物置小屋

１人向け・イベント系

たったひとつの星(お月見…？)

ただいま。今日は月が綺麗だね。
…そっか、今夜は満月か。
お団子？それ、俺が食べていいの？
ありがとう。すごく嬉しい。いただきます。
…美味しい。やっぱり君は料理上手だね。
そういうところも変わらないな…。
どうしてそんなに不安そうな顔をしているの？
心配しなくても、俺はここからいなくならないよ。
君が俺を拒絶しない限りずっといる。
さっきはちょっと散歩に行ってただけなんだ。
不安がらせるつもりじゃなかったんだけど…ごめん。
俺にはこうやって隣にいることしかできないから、他にできることはないか探してみようと思ったんだ。
…死んでるから、ほとんどの人たちには視えないしね。
物を遠くまで運ぶのは難しかったから、これくらいしかとってこられなかったんだけど…すすき、ないよりいいかなって。
迷惑じゃなかった？それならいいけど、もし何かあったら遠慮なく言ってね。
君は辛いことをひとりで抱えこむから、見ていて心配になる。
何かあったときは遠慮なく頼って。…少し休むね。

…意外と疲れたな。
だけど、悪いものは全部追い返せたはず。
彼女が素敵な人だからやって来るんだろうけど、俺が護りきってみせる。
満月の夜って動きが活発になるんだな…気をつけないと。
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お月見の話を書くつもりが、1番いい時期を過ぎてしまったうえに別の展開になってしまいました…。