4 / 54
異世界と俺
八百屋と俺
しおりを挟む
いざ踏み出してわかったこと。
魔王城に上がってこれないようにと
絶壁すぎて 足を踏み出したら落ちそうになったこと。寸前のところで踏みとどまったけど。
「絶景だけど、危ねぇ」
ふと、洋服のポケットに元いた世界で使っていた携帯があるのに気がついた。
取り出して、電源を入れた。
やはり、ネットは使えない。ただ、時間を見ることはできた。
写真も撮れる。
電池は100% 少しづつ、使っていこう、そんで 元にいた世界に戻れた時プリントアウトでもしてみよう
そう、思うほど この世界は綺麗であった。
都会の薄汚れた空気よりも
ここの方が何十倍も綺麗か
吸う空気も美味しい。
やっとの事で崖を降り、街みたいなところについた。
『カントリーサイド』という看板が 掲げてある。
とりあえず、走ってみよう。
街のあちこちを駆け巡ってたら 八百屋のおっさんに声をかけられた
「おう!見かけない顔だな!何処から来たんだい?」
と、
勇之助はとっさに嘘を吐いた。
「旅をしていて、ここに今日着いたんですよ。この国について知らないことばかりなので教えて貰ってもいいですか?」と、聞いてみた。
おっさんは気さくに話かけてくれた
「おうー!いいぜ!
まず、ここはこの国で一番の八百屋 ボゾールだ!
そんで俺が店主のボゾールだ!
ここには国中の野菜、果物が揃ってらぁ。」
聞かれたことが嬉しかったのかマシンガンの如く喋ってくれる
「へぇー、それでそれで?」
勇之助も、おっさんの話が面白くてついつい相槌を打ってしまう。
「んで、あの森の奥に見える お城が魔王城だ。最近勇者に魔王が倒されて、静かになったらしいけど、
また復活したらしいな。」
怪訝な顔付きになった。
「その、、魔王って なんで恐れられてんすか?」
「先代の魔王が素晴らしく、魔王らしく残酷
、でも、次の魔王は 人間に友好的で、良い魔王だったんだがな、
勇者達に、魔王を倒したら地位があがるとかでね、殺されてしまったんだよ」
「酷い話ですね、たかが1人の勇者の地位を高くするために、この世界の魔王が殺害されるなんて」
「そうだろう?
だから、実際この国の魔王は勇者達のほうなんだけどね。ここだけの話」
八百屋のおじさんから、この国のあり方とか現状などが色々聞けた。
おっさんが言うには
この世界には聖騎士という団体が存在していて、世界を守っているそうで、
聖騎士ランクが上になるほど偉くなって、しまいには王族とかにも繋がるとかなんとか。
また、
聖騎士団の中にはいくつか派閥があって、純聖騎士団 と
暗黒騎士団というものがあるらしく、
最近力をつけている闇黒騎士団の若い奴が先代の魔王を集団で襲いかかり殺害したのこと。
なんでも知ってんだなこのおっさんは 元々情報が行き交ってるんだろうな 国中の野菜や果物を取り扱ってたら 自然とそうなるか。
「しかし、にいちゃん良い顔をしているね、どうだい?一回試験受けてみたら良いんじゃないかな」
「俺、旅人ですよ?いいんすかね」
「旅人でも、この世界の青年には変わりねぇ、推薦書は俺が書いとくから 一回は参加したらええぞ」
と、その場で 推薦書を書いてくれた。頼んでねぇんだけど。
まあ、でも。この国の形を知るためには 参加して見るのも悪くないかも。
勇之助はボゾールから推薦書を貰い、ついでに 果物を1つ買ってその場を後にした。
「うん、美味い。世界は違えど リンゴは美味いもんなんだな」
とりあえず、魔王城に帰りますかね、日も落ちてきた所だし。
あー、夕焼けめっちゃくちゃ綺麗ーー!記念に写真撮っとこう。
勇之助は一回写真を撮り、
足早に魔王城に帰って行った。
田中勇之助 アイテム りんご
魔王城に上がってこれないようにと
絶壁すぎて 足を踏み出したら落ちそうになったこと。寸前のところで踏みとどまったけど。
「絶景だけど、危ねぇ」
ふと、洋服のポケットに元いた世界で使っていた携帯があるのに気がついた。
取り出して、電源を入れた。
やはり、ネットは使えない。ただ、時間を見ることはできた。
写真も撮れる。
電池は100% 少しづつ、使っていこう、そんで 元にいた世界に戻れた時プリントアウトでもしてみよう
そう、思うほど この世界は綺麗であった。
都会の薄汚れた空気よりも
ここの方が何十倍も綺麗か
吸う空気も美味しい。
やっとの事で崖を降り、街みたいなところについた。
『カントリーサイド』という看板が 掲げてある。
とりあえず、走ってみよう。
街のあちこちを駆け巡ってたら 八百屋のおっさんに声をかけられた
「おう!見かけない顔だな!何処から来たんだい?」
と、
勇之助はとっさに嘘を吐いた。
「旅をしていて、ここに今日着いたんですよ。この国について知らないことばかりなので教えて貰ってもいいですか?」と、聞いてみた。
おっさんは気さくに話かけてくれた
「おうー!いいぜ!
