1,369 / 1,797
1人向け・イベント系
紅葉色の想いを・過ぎ去りし日ルート(分岐1)
しおりを挟む
そろそろ帰る?…かしこまりました、お嬢様。
…もう少しでバスが来るところだけど、やっぱり予定変更。
折角ここまで来たんだし、本当はもうちょっと紅葉のアーチをくぐっていたそうだったから。
見ていればそれくらい分かるよ。それに、なんだか雨が降りそうだし…歩ける?
こっちで休ませてもらおう。
やっぱり降ってきた…運がなかったね。
今夜はこの宿に泊まって帰ろうか。なんだかいい景色が見られそうな気がするし、君さえよければだけど。
こんなこともあろうかと、実はお泊りセットを持ってきておいたんだ。
執事だった頃の癖が抜けなくて…どうかした?
そうか、見覚えがあると思ったら奥様と泊まりに来た旅館だったんだ…全然気づかなかった。
覚えてるよ。あの頃の俺はまだ執事として半人前、そのうえ司法予備試験をパスしただけのただの学生で…息抜きにって同行させてくださったんだ。
こっそり君とふたりで夜の街を歩いたね。
奥様は気づいていたけど黙っていてくださって、それから…ちょっとだけ待ってて。
見覚えがあるもの、もうひとつ見つけたから。
お待たせ。覚えてる?君は瓶ラムネを知らなくて、開けられないって困ってた。
俺が開けたら、ありがとうって笑って近くのお店で買った蜂蜜をくれた。
なんだか懐かしくなってきたな…。君も懐かしい?
そっか、俺だけじゃないんだ。
このままチェックインしちゃおうか。
俺が知らない君の話を聞きたくなっちゃった。…それに、このままだと風邪引いちゃうかもしれないから。
それじゃあ決まり。今夜はゆっくり話そうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こちらのルートは過去に想いを馳せながら今を見つめるルートに仕上げたかったのですが、これで大丈夫でしょうか…。
…もう少しでバスが来るところだけど、やっぱり予定変更。
折角ここまで来たんだし、本当はもうちょっと紅葉のアーチをくぐっていたそうだったから。
見ていればそれくらい分かるよ。それに、なんだか雨が降りそうだし…歩ける?
こっちで休ませてもらおう。
やっぱり降ってきた…運がなかったね。
今夜はこの宿に泊まって帰ろうか。なんだかいい景色が見られそうな気がするし、君さえよければだけど。
こんなこともあろうかと、実はお泊りセットを持ってきておいたんだ。
執事だった頃の癖が抜けなくて…どうかした?
そうか、見覚えがあると思ったら奥様と泊まりに来た旅館だったんだ…全然気づかなかった。
覚えてるよ。あの頃の俺はまだ執事として半人前、そのうえ司法予備試験をパスしただけのただの学生で…息抜きにって同行させてくださったんだ。
こっそり君とふたりで夜の街を歩いたね。
奥様は気づいていたけど黙っていてくださって、それから…ちょっとだけ待ってて。
見覚えがあるもの、もうひとつ見つけたから。
お待たせ。覚えてる?君は瓶ラムネを知らなくて、開けられないって困ってた。
俺が開けたら、ありがとうって笑って近くのお店で買った蜂蜜をくれた。
なんだか懐かしくなってきたな…。君も懐かしい?
そっか、俺だけじゃないんだ。
このままチェックインしちゃおうか。
俺が知らない君の話を聞きたくなっちゃった。…それに、このままだと風邪引いちゃうかもしれないから。
それじゃあ決まり。今夜はゆっくり話そうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こちらのルートは過去に想いを馳せながら今を見つめるルートに仕上げたかったのですが、これで大丈夫でしょうか…。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ピアノ教室~先輩の家のお尻たたき~
鞭尻
大衆娯楽
「お尻をたたかれたい」と想い続けてきた理沙。
ある日、憧れの先輩の家が家でお尻をたたかれていること、さらに先輩の家で開かれているピアノ教室では「お尻たたきのお仕置き」があることを知る。
早速、ピアノ教室に通い始めた理沙は、先輩の母親から念願のお尻たたきを受けたり同じくお尻をたたかれている先輩とお尻たたきの話をしたりと「お尻たたきのある日常」を満喫するようになって……
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
今、夫と私の浮気相手の二人に侵されている
ヘロディア
恋愛
浮気がバレた主人公。
夫の提案で、主人公、夫、浮気相手の三人で面会することとなる。
そこで主人公は男同士の自分の取り合いを目の当たりにし、最後に男たちが選んだのは、先に主人公を絶頂に導いたものの勝ち、という道だった。
主人公は絶望的な状況で喘ぎ始め…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる