いします。護衛はカール出してあげなさい」
「はは、かしこまりました」
「それでは、会議を終わります」
そう言い、エジスは席を立ち会議室を出た。
エジスは会議室を出た後、執務室に入ると、
「ルーク」
「なんでしょうか?」
「ゴロッソル戦士国の情報は全て私に伝えなさい。それと、王宮へもっと諜報員を送りなさい」
「はは、かしこまりました」
………………………………………………………………
今回はここまでです。
感想といいねよろしくお願いします。
さて、今回は短かったのですが、魔物会議も短かったですね。
会議と言っても3人しかいないので反対意見はなかったです。しかも創始者の前ですので反対意見を言いづらいです。
ですが魔女ルーナと暗黒騎士団長カールは仲が良いので反対意見はでないと思います…………
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