まず、ここはこの国で一番の八百屋 ボゾールだ!
そんで俺が店主のボゾールだ!
ここには国中の野菜、果物が揃ってらぁ。」
聞かれたことが嬉しかったのかマシンガンの如く喋ってくれる
「へぇー、それでそれで?」
勇之助も、おっさんの話が面白くてついつい相槌を打ってしまう。
「んで、あの森の奥に見える お城が魔王城だ。最近勇者に魔王が倒されて、静かになったらしいけど、
また復活したらしいな。」
怪訝な顔付きになった。
「その、、魔王って なんで恐れられてんすか?」
「先代の魔王が素晴らしく、魔王らしく残酷
、でも、次の魔王は 人間に友好的で、良い魔王だったんだがな、
勇者達に、魔王を倒したら地位があがるとかでね、殺されてしまったんだよ」
「酷い話ですね、たかが1人の勇者の地位を高くするために、この世界の魔王が殺害されるなんて」
「そうだろう?
だから、実際この国の魔王は勇者達のほうなんだけどね。ここだけの話」
八百屋のおじさんから、この国のあり方とか現状などが色々聞けた。
おっさんが言うには
この世界には聖騎士という団体が存在していて、世界を守っているそうで、
聖騎士ランクが上になるほど偉くなって、しまいには王族とかにも繋がるとかなんとか。
また、
聖騎士団の中にはいくつか派閥があって、純聖騎士団 と
暗黒騎士団というものがあるらしく、
最近力をつけている闇黒騎士団の若い奴が先代の魔王を集団で襲いかかり殺害したのこと。
なんでも知ってんだなこのおっさんは 元々情報が行き交ってるんだろうな 国中の野菜や果物を取り扱ってたら 自然とそうなるか。
「しかし、にいちゃん良い顔をしているね、どうだい?一回試験受けてみたら良いんじゃないかな」
「俺、旅人ですよ?いいんすかね」
「旅人でも、この世界の青年には変わりねぇ、推薦書は俺が書いとくから 一回は参加したらええぞ」
と、その場で 推薦書を書いてくれた。頼んでねぇんだけど。
まあ、でも。この国の形を知るためには 参加して見るのも悪くないかも。
勇之助はボゾールから推薦書を貰い、ついでに 果物を1つ買ってその場を後にした。
「うん、美味い。世界は違えど リンゴは美味いもんなんだな」
とりあえず、魔王城に帰りますかね、日も落ちてきた所だし。
あー、夕焼けめっちゃくちゃ綺麗ーー!記念に写真撮っとこう。
勇之助は一回写真を撮り、
足早に魔王城に帰って行った。
田中勇之助 アイテム りんご
0
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
異次元で女子物色をほどほどに抑えなかった結果、
木mori
ファンタジー
とある次元の王子は白雪姫という許嫁がいながら、日夜浮気に励んでいた。女大好きな王子は名目町興しの水着ミスコンを開催して女子を物色していた。優勝者にガラス水着が与えられるミスコンには、スーパーモデル並みのアナスターシャ、巨乳ドリゼラの姉妹も参加したが、末妹の素直なシンデレラは水着がなく参加できなかった。哀れなシンデレラの行方は?
そして、そのことが別次元に影響を与えたのであった。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
不幸少女は二度目の人生でイージーモードを望む
天宮暁
ファンタジー
人生なんてクソゲーだ。
それが、16年生きてきた私の結論。
でもまさか、こんな結末を迎えるなんて……。
しかし、非業の死を遂げた私をあわれんで、神様が異世界に転生させてあげようと言ってきた。
けど私、もう人生なんて結構なんですけど!
ところが、異世界への転生はキャンセル不能。私はむりやりチートを持たされ、異世界に放り出されることになってしまう。
手に入れたチートは「難易度変更」。世界の難易度を強制的に変える力を使い、冒険者となった私はダンジョンに潜る。
今度こそ幸せな人生を送れるといいんだけど……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる