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1人向け・other
無垢で価値がつけられないもの(失声症)
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ただいま。おかしいな、全然反応がない。…あ、いた。
…どうかした?びっくりさせちゃってごめん。
なんだかぼうっとしてるように見えたから、もしかして何か気にしているのかなって思ったんだ。
何か気になることでもあった?…言いたくないなら言わなくてもいいけど、君が苦しそうなのは嫌だな。
俺は君に笑っていてほしいから。
『値段がつかないものには価値がないのかな』…どうして急にそんなふうに思ったの?
『ごめんなさい。あんまり言いたくない』…そっか。
これは、あくまで俺の考えなんだけど…価値がないものなんてないと思う。
例えば、最近時給にするとこのくらいって言われるようになった家事。
お金がもらえるわけじゃないけど、俺より君の方が沢山色々なことをしてくれてる。
俺はそのことに感謝してるし、君が楽しく過ごせているならそれが1番だと思ってる。
それを手抜きだとか何もしていないとか、価値がないとか…そういうふうに考えたことはない。
少なくても、俺は君の優しさに救われてるよ。
落ちこんでると好きなお菓子を持ってきてくれたり、沢山話を聞いてくれたり…その時間が幸せなんだ。
自分らしくあるためにやっていることがあるなら、それをもっと誇りに思ってほしい。
『ありがとう。私はいつもあなたの優しさに助けられてる。声が出ない私を個人として扱ってくれて嬉しい』…そんなの当たり前だよ。
君が俺にとって、たったひとりの愛してる相手だから。
…この愛にも値段はつけられないでしょ?
だけど、俺は意味がないなんて思わない。
ずっと一緒にいたいっていう気持ちも、今抱きしめていることも…俺にとって、全部意味があることなんだ。
だから、値段がついてなくても人によってその価値は変わるんじゃないかな?
俺は、この非売品の幸せを大切にしたいから。
…よかった、やっと笑ってくれて。
『たしかにこの幸せは非売品っていう表現がぴったりかもしれない。ちょっとすっきりした』…それならよかった。
あ、今さり気なく『好き』って言ったでしょ?
…いきなり手話で表すのは反則。
そんな可愛いこと言われたら、抱きしめて離してあげられなくなっちゃうかもしれないから。
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甘い考えかもしれませんが、人からもらった優しさは何より素敵なものだと思います。
…これは、いけない考え方でしょうか。
…どうかした?びっくりさせちゃってごめん。
なんだかぼうっとしてるように見えたから、もしかして何か気にしているのかなって思ったんだ。
何か気になることでもあった?…言いたくないなら言わなくてもいいけど、君が苦しそうなのは嫌だな。
俺は君に笑っていてほしいから。
『値段がつかないものには価値がないのかな』…どうして急にそんなふうに思ったの?
『ごめんなさい。あんまり言いたくない』…そっか。
これは、あくまで俺の考えなんだけど…価値がないものなんてないと思う。
例えば、最近時給にするとこのくらいって言われるようになった家事。
お金がもらえるわけじゃないけど、俺より君の方が沢山色々なことをしてくれてる。
俺はそのことに感謝してるし、君が楽しく過ごせているならそれが1番だと思ってる。
それを手抜きだとか何もしていないとか、価値がないとか…そういうふうに考えたことはない。
少なくても、俺は君の優しさに救われてるよ。
落ちこんでると好きなお菓子を持ってきてくれたり、沢山話を聞いてくれたり…その時間が幸せなんだ。
自分らしくあるためにやっていることがあるなら、それをもっと誇りに思ってほしい。
『ありがとう。私はいつもあなたの優しさに助けられてる。声が出ない私を個人として扱ってくれて嬉しい』…そんなの当たり前だよ。
君が俺にとって、たったひとりの愛してる相手だから。
…この愛にも値段はつけられないでしょ?
だけど、俺は意味がないなんて思わない。
ずっと一緒にいたいっていう気持ちも、今抱きしめていることも…俺にとって、全部意味があることなんだ。
だから、値段がついてなくても人によってその価値は変わるんじゃないかな?
俺は、この非売品の幸せを大切にしたいから。
…よかった、やっと笑ってくれて。
『たしかにこの幸せは非売品っていう表現がぴったりかもしれない。ちょっとすっきりした』…それならよかった。
あ、今さり気なく『好き』って言ったでしょ?
…いきなり手話で表すのは反則。
そんな可愛いこと言われたら、抱きしめて離してあげられなくなっちゃうかもしれないから。
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甘い考えかもしれませんが、人からもらった優しさは何より素敵なものだと思います。
…これは、いけない考え方でしょうか。
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