1,134 / 1,817
1人向け・看病系
心の栄養(元・執事)
しおりを挟む
ただいま…あれ?その手首、どうしたの?
包帯、朝は巻いてなかったよね?
そうですか…。お嬢様が正直に答えてくださらないなら、別の方法を考えなければなりませんね。
さて、どうやって聞き出しましょうか…。
…捻った?ああ、成程。
あの本棚、結構高さがあるから言ってくれれば取ったのに。
そんなに顔を赤くして…本当に可愛い。
このまま夕飯にしようと思ったけど、先に包帯巻き直すからそこに座って。
謝らないで。別に怒ってるわけじゃないから。…ただ、怪我をしたのが心配なだけ。
それと、昔もこうやって手当てしたなって思い返してただけだよ。
奥様が不安そうにしていて、君はいつも元気に大丈夫って答えてた。
…君も思い出してたの?懐かしいよね。
寂しい思いをさせてごめん。本当はもっと色々なところへ連れ出せればよかったんだけど…。
そんなふうに思ってくれてたなんて、嬉しいな。
はい、手当て終わり。
どういたしまして。もし痛むようならすぐ言って。
それと…明日は仕事が休みだから、ふたりでゆっくりしよう。
先に着替えてくる。
一緒にいてくれるだけで幸せ、か。…ありがとう。俺もずっと君の隣にいられたら、それだけで充分だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
元・執事シリーズにしてみました。
包帯、朝は巻いてなかったよね?
そうですか…。お嬢様が正直に答えてくださらないなら、別の方法を考えなければなりませんね。
さて、どうやって聞き出しましょうか…。
…捻った?ああ、成程。
あの本棚、結構高さがあるから言ってくれれば取ったのに。
そんなに顔を赤くして…本当に可愛い。
このまま夕飯にしようと思ったけど、先に包帯巻き直すからそこに座って。
謝らないで。別に怒ってるわけじゃないから。…ただ、怪我をしたのが心配なだけ。
それと、昔もこうやって手当てしたなって思い返してただけだよ。
奥様が不安そうにしていて、君はいつも元気に大丈夫って答えてた。
…君も思い出してたの?懐かしいよね。
寂しい思いをさせてごめん。本当はもっと色々なところへ連れ出せればよかったんだけど…。
そんなふうに思ってくれてたなんて、嬉しいな。
はい、手当て終わり。
どういたしまして。もし痛むようならすぐ言って。
それと…明日は仕事が休みだから、ふたりでゆっくりしよう。
先に着替えてくる。
一緒にいてくれるだけで幸せ、か。…ありがとう。俺もずっと君の隣にいられたら、それだけで充分だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
元・執事シリーズにしてみました。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
【フリー台本】一人向け(ヤンデレもあるよ)
しゃどやま
恋愛
一人で読み上げることを想定した台本集です。五分以下のものが大半になっております。シチュエーションボイス/シチュボとして、声劇や朗読にお使いください。
別名義しゃってんで投稿していた声劇アプリ(ボイコネ!)が終了したので、お気に入りの台本や未発表台本を投稿させていただきます。どこかに「作・しゃどやま」と記載の上、個人・商用、収益化、ご自由にお使いください。朗読、声劇、動画などにご利用して頂いた場合は感想などからURLを教えていただければ嬉しいのでこっそり見に行きます。※転載(本文をコピーして貼ること)はご遠慮ください。

浜薔薇の耳掃除
Toki Jijyaku 時 自若
大衆娯楽
人気の地域紹介ブログ「コニーのおすすめ」にて紹介された浜薔薇の耳掃除、それをきっかけに新しい常連客は確かに増えた。
しかしこの先どうしようかと思う蘆根(ろこん)と、なるようにしかならねえよという職人気質のタモツ、その二人を中心にした耳かき、ひげ剃り、マッサージの話。

子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。
さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。
忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。
「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」
気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、
「信じられない!離縁よ!離縁!」
深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。
結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる