733 / 1,797
1人向け・看病系
伝えあいたい、この心(失声症の恋人)
しおりを挟む
ただいま...って、その指どうしたの?
いつもより書くの時間かかるでしょ?ゆっくりでいいから、先に部屋で着替えてくるね。
...お待たせ。それで、その怪我はどうしたの?
『洗い物をしていたら手にフォークが刺さった』って、どうしてそんな状況に...。
もしかして、ご飯を作ってる途中でそうなったの?
ごめん。本当なら今日は一緒に作ろうって話だったのに...痛かったでしょ?
『お願い』って何?今、口が動いたのちゃんと見てたよ。
大丈夫だよ、書くまで待ってるから。
『絆創膏が自分では上手く貼れない』...ああ、そういうことか。
もし痛かったらビンタしてくれていいから、力ずくで止めてね。
よし、こんな感じでどうかな?
駄目だよ、笑って誤魔化そうとしても。...今ちょっと滲みたでしょ?
君は表情に出やすくて、本当に可愛い。
そういうところも好きだよ。
そんなに照れなくてもいいのに...よし、終わった。
『ありがとう』なんて言われるほどのことはしてないよ。
俺は、君が怪我しているのを放っておけなかっただけだから。
残りの洗い物は俺に任せて、君は座って待ってて。
どうしたの、そんなに服を引っ張って...『ありがとう。終わったら一緒にお茶したいな』って...よかった、思ったより元気そうで。
玄関を開けたときの君の顔、なんだか不安そうだったから何かあったのかなって思って...。
大丈夫、ちゃんと待ってるから君の気持ちを教えて。
『なかなか帰ってこないから心配だった』...ごめん、連絡した後電車に乗り遅れちゃった。
それから少しして乗ったんだけど、今度は降りる駅を間違えちゃって...そこから走って帰ったんだ。
どうしてそんなに驚いてるの?
『どうして次の電車を待たなかったの?』、か...早く君に会いたかったから。
それから、寂しい思いをさせてるんじゃないか不安だったからかな。
少しだけ待ってて、すぐ終わらせるから。
...食器洗い、君がほとんど片づけてくれてたおかげでもう終わったよ。
『お疲れ様。軽食だけ用意しておいたけど、ご飯食べてきた?』...君は本当に優しいね。
実はお昼からちゃんとした食事をしてなかったんだ。
そんな勢いよく立ち上がらなくても、これだけあれば充分だよ。
折角片づいたばかりだし、それに...ご飯よりも君のことを補給させてほしいな。
こうやってゆっくり紅茶を飲む機会なんて最近はなかったから、すごく嬉しいんだ。
...ん?どうしたの?
『本当は疲れているんじゃない...?』...ありがたいけど、俺のことより自分のことを労ってほしいな。
怪我、結構痛むんでしょ?カップが持てないくらいとなると、なかなか辛いよね。
...だから、こっちのお菓子は俺が食べさせてあげる。
これだったら、片手しか使えなくても平気でしょ?
それに、君の近くにいられるから俺にとってもいいことだしね。
あ、また照れてる。...君の気持ちが沢山伝わってくる分、俺の心も君に伝えられるといいな。
ううん、なんでもない。ほら、口開けて。
一緒に食べれば、どんなものでもきっといつもより美味しくなるから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メモ帳のストックがなくなりそうだな...と思った瞬間になんとなく思いつきました。
因みに先日洗い物をしていて本当にフォークが指に刺さりました。
それほど深くありませんでしたが出血しました。
今も絆創膏を貼っています。
いつもより書くの時間かかるでしょ?ゆっくりでいいから、先に部屋で着替えてくるね。
...お待たせ。それで、その怪我はどうしたの?
『洗い物をしていたら手にフォークが刺さった』って、どうしてそんな状況に...。
もしかして、ご飯を作ってる途中でそうなったの?
ごめん。本当なら今日は一緒に作ろうって話だったのに...痛かったでしょ?
