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1人向け・慰め系
『お姉ちゃん』をやめる時間(よく分からなくなりました)
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あれ、いらっしゃい。こんな時間に来るなんて珍しいね。
どうかしたの?何かあった?
...取り敢えずあがって。
丁度アイスコーヒーを作ったところだったんだ。もしよかったらどうぞ。
ついでにクッキーもあるから、食べながら話そうか。
...泣きたいときは、泣いていいんだよ。
そっか、それで家を飛び出してきちゃったんだね。
たしかにお姉ちゃんだからって言われると嫌になるし、自分のときは駄目だったことが下の兄弟のときは許可が出たりすると複雑な気持ちになると思う。
私は駄目だったのにって...そう思うのも、無理ないんじゃないかな?
それでも、下の子のことが嫌いにはならないんでしょ?...君は本当にすごいね。
ただ...小さい頃からそんな感じだったなら、今の君の性格にも影響してるのかもしれないとは思うけど。
君は時々、無意識のうちに我慢してるときがある。やっぱり、心当たりない?
そうだな...たとえば、行きたい場所があっても言わずに俺の予定を優先しようとしてくれたりとか、欲しいものがあっても全然言わないとか...。
それはきっと君の優しさなんだろうけど、俺はもっと君に我儘になってほしい。
俺の前でだけは、ちゃんと自分がやりたいことや欲しいものを話してほしいんだ。
四六時中いいお姉ちゃんでいなくたって、俺は君のことが好きだよ。
私なんか何もできないってよく言うけど、君はいつも必死にもがいてる。
だから今この時間だけはいい子をやめて、お姉ちゃんもやめて...ただの恋人でいてほしい。
俺には兄弟がいないから全部は理解できないかもしれないけど、今夜みたいに全部が嫌になったら俺を頼ってほしいんだ。
君のいいところも沢山知ってるし、君を大切にしたい気持ちは誰にも負けてないつもり。
もし家にいるのが辛いなら、いつでもここに来て。
この場所でだけは、頑張ってるのがなかなか目に見えないお姉ちゃんの重荷をおろしてゆっくり休んで。
ここでじゃなくてもいいから、そのままの自分を失わない時間を作ってほしい。
...どんな君だって、俺が大切にしたい恋人であることに変わりはないんだから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
考えてはいけない、そう思ってもどうしても考えてしまいます。
私が駄目だったことも下の子のときはよくて、何をやってもお姉ちゃんなんだから、お姉ちゃんなのにと言われるのは日常茶飯事でした。
ただ、下の子を嫌いだと思ったことはありません。
複雑でどうすればいいのか分からない、どす黒い風船みたいになった気持ちを思いきり誰かにぶつけてみたいと思い綴ってみました。
申し訳ありません。
どうかしたの?何かあった?
...取り敢えずあがって。
丁度アイスコーヒーを作ったところだったんだ。もしよかったらどうぞ。
ついでにクッキーもあるから、食べながら話そうか。
...泣きたいときは、泣いていいんだよ。
そっか、それで家を飛び出してきちゃったんだね。
たしかにお姉ちゃんだからって言われると嫌になるし、自分のときは駄目だったことが下の兄弟のときは許可が出たりすると複雑な気持ちになると思う。
私は駄目だったのにって...そう思うのも、無理ないんじゃないかな?
それでも、下の子のことが嫌いにはならないんでしょ?...君は本当にすごいね。
ただ...小さい頃からそんな感じだったなら、今の君の性格にも影響してるのかもしれないとは思うけど。
君は時々、無意識のうちに我慢してるときがある。やっぱり、心当たりない?
そうだな...たとえば、行きたい場所があっても言わずに俺の予定を優先しようとしてくれたりとか、欲しいものがあっても全然言わないとか...。
それはきっと君の優しさなんだろうけど、俺はもっと君に我儘になってほしい。
俺の前でだけは、ちゃんと自分がやりたいことや欲しいものを話してほしいんだ。
四六時中いいお姉ちゃんでいなくたって、俺は君のことが好きだよ。
私なんか何もできないってよく言うけど、君はいつも必死にもがいてる。
だから今この時間だけはいい子をやめて、お姉ちゃんもやめて...ただの恋人でいてほしい。
俺には兄弟がいないから全部は理解できないかもしれないけど、今夜みたいに全部が嫌になったら俺を頼ってほしいんだ。
君のいいところも沢山知ってるし、君を大切にしたい気持ちは誰にも負けてないつもり。
もし家にいるのが辛いなら、いつでもここに来て。
この場所でだけは、頑張ってるのがなかなか目に見えないお姉ちゃんの重荷をおろしてゆっくり休んで。
ここでじゃなくてもいいから、そのままの自分を失わない時間を作ってほしい。
...どんな君だって、俺が大切にしたい恋人であることに変わりはないんだから。
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考えてはいけない、そう思ってもどうしても考えてしまいます。
私が駄目だったことも下の子のときはよくて、何をやってもお姉ちゃんなんだから、お姉ちゃんなのにと言われるのは日常茶飯事でした。
ただ、下の子を嫌いだと思ったことはありません。
複雑でどうすればいいのか分からない、どす黒い風船みたいになった気持ちを思いきり誰かにぶつけてみたいと思い綴ってみました。
申し訳ありません。
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