物置小屋

１人向け・慰め系

究極の救い(死の天使)

こんにちは。え、お茶淹れてくれるの？ありがとう。
…ねえ。僕のこと、覚えてる？よかった。忘れられたかと思った。
もし次君が消えたいと願ったら、そのときは僕が殺すと話したでしょ？約束を果たしに来たんだ。
あのときと答えは変わらない？恨みの根源となるものがこの世界だったとしても、僕なら全部消せるよ？
こんな世界より自分がいなくなった方がいいって、今も思ってる？
…分かった。それが願いなら叶える。
君の周りの人間共と違って、約束はちゃんと守るから。
いいように利用されて裏切られて、心を踏み荒らされた者…自死しか願えない程ズタズタにされて立ち上がる気力も残されなかった。
そんな君にちゃんと救いを用意する。
だって君は、僕を怖がらずに温かいご飯を食べさせてくれた。普通におしゃべりしてくれた。
僕にとっては、それがすごく幸せなことなんだ。
だから、どんな無理難題でも叶えたくなる。
今日まで辛いなか、よく頑張りました。この一振りで君は自由だ。
死んだら何したい？なんでもいいんだよ、やってみたいこと。
笑わないよ。なに？…うんと甘やかしてほしい、か。分かった。
どんなことをすればいいか分からないけど、君が笑ってくれるならなんでもする。
取り敢えず…君の魂、この肉体から出すね。
あとの話はそれからにしよう。痛くないようにする。
…解放される瞬間、楽しみにしてて。
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鎌を振るう話にしました。