物置小屋

１人向け・other

そのままの君を(タイトルそのままです)

どうかしたの？何か考え事？…腕の傷、気にしてるの？
言ったでしょ、俺はそんなの気にしないって。
というより、君が苦しんだ証だからあってもいいんじゃないかって思ってる。
隠したかったら隠してもいいし、どっちでもいいなら隠さなくてもいい。
少なくとも、俺の前では隠さなくてほしいな。なんだか君の心に近づける気がするから。
どうしてそんなに辛そうな顔してるの？
…そっか、見られちゃったんだ。買い物行ったとき？
わざわざ嫌なこと言わずに黙っていてくれればいいのにね。
相手は自分の言葉がナイフになってることに気づいてないんだろうけど、言われた方からしたら猛毒になることもある。
…現に、君はいま昔のことを思い出して苦しくなってる。違う？
やっぱりそうだったんだ。謝る必要なんかないよ。
俺は、どんな君でもちゃんと目を逸らさずに向き合いたい。
全部は無理でもまだ知らないことの方が多いし、少しでも知って力になりたいって思ってる。
俺じゃ足りないかもしれないけど、これから先も君の力になりたい。
だから、困ったときはもっと俺に頼ってほしいんだ。
君はわがままだって言うけど、俺はそうは思わない。
寧ろ君が考えていることを知れるのは嬉しいと思ってる。
もう少し遠慮なく言ってほしい。
無理なこともあるだろうけど、どんな言葉も受け止めるから。
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危うい彼女の支えになっている彼の話にしてみました。