物置小屋

１人向け・イベント系

拝啓、春の訪れは(手紙)

拝啓

きっとこの手紙が君に届く頃、綺麗な桜が咲きはじめているんじゃないかな…なんて思いながらシャーペン片手に書いています。
手紙なんて書きなれてないから、おかしな文章があっても見逃してくれるとありがたいな。
君はいつも真っ直ぐ夢を追いかけていて、そんなところが素敵だなって思ってた。
笑顔がきらきらしてて、この人の隣にいたいってずっと思ってた。
僕も好きです。付き合ってください。
…君から告白されたとき、本当はそう答えたかった。
だけど、桜を見られないってことを分かっていたから言えませんでした。
傷つけてしまってごめん。
隣にいられなくてごめん。
…本当のことを何ひとつ言わなかった僕より、ずっと素敵な人が現れると思います。
だから、僕のことは桜が咲く頃以外は忘れてください。
…嫌だったら桜が咲いても思い出さないで。
君と一緒にいられて幸せでした。
もしも願いが叶うなら、もう一度君とピクニックがしたかった。
僕を連れ出してくれてありがとう。
どれだけ離れていても、僕は一生ものの恋を忘れません。
ずっと見守ってるから、どうか夢を叶えて。
いつまでも笑って幸せに過ごせるように、ずっと願ってる。


…ああ、もう上手く力が入らないや。
体力つけたらピクニック行けるかな？
桜、もう一回見たかったな…。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
両片思いだった手紙にしてみました。