『お願い』って何?今、口が動いたのちゃんと見てたよ。
大丈夫だよ、書くまで待ってるから。
『絆創膏が自分では上手く貼れない』...ああ、そういうことか。
もし痛かったらビンタしてくれていいから、力ずくで止めてね。
よし、こんな感じでどうかな?
駄目だよ、笑って誤魔化そうとしても。...今ちょっと滲みたでしょ?
君は表情に出やすくて、本当に可愛い。
そういうところも好きだよ。
そんなに照れなくてもいいのに...よし、終わった。
『ありがとう』なんて言われるほどのことはしてないよ。
俺は、君が怪我しているのを放っておけなかっただけだから。
残りの洗い物は俺に任せて、君は座って待ってて。
どうしたの、そんなに服を引っ張って...『ありがとう。終わったら一緒にお茶したいな』って...よかった、思ったより元気そうで。
玄関を開けたときの君の顔、なんだか不安そうだったから何かあったのかなって思って...。
大丈夫、ちゃんと待ってるから君の気持ちを教えて。
『なかなか帰ってこないから心配だった』...ごめん、連絡した後電車に乗り遅れちゃった。
それから少しして乗ったんだけど、今度は降りる駅を間違えちゃって...そこから走って帰ったんだ。
どうしてそんなに驚いてるの?
『どうして次の電車を待たなかったの?』、か...早く君に会いたかったから。
それから、寂しい思いをさせてるんじゃないか不安だったからかな。
少しだけ待ってて、すぐ終わらせるから。
...食器洗い、君がほとんど片づけてくれてたおかげでもう終わったよ。
『お疲れ様。軽食だけ用意しておいたけど、ご飯食べてきた?』...君は本当に優しいね。
実はお昼からちゃんとした食事をしてなかったんだ。
そんな勢いよく立ち上がらなくても、これだけあれば充分だよ。
折角片づいたばかりだし、それに...ご飯よりも君のことを補給させてほしいな。
こうやってゆっくり紅茶を飲む機会なんて最近はなかったから、すごく嬉しいんだ。
...ん?どうしたの?
『本当は疲れているんじゃない...?』...ありがたいけど、俺のことより自分のことを労ってほしいな。
怪我、結構痛むんでしょ?カップが持てないくらいとなると、なかなか辛いよね。
...だから、こっちのお菓子は俺が食べさせてあげる。
これだったら、片手しか使えなくても平気でしょ?
それに、君の近くにいられるから俺にとってもいいことだしね。
あ、また照れてる。...君の気持ちが沢山伝わってくる分、俺の心も君に伝えられるといいな。
ううん、なんでもない。ほら、口開けて。
一緒に食べれば、どんなものでもきっといつもより美味しくなるから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メモ帳のストックがなくなりそうだな...と思った瞬間になんとなく思いつきました。
因みに先日洗い物をしていて本当にフォークが指に刺さりました。
それほど深くありませんでしたが出血しました。
今も絆創膏を貼っています。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お尻たたき収容所レポート
鞭尻
大衆娯楽
最低でも月に一度はお尻を叩かれないといけない「お尻たたき収容所」。
「お尻たたきのある生活」を望んで収容生となった紗良は、収容生活をレポートする記者としてお尻たたき願望と不安に揺れ動く日々を送る。
ぎりぎりあるかもしれない(?)日常系スパンキング小説です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ピアノ教室~先輩の家のお尻たたき~
鞭尻
大衆娯楽
「お尻をたたかれたい」と想い続けてきた理沙。
ある日、憧れの先輩の家が家でお尻をたたかれていること、さらに先輩の家で開かれているピアノ教室では「お尻たたきのお仕置き」があることを知る。
早速、ピアノ教室に通い始めた理沙は、先輩の母親から念願のお尻たたきを受けたり同じくお尻をたたかれている先輩とお尻たたきの話をしたりと「お尻たたきのある日常」を満喫するようになって……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる