物置小屋

１人向け・イベント系

ふたりだけのパンプキンナイト・紫(分岐2)

ただいま。...ごめん。今夜は帰れないかもしれない。遅かったら先に寝てて。
これから少し用事を片づけないといけないんだ。今も道具を取りにきただけで、ご飯を食べる時間もない。
できるだけ早く帰ってくるつもりではいるけど、あんまり期待しないで。それじゃあ。


...さて。あれが今回のターゲットか。
こんばんは。情報どおりで助かりました。噂を聞いたんです。あなたがハロウィンに乗じて、薬物を売りさばこうとしていると。
なので、調査してほしいと依頼を受けました。
僕にはあなたのような権力も後ろ楯もありません。
ただ、護りたい日常があるんです。
今夜は苛ついているので少々乱暴になりますが、ご容赦ください。

...これで大丈夫でしょうか？すみません、戦闘は基本的に僕の専門分野ではありませんので。
手加減はしたつもりですが、そんなにまずかったでしょうか？
引き渡しはお願いしますね。それでは失礼します。


...ただいま。もう深夜だし、やっぱり寝てるか。
こんなに沢山準備してくれていたのに...本当にごめん。
《温めて食べてください》...料理もかぼちゃのものやチョコレート菓子がいっぱい並んでる。
お菓子を用意しておいてってお願いしておいたからかな...。
俺は、約束を護りたかった。君に楽しいって思ってほしかっただけなのに。
...ごめん、起こした？さっき帰ってきたんだ。
お菓子を持ってないけど、悪戯は避けたいから...これあげる。
ぼろぼろになったヘアゴムをずっと使ってるでしょ？
女の子が身につけるものって選びなれてないから、これでいいのか分からないけど...遅くなってごめん。
髪、結んでもいい？君はいつほしいものを聞いてもいらないって言うけど、俺にできるのはそれしかないから...。
家のことをやってもらっているのに、俺は君に何も返せていないと思う。
匿っているのは俺の仕事だからであって、それが君に対する正当な報酬になってない。
...だからせめて、不自由ない生活を楽しんでほしいんだ。
今の生活、楽しい？さっきもうなされてたみたいだけど、やっぱり昔の夢は視るの？
多分しばらく時間はかかると思う。でも、いつかいい夢が視られる日もくるかもしれない。
そんな日がいつか来ると信じて、毎日待つことにしてる。...俺も同じだから。
泣かせてごめん。寂しい思いをさせて...なかなかちゃんとここに帰ってこられなくてごめん。
もう遅い時間だけど、これから少しでもハロウィンらしいことできるかな？
贈り物なんて、沢山ある料理と君の笑顔で充分だ。
今の俺には、それが1番の原動力になっているから。
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紫...ハロウィンのお菓子をイメージしたのですが、他の色の方がよかったかもしれません。