物置小屋

１人向け・慰め系

闇をはらして(箱庭)

こんばんは。今日もお疲れ様。
なんだか元気がないみたいだけど、何かあった？
…そっか。疲れちゃったんだ。嫌なこと、沢山我慢したんじゃない？
そっか。それは辛かったね。俺にはこうやって話を聞くことしかできないけど、今この瞬間少しでも気が楽になっているなら嬉しいな。
それにしても、比べられちゃうのか…。人によってできることとできないことがあるし、強みも弱みもあるはずなのにね。
それを理解してもらえないのは苦しいし、周りの人たちがみんな敵に見えてしまう…。
そうなると、いい子を演じるのも苦しいよね。
大丈夫。誰が何と言おうが君はすごく頑張ってる。それは俺が保証する。
だけど…嫌なことがあってもひとりで抱えるのは、やっぱり苦しいよ。
君は今、少しずつ感覚を失っているように見える。
苦しいことが重なりすぎて、それが当たり前みたいになっているのかもしれない。
だけど、辛いときは辛いって、苦しいときは苦しいって言っていいんだよ。
…こうしたら、少し落ち着く。抱きしめることしかできなくてごめん。
ここには誰も来ないだろうから、沢山泣いていいんだよ。
どんなことを言おうが君を責めたりしない。ずっと味方でいるから安心して。
…眠くなったならそのまま休んで。そんなに不安がらなくても、朝までそばにいるから。

…今回は泣きつかれて寝たみたいだ。
俺が知らない何かがあったんだろうけど、どうすればもっと知れるだろう。
それにしても、やっぱり現実世界って理不尽なんだろうな…。
願わくば、今この瞬間だけでも彼女が幸せでありますように。
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箱庭シリーズで綴ってみました。