物置小屋

１人向け・慰め系

一時的なやすらぎ(箱庭)

こんばんは。今日もお疲れ様。
お弁当、今日も用意してきてくれたの？ありがとう。いただきます。
美味しい…やっぱり君は料理上手だね。
それで、何かあった？…劣等感、か。
周りに褒められる人がいたら、それは落ち込むよね。
できることは人それぞれなんだから、やっていることをちゃんと見てくれればいいのに、何故か見ていない。
それどころか、もっとって要求してくる…。それを繰り返されたら、誰だって苦しくなるよ。
今の君はずっとけなされたりしているから、余計に辛いよね。
せめて放っておいてくれればいいのに、どうして君を責めるんだろう。
誰かのためにこんなに美味しい料理を作れるなんて、それだけで充分すごいことなのに。
色々な場所で言われたから、この廃墟に来たんだよね？…苦しかったね。
抱きしめさせて。…泣いていいんだよ。
自分だけ無視されたり、出来損ないなんて言われて平気な人なんていない。
…よく頑張りました。俺がずっと側にいるよ。
ここでは気持ちを押しこめる必要なんてないんだ。俺しか聞いてないから、全部吐き出して。

…泣きつかれてそのまま寝ちゃったな。
このまま君の心に平穏が戻るといいんだけど、現実ってやっぱり残酷な場所なんだね。
君の体は廃墟に横たわってるけど、どんな顔をしているんだろう。
…せめてこの場所でだけはゆっくり休んでくれればいいな。
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箱庭で綴ってみました。