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第1章〜ウルフの成長〜
エジスの戦い2〜エジス目線〜
しおりを挟むエジスは焦っていた。進化して、最初の相手が人間だと分かった時はとても興奮していたが、今はそんな余裕はない。
爪や牙を使い相手を攻撃するが全てこの女に防がれる。攻撃を避けるのも一苦労なほどエジスは疲労していっていた。ここでエジスは逆転する為に初めての魔術を使う事を決意した。それは妖精が使っていたものだった。
「第三階位 火炎爆発」
この魔術を初めて発動した時、冒険者達は慌てた様子を見せたが、すぐに回避行動をとり、3人とも軽傷であった。
その隙にエジスは南の方へ走り出した。エジスは勝てないと悟り、逃げたのであった。
「クソ、人間はここまで強いのかよ」
冒険者達は追いかけようとしたが南の方に向かったエジスを見て、追いかける気を失い、ギルドまで戻って行ったのであった。
エジスは無事、大森林の南のエリアに行く事ができ、逃げれたのであった。
「クソクソクソクソーーー!!何が復讐だ。1人も人間を殺せずにどうする。………力が必要だ。人間を皆殺しする為の力を手に入れてやる」
エジスはこれまで以上に力を求め、まだ逃げたばかりだというのに、周囲のF級~D級の魔物を片っ端から狩って行くのであった。
この大森林の南のエリアでは、人間達に恐怖を与えている魔物がいる事をエジスは知らないの出会った。
あれから3日経ち、エジスは今、E級のオークを倒し、眠気が来たのであった。
これは3回目の進化の前兆であり、短期間でこれほど進化をしてきた魔物は珍しいと言えるだろう。
エジスは、昨日見つけた誰もいない穴の中に入り、眠りにつくのであった。
……………………………………………………
南にいる魔物目線
「グオーーーーーーーーー」
そう雄叫びをあげ人間の冒険者達の集団を殺していく。冒険者はその数50人にもなるだろうか。この冒険者達は、今、戦っている魔物を殺そうと来たのであったが、今、全滅しそうになっている。
そして、最後の1人になり、その者は恐怖のあまり逃げ出していくのであった。
「ベチャ」
だがそんな事は許されなかった。
魔物は棍棒を叩きつけ、最後の1人を潰したのであった。
「俺を殺そうとするから殺されるんだ。帰るぞお前ら」
そう言い、魔物は手下達と一緒に自分の集落へと帰っていくのであった。その者の名はオークエンペラー 推定A+の強さを誇っていた。
南の森では、オークに手を出してはいけない。手を出したら最後、地の果てまでオークエンペラーの群れが追いかけてくるのであった。
その日、オークエンペラーは一体のオークが殺された事を知った。
「我が手下が殺されたというのか!!!ふざけるな、殺したやつを探し出せ!!地の果てまで追いかけてやる」
そう言い、オークエンペラーは立ち上がり、周囲の物を破壊していき、自分の怒りを鎮めていくのだった。
………………………………………………………………
今回はここまでです。
今回は文字数が1000文字越えました!
次回からは1000文字を基準に書いていこうと思っているのでどうぞよろしくお願いします。
後、前の話しのところで急展開すぎるところはいづれ、付け加えて行こうと思っています。
後、人間のA級ですと、普通は第四階位まで使えます。
基準
一からニまで 低位魔術
三から四まで 中位魔術
五から六まで 高位魔術
第七階位 大規模魔術
第八階位 戦術用魔術
第九階位 戦略用魔術
第十階位 神話級魔術
こんな基準になっています。1人で発動するには、大体第七階位が限界ですね。
第七階位でもA級の人達は使えません。
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