物置小屋

１人向け・イベント系

拝啓、星に願いをこめて(手紙)

拝啓

毎年あなたに会える日を楽しみにしています。
こんな時期にしか帰れなくてごめん。
織姫と彦星より会ってないかもしれないね。
そんななか、いつも笑顔で出迎えてくれてありがとう。
いつも君の笑顔に救われています。
本当は画面越しじゃなくて、早く直接会って話がしたいな。
この前教えてくれた美味しいカフェのこと、付き合いはじめた頃の想い出の場所の話、お互いどんなことをして過ごしていたか…話したいことが沢山あります。
できるだけ早く帰るから、次に会えたときはまた一緒に出かけよう。
その日を楽しみにしてるから。
星が降る前に必ず帰ります。


…ただいま。あれ、なんでそんなに不思議そうな顔してるの？
そういえば、帰るって事前連絡してなかったね。
昼前のバスに乗ったんだけど、もうこんなに真っ暗なんて…わっ、いきなりどうしたの？
そっか、丁度手紙が…。そんなに会いたがってくれてたなんて嬉しいな。
星が降る前に帰る、なんてかっこつけておいて間に合わなかったらどうしようと思ってたけど、なんとか間に合ってよかった。
毎年七夕だけは一緒に過ごすって決めてるでしょ？
だから今年も、それまでに1度帰りたかったんだ。
今年も待っててくれてありがとう。
明日仕事休み？それじゃあ今夜は夜ふかししよう。
話したいこと、ゆっくり聞かせてね。
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七夕モチーフで綴ってみました。