2 / 3
部活での黒歴史
しおりを挟む
あれは、春風が気持ちいい日だった…。
入学式、部活動体験、新しいクラスと何かと忙しい春。
人見知りな私は、その時クラスで孤立していた。
「では、皆さんには、自己紹介をしてもらいましょう!」
私が入った部活では、部員が40人を超えていた。
ちなみに、話は変わるが、私は人見知りで大衆面前恐怖症である。(人の目が怖い)
よって、自己紹介というのは私にとって、一番嫌な事だった。
三年生から自己紹介し始め、どんどん終わっていく。
後、数人で私の番だ。…冷や汗が出てきた。
後、一人。…目がぐるぐるしてきた。
「はーい。よろしく~。えー、と次は…黒猫さん…だね。」
た…立たなきゃ…!
ガタンッ
…やっちまった。椅子がめっちゃ大きな音をたてた。
恐る恐る、みんなの方を向く。み…みみみんなみてる…!
「い…一年の黒猫ですッ、その…わた…私はひ…人見知りなの、であまり見ないでいただける、と…ヒック…うれしいです…ヒッ…」
ヤバイ。…ヤバイヤバイヤバイ!もう限界だ。
人は限界を越えると笑いだすって本当だったんだな。今すんごい笑ってしまいそう誰か助けて。
すぅ~…と座る。
一拍遅れてパチパチと拍手。少しざわざわがはいってたが。
…私の顔は真っ赤だった。
自己紹介も終わり、先輩達と一年達との会話タイムが始まった。
さっきの自己紹介のせいか、私の席には誰一人来ない。ひどい。
もういいもん。これからの部活生活、一人でやってくもん。
誰一人頼らないんだからね!
そう思い始めたころ、誰かが私の席に来た。
顔を上げる。
「黒猫ちゃん、だよね。大丈夫?」少しふくよかな先輩だった。名前は…澤先輩か…。(仮名)
「えっと、は、はいっ大丈夫ですっ少し慣れたら…」
「そっか。まあ、みんないい人ばっかだし、ゆっくり溶け込もうね!」
……先輩、天使ぃ…。
入学式、部活動体験、新しいクラスと何かと忙しい春。
人見知りな私は、その時クラスで孤立していた。
「では、皆さんには、自己紹介をしてもらいましょう!」
私が入った部活では、部員が40人を超えていた。
ちなみに、話は変わるが、私は人見知りで大衆面前恐怖症である。(人の目が怖い)
よって、自己紹介というのは私にとって、一番嫌な事だった。
三年生から自己紹介し始め、どんどん終わっていく。
後、数人で私の番だ。…冷や汗が出てきた。
後、一人。…目がぐるぐるしてきた。
「はーい。よろしく~。えー、と次は…黒猫さん…だね。」
た…立たなきゃ…!
ガタンッ
…やっちまった。椅子がめっちゃ大きな音をたてた。
恐る恐る、みんなの方を向く。み…みみみんなみてる…!
「い…一年の黒猫ですッ、その…わた…私はひ…人見知りなの、であまり見ないでいただける、と…ヒック…うれしいです…ヒッ…」
ヤバイ。…ヤバイヤバイヤバイ!もう限界だ。
人は限界を越えると笑いだすって本当だったんだな。今すんごい笑ってしまいそう誰か助けて。
すぅ~…と座る。
一拍遅れてパチパチと拍手。少しざわざわがはいってたが。
…私の顔は真っ赤だった。
自己紹介も終わり、先輩達と一年達との会話タイムが始まった。
さっきの自己紹介のせいか、私の席には誰一人来ない。ひどい。
もういいもん。これからの部活生活、一人でやってくもん。
誰一人頼らないんだからね!
そう思い始めたころ、誰かが私の席に来た。
顔を上げる。
「黒猫ちゃん、だよね。大丈夫?」少しふくよかな先輩だった。名前は…澤先輩か…。(仮名)
「えっと、は、はいっ大丈夫ですっ少し慣れたら…」
「そっか。まあ、みんないい人ばっかだし、ゆっくり溶け込もうね!」
……先輩、天使ぃ…。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
微睡みの狭間に
幽零
青春
私立高校3年生の間泥(マドロ)君はいつも頬杖をついて眠たそうにしています。そんな彼と隣の席の覚芽(サメ)さんは間泥君が気になる様子。そんな彼らの日々を垣間見る短編小説です。
イラスト アイコンメーカー 様
「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~
kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。


M性に目覚めた若かりしころの思い出
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
バンコクおてんばプロレスの女神たち ~バーニング・スピリット・イン・タイ~
ちひろ
青春
常夏の国・タイで新たな闘いの炎を燃やすバンコクおてんばプロレスの女神たち。広告宣伝兼選手としてタイ駐在を命じられた“男子で、OLで、女子プロレスラー”のジュリーらがくり広げる青春派プロレスノベルの海外進出ストーリー。宇宙一強い女子たちの闘いぶりに熱き声援を――。

シチュボの台本詰め合わせ(男性用)
勇射 支夢
青春
自分で撮るために作った台本をせっかくなのでここで公開します。
自作発言しない限りは、ご自由に使ってくれて構いません。
使うときに一言くれると、俺が超喜びます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる