物置小屋

黒蝶

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1人向け・慰め系

雨に想う(記憶障害の恋人)

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ただいま。どうしたの、そんなに外を眺めて…。
そうだね。今日は結構降ってる気がする。
似てる?何が?…なんでもないわけないでしょ?
君は言いたくないかもしれないけど、俺は聞きたい。もし話せそうなことがあるなら教えて。無理矢理言えなんて言うつもりはないから、君が苦しくならない範囲で話を聞かせてほしい。
…たしかに雨の日は落ち着くね。それだけじゃない?…成程、自分に重ね合わせちゃったんだ。
雨はすぐ消える。地面におちたらそこで終わりだし、水たまりもやがてなくなってしまう。
それでも、そこに水たまりがあった事実は変わらない。
…そういうところも、君に似てるのかもしれないね。
雨は綺麗だし、消えたとしてもどこかしらに痕跡がある。
濡れた傘とか、レインブーツとか…そういうもの全部に残るんじゃないかな?
今朝、昨日のことを忘れちゃってたことに落ちこんでるでしょ?
…やっぱり。様子がおかしいのは分かってたんだ。
俺にできるのは君の隣にいることだけだから…もっとできることがあればいいのにって思うことはあるよ。
だけど、君が忘れてしまってもちゃんとここに残ってる。俺の中にも残ってるよ。
だから、そんなに不安がらなくても大丈夫。
何かあったときは俺も一緒に考えるから、ひとりで抱えこまないで。
…こう?抱きしめてほしそうだったから、言われる前に行動に移してみました。もしかしてちょっと照れてる?
ごめん。からかってるわけじゃないよ。
だけど、こうしていれば温かいだろうなって思ったんだ。
君が嫌じゃなければ、もう少しだけこうしててもいい?…ありがとう。
君と一緒にいられるのはやっぱり嬉しい。
雨音もいいけど、君の声を聞いていたいな。
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久しぶり?に記憶障害の恋人で綴ってみました。
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