物置小屋

１人向け・イベント系

聖夜の過ごし方・奇跡の流星ルート(分岐1)

…入るよ。具合はどう？…って、もう準備万端だね。
大丈夫だよ。今からバス停に行けば間に合うから。
それじゃあ、行こうか。


やっぱり外は暗いね。だけど、君がわくわくしてることだけは分かる。
お、ライト付き電子メモ…どうしたの？
『一緒に来られてよかった』…俺もそう思う。
その格好じゃ寒いでしょ？これ羽織って。毛布、家から持ってきておいたんだ。
ここから見える景色、本当に綺麗だね。まあ、星が霞むくらい君も綺麗なんだけど。
あれ、もしかして照れてる？…可愛い。
暗くても顔が赤くなってるのは分かるよ。…そうだ、お弁当持ってきたんだけど、食べられそう？
それならよかった。あ、見て。あそこに小さなツリーがある。
飾り付けられてるのは知らなかったな…新発見だね。
『あの星の飾り、きらきらしてるね』…たしかに。周りの飾りより光ってるね。夜だから輝いて見えるのかな？
それとも、ふたりで見ているから？
『ふたりだからじゃないかな？』…きっとそうだね。
さて、どこかシートを敷けそうな場所はわっ、どうしたの、そんなに手を引っ張って…あ、ベンチ？
前来たときはこんなのなかったのに…ありがたく使わせてもらおうか。
『いつから用意してくれてたの？』…そんなに時間かけてないよ。
帰ってからぱぱっとやったらできた。『無理してない？』…してない。
君と一緒にいられるのが楽しいんだ。
卵焼き、美味しい？それならよかった。今日は中にチーズを入れてみたんだ。
今度はどうしたの？上ばっかり見て…あ、流れ星！まさか見られるとは思ってなかったな…。
『お願い事した？』…忘れてた。君は？今、『秘密』って手話した？
教えてくれてもいいのに…まあ、君が幸せそうだからそれでいいんだけどね。
だいぶ冷えてきたし、食べ終わったら帰ろうか。
そんなに寂しそうな顔しないで。また来られるから。
帰ったら渡したいものがあるんだ。…何かは帰ってからのお楽しみ。
君の『ありがとう』はいつも温かいね。俺の方こそありがとう。今年もいいクリスマスになった。
『これからもよろしく』…こちらこそだよ。
…この先も君と一緒にいられますように。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
こちらは外で星を眺めながら楽しむ話にしてみました。