物置小屋

１人向け・慰め系

明日の君にも捧ぐ(記憶障害)

…入るよ。一旦休憩した方がいい。
顔色があんまりよくないし、無理してもいいことなんてひとつもない。
…何をそんなに焦ってるの？今の君はなんだか君らしくない気がする。
忘れそう？…デートしたことを？
それでも、自分で自分を追い詰めて日記をつけても楽しくないよ。
俺は、君のことを全部分かることはできないかもしれないけど…君が苦しんでいるのは分かる。
大丈夫。明日の君が忘れても明日の俺が覚えてる。
だから、ちょっとだけ休憩しよう？
…どう声をかけたらいいか分からないけど、そばにいるよ。
困ったときは俺を頼ること。…それだけは忘れないでほしいな。
君が好きな紅茶を買ってきたんだ。
あと、さっきドーナツを作ってみたよ。よかったら食べてみて。
…美味しい？それはよかった。
あと、やっと笑ってくれてほっとした。
さっきまでずっと険しい顔してたよ。…忘れるのが怖いのはなんとなく想像できる。
だけど、それで何もかも楽しくなくなっちゃったら意味がない。
そのノートは、君の楽しいや嬉しいがつまっているんでしょ？
だったら、悲しい気持ちや怖い気持ちで書かない方がいいと思う。…今はただ、笑っていてほしいから。
夕飯、何がいい？君が日記を書いてる間に作っておくよ。
俺が作ったものならなんでも食べたい？…そんなふうに言われると、ちょっと照れちゃうな。
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昔、ひたすら日記を綴っていたことを思い出しながら綴ってみました。