物置小屋

１人向け・看病系

ちょっぴりティータイム(頭痛持ちの彼と眠れない彼女)

もしかして眠れないの？
...お茶でも飲む？
俺も眠れそうにないから、一緒に夜更かししようか。
今日は買い物ついでに美味しそうなお菓子を見つけたんだ。
それが今ここにあるんだけど、もしよければ一緒に食べよう。

この紅茶は美味しいから、冷めないうちにどうぞ。
俺はただのお茶にしただけ...。
どうしてそんなこと聞くの？わっ、いきなり頭をさわられたら...。
やっぱり君に隠し事はできないね。
実は頭痛で眠れなくて起きてたんだ。
さっき薬を飲んだんだけど、まだ効いてきてないみたい。
でも、いつもよりはましだから平気だよ。
それよりも俺は君の方が心配なんだ。
大丈夫？最近魘されてたよね？
だから、もう少し悪夢を見ないような環境にできればいいなって思ったんだ。
...なのに、余計な気を遣わせてごめん。
お互い様って言われればそうかもしれないけど、やっぱりこういうときはごめんよりありがとうの方がよかったのかもしれないね。
紅茶、美味しい？それならよかった。
早速一緒に食べようか。
夕飯をあんまり食べられなかったし、ちょっとだけなら頭痛にも影響しないだろうから一緒に楽しみたいな。
...駄目？ありがとう。それじゃあ、いただきます。
...うん、甘さ控えめで美味しい。
でも、君にはちょっと苦かった？...次はもうちょっと甘めのものを選んでくるよ。
そのときは、またこんなふうにお茶しよう。
俺も体調万全にしておくから、君も眠れるときはちゃんと睡眠とってね。
片づけは明日にして、一緒に布団に入ろうか。
ひとりで眠れなくても、ふたりでなら熟睡できるかもしれないから。
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短めになってしまいました...。