物置小屋

１人向け・看病系

刺激が強すぎる(偏頭痛)

ただいま…って、どうかした？何かあった？
もしかして、息苦しいとか…待ってて、すぐ車出すから。
救急車は呼びたくないって、この前言ってたでしょ？それなら僕が運転するよ。
…病院、行かなくていいの？頭痛？そっか、今日は電車に乗るって言ってたね。
香水とかお酒とか、沢山のにおいが混ざってたから誘発されて頭痛がおきた…違う？
ごめん。それなら安静にしてて。あとのことは僕がやるから、無理して起きあがろうとしない。
今の君の仕事は寝ることだよ。本当はただ話すのも辛いんだよね？
見てれば大体分かるよ。そのまま横になってて。
他にも僕にできることがあればやるから言ってね。

…ごめん、起こした？
ブランケットをかけてただけなんだ。やっと眠れてるみたいだったから、できればもうちょっと寝ててほしかったんだけど…ご飯できたよ。
お茶漬けとコーンポタージュ、どっちがいい？…どっちも？
食べられるくらいまで調子が戻ったならちょっと安心した。
謝らないで。においにやられやすいのは体質だろうし、誰が悪いわけでもないから。
それに、体調を崩すことは誰にだってあるよ。
…もし他に食べられそうなものがあるなら用意するけど、何かある？
了解。それじゃあデザートは後でね。
たしか、発酵食品が頭痛を誘発することもあるんだよね…それじゃあプリンにしよう。
ふたりで一緒に食べられるなら、僕はどんなものでも構わないから。
…それに、こうやって君に食べさせる口実ができるのは嬉しいしね。
どうしたの？口、ちゃんと開けてくれないと食べさせられないでしょ？
真っ赤になってないで、もう少し開けて。
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においに敏感という意味と、彼の行動が彼女にとってという二重の意味でタイトルをつけました。