766 / 1,797
1人向け・看病系
心ごと温めたい(女の子の日・元・執事シリーズです)
しおりを挟む
...目が覚めましたか、お嬢様。
どうやってここまで帰ってきたか覚えてない、ね...無理もない。
今日はふたりで夕飯の買い物をしに行こうって話になって、お店に向かっていたんだ。
行きは元気だったけど、帰り際になって君の様子がおかしくなった。
どうしたのかと声をかけても返事がないから、そのままおぶってここまで来たんだ。
...あれから3時間起きないから、どうしようかと思った。
急にうずくまるものだから流石に焦ったし、何をすればいいのか全然分からなかった。
ごめん。体調が悪いことにも気づけないなんて恋人失格だ。
ましてや、君にとっては久しぶりの外なんだから楽しんでほしかったのに...。
今はもう平気?まだ顔色が悪いように見えるけど...え、月のもの?
もしかして、そのせいでお腹が痛くなったとか...そうだったんだ。
よかった、胃薬とか下手に飲ませるのもまずいかと思ってまだ何も用意してなかったから...。
ちゃんと温めた方がよさそうだね。
ご飯は食べられそう?薬を持ってくるからちょっと待ってて。
...小さい引き出しに入ってる、苦い粉薬でしょ?
いつも飲んでたのは知ってるから、どんな些細なものだって用意してみせる。
最近は気温の変化も激しいから、偏頭痛も一緒におこってるんじゃない?
それなら無理しないで休んでて。
...起きなかったらどうしようってちょっとだけ思ったけど、元気になってくれればそれでいいから。
ご飯できたよ。食べられそう?
それじゃあ、いただきます。...あんまり詳しくないからこれでよかったのか分からないけど、もし気分が悪くなったらすぐ言って。
ほとんど食べられたみたいでよかった。
無理矢理口につめこむように食べた訳じゃないんだよね?...それなら安心した。
いつもならもっと遅くまで起きてるけど、今夜は早く寝た方がいい。
...ひとりで寝るのは寂しい?
そんなに照れなくてもいいのに...可愛い。
薬もちゃんと飲んだみたいだね。
苦いって顔をしてるからすぐ分かるよ。
先に部屋に戻って横になってて。すぐに行くから。
...おまたせ。お腹、さすってもいい?
こういうときって温かくした方がいいんだよね?
どうかしたの?どうしてって...この場所、まだ傷が残ってるでしょ?
だから、下手に触らない方がいいかなって思ったんだ。
あの人たちのことを考えずにすむならそれが1番いいかなって思った。
俺だって、君の立場なら思い出したくもないから。
今夜は眠れそう?それならゆっくり休んで。
朝までこうして側にいるから。
...こんな日がくるとは思ってなかったからすごく嬉しい。
朝まで君の隣にいられるなんて、本当に幸せだな...。
おやすみ。どうか明日はよくなってくれますように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この彼はちょっと有能すぎて時々どう綴ろうか迷います。
これで大丈夫でしょうか...。
どうやってここまで帰ってきたか覚えてない、ね...無理もない。
今日はふたりで夕飯の買い物をしに行こうって話になって、お店に向かっていたんだ。
行きは元気だったけど、帰り際になって君の様子がおかしくなった。
どうしたのかと声をかけても返事がないから、そのままおぶってここまで来たんだ。
...あれから3時間起きないから、どうしようかと思った。
急にうずくまるものだから流石に焦ったし、何をすればいいのか全然分からなかった。
ごめん。体調が悪いことにも気づけないなんて恋人失格だ。
ましてや、君にとっては久しぶりの外なんだから楽しんでほしかったのに...。
今はもう平気?まだ顔色が悪いように見えるけど...え、月のもの?
もしかして、そのせいでお腹が痛くなったとか...そうだったんだ。
よかった、胃薬とか下手に飲ませるのもまずいかと思ってまだ何も用意してなかったから...。
ちゃんと温めた方がよさそうだね。
ご飯は食べられそう?薬を持ってくるからちょっと待ってて。
...小さい引き出しに入ってる、苦い粉薬でしょ?
いつも飲んでたのは知ってるから、どんな些細なものだって用意してみせる。
最近は気温の変化も激しいから、偏頭痛も一緒におこってるんじゃない?
それなら無理しないで休んでて。
...起きなかったらどうしようってちょっとだけ思ったけど、元気になってくれればそれでいいから。
ご飯できたよ。食べられそう?
それじゃあ、いただきます。...あんまり詳しくないからこれでよかったのか分からないけど、もし気分が悪くなったらすぐ言って。
ほとんど食べられたみたいでよかった。
無理矢理口につめこむように食べた訳じゃないんだよね?...それなら安心した。
いつもならもっと遅くまで起きてるけど、今夜は早く寝た方がいい。
...ひとりで寝るのは寂しい?
そんなに照れなくてもいいのに...可愛い。
薬もちゃんと飲んだみたいだね。
苦いって顔をしてるからすぐ分かるよ。
先に部屋に戻って横になってて。すぐに行くから。
...おまたせ。お腹、さすってもいい?
こういうときって温かくした方がいいんだよね?
どうかしたの?どうしてって...この場所、まだ傷が残ってるでしょ?
だから、下手に触らない方がいいかなって思ったんだ。
あの人たちのことを考えずにすむならそれが1番いいかなって思った。
俺だって、君の立場なら思い出したくもないから。
今夜は眠れそう?それならゆっくり休んで。
朝までこうして側にいるから。
...こんな日がくるとは思ってなかったからすごく嬉しい。
朝まで君の隣にいられるなんて、本当に幸せだな...。
おやすみ。どうか明日はよくなってくれますように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この彼はちょっと有能すぎて時々どう綴ろうか迷います。
これで大丈夫でしょうか...。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
一人用声劇台本
ふゎ
恋愛
一人用声劇台本です。
男性向け女性用シチュエーションです。
私自身声の仕事をしており、
自分の好きな台本を書いてみようという気持ちで書いたものなので自己満のものになります。
ご使用したい方がいましたらお気軽にどうぞ
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる