物置小屋

１人向け・慰め系

差し伸べられた魔法(恋人を護る決意)

お邪魔します…。あ、やっぱりここにいた。
どうしてそんなに驚いてるの？君は落ちこんでるとき、大体ここにいるでしょ？
もしかしたらって思って探しに来ちゃった。…駄目だったかな？
本来であれば家に帰るよう言うのが正解なんだろうけど、今から少しだけ君の時間をくれない？
その時間で君に魔法をかけるよ。


夜の図書館。ここ、夜しか開いていないんだ。
キミが好きな推理小説のシリーズものもあるんじゃないかな？
なんで帰れって言わなかったのかって？…頬が赤くなってたから。
またあの人たちにたたかれたの？成人してからもずっと口出しされて、苦しい思いをしてるでしょ？
だからせめて、今だけは楽しんでほしいと思ったんだ。
もしこれが3年前なら、ここで過ごした後送っていったけど…。今からうちに来ない？
部屋余ってるし、帰りたくないならそのまま住んでいいんだよ。
お互い成人していれば、恋人同士が家でお泊り会しても大丈夫でしょ？
ただ、あの人たちは面倒だから連絡だけはしておいた方がいい。それじゃあ、行こうか。


到着。あがって楽にしてて。お茶淹れるね。
謝らないで。寧ろ、あの頃の俺よりできることがあるから、どんどん頼ってほしい。
泣いていいんだよ。今はふたりきりだし、少なくても明日の朝までは一緒にいられる。
今までよく頑張りました。無理せずゆっくり休んでね。
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ぼんやり慰め系の話にしてみました。