物置小屋

１人向け・慰め系

疲れた日には(よく分からなくなってしまいました...)

ただいま。...ねえ、今後ろに隠したものを見せてくれる？
俺には、君が包丁を握りしめていたように見えたけど...どうして後ろに下がっていくの？
そんなことしても、こうして捕まえちゃえば逃げられないのに。
これって...取り敢えず手当てしよう。
俺を殺そうとしていた訳じゃないなら包丁を置いて。
床の汚れなんて後からでも何とかできるでしょ？まずは止血しないと。
...結構深く切れてるね。痛かったでしょ？
何か辛いことがあったの？
ごめん、質問してばかりじゃ困らせちゃうよね。
怖いことを忘れられるから...昔のこと、思い出してたんだね。
君が苦労したことは知ってるし、それくらいじゃ驚かないよ。
傷を隠そうとするところも、ひとりで抱えこんで何とかしようとするところも、付き合い始めた頃から変わらないね。
責めている訳じゃないから謝らないで。
君はきっと優しいし強い人だ。
それは長所だし、誰にでもできることじゃない。
でも、それだと君は辛いものをずっと独りで抱えていくことになるでしょ？
...俺はそれが嫌なんだ。
辛そうにしている君を見ているだけしかできないなんて、堪えられない。
その腕の傷もだけど、君の心はもっと沢山の傷を負っているんだと思う。
辛いことや苦しいことを誰にも言えないのは、想像を絶するほどの苦痛があるんだろうなって思うんだ。
...君は自分の過去のことなんて小さいことだと言っていたけど、苦しみに大きいも小さいもないんじゃないかな？
今でも苦しみと戦っているのはすごいことだと思う。
でも、たまには休んでもいいんだ。
どんなものとでも、戦って疲れたときは休憩してもいいんだよ。
...はい、手当て終わり。
片づけなんて気にしなくていいから、君はそこに座って休んでて。
ん？引くって何が？
できれば切らないでほしいなとは思うけど、君がいなくなっちゃうことに比べたら全然いい。
それが今の君の心を護る手段なら、俺には否定することはできないよ。
本当は俺が支えになって、疲れているときはずっと側にいられればいいんだけど...。
今日の君は謝ってばかりだね。
そんなに謝らなくていいんだよ。
俺は君のことを怒ってないし、寧ろ何もできなくて俺の方が申し訳ないというか...ぼろぼろになるまで気づけなくてごめん。
掃除も終わったし、抱きしめてもいい？
俺は君がどんな姿になっても大切だから、それだけは覚えておいて。
...愛してる。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
何を書こうかと考えたときに、ぱっと浮かんだのがこれでした。
支離滅裂かもしれません、申し訳ありません...。