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1人向け・イベント系
赤い恋・花ルート(分岐1)
しおりを挟む「よかった、間に合って...。大丈夫だった?
怪我はなさそうだけど、もう少しだけ頑張れそう?
まずはこの人を捕まえないといけないから、ちょっとだけ待っててね。」
『...ふたりとも先に行け。俺はこの犯罪者を逮捕する。
人質がいないなら俺だけで充分だ。』
「本当に大丈夫?」
『普段鍛えてるからな。...ほら、早く行け。』
「ありがとう。それじゃあ、しっかり掴まっててね...。」
『...よし、行ったか。
さて、あんたには聞きたいことがやまほどある。
もう夜更けだし、ここで事情聴取してやるよ。その老体では堪えるだろう?
なんであんな無垢な子にそんな劇物を飲ませようとした?
もし飲んでいたらどうするつもりだったんだよ。
俺は自分の欲を満たすことしか考えられないやつは嫌いだ。
...あんたみたいなタイプがな。
クリスマスに仕事なんて本当についてない。
朝になるまでとことんつきあってもらうからな。』
「ここまで来れば大丈夫。
怖かったのに、1人で対抗して偉かったね...よしよし。赤ずきんはやっぱりすごいね。
え、子ども扱いなんてしてないよ。
泣くほど怖かったんでしょ...?
僕が傷つけられなかったか心配?大丈夫だよ、ほら。
...って、ごめん。そういうことか。
耳と尻尾、時間になったから出てきちゃったみたいだ。
僕が怖い?...家の近くまで送ろうか。
帰りたくない?おばあさんのこと、話したくないから?
...よし、それじゃあ今夜は特別。
僕の家においで。でも、夜が明けたら帰らないと駄目だよ。
一緒には行けないよ。だって僕、化け物なんだから。
帰りたくない理由、他にもあるの?
それは体の傷が関係してる?...図星みたいだね。
何も聞かないから、一緒にご飯を食べよう。
君が謝る必要なんてない。だって、ただお見舞いに行っただけでしょ?
そうじゃない?どういうこと...?ああ、花が散ってしまったのか。
他にも育てているし、君を笑顔にできるならいくらでもあげる。
それに、きっとこのポインセチアがお守りになってくれたんだよ。
言ったでしょ、お守りになるはずだって。
他に欲しいものがあるならなんでも...わっ、ど、どうしたのいきなり抱きついてきて?
好き...ありがとう。僕も好きだよ。
僕の心が欲しい...え!?そういう意味?
ごめん、てっきり友だちとしてかと...。
ねえ、赤ずきん。
僕は君のこと、ずっと前から好きだったよ。
でも、僕はどうしたって人間にはなれないし化け物だから...。
町には一緒に行けないし、住むならこの森の奥にある家になるし...それでもいいの?
ありがとう。それなら僕も覚悟を決める。
君のこと、一生愛するって誓うから...これから先、恋人として一緒にいてくれますか?
ありがとう。...いい子にはプレゼントをあげよう。
はい、どうぞ。手袋、この前なくしちゃったって言ってたでしょ?
だから、なんとか仕入れられたものを使って作ってみたんだ。
...気に入ってくれた?やっと笑ってくれたね。
流石にこのまま家出しちゃうのはよくないから、明日の朝ちゃんと手紙くらいは書いておいで。
荷物もとってこないといけないでしょ?
空き部屋をあげるから、そこを自由に使って。
...メリークリスマス。まさかこんな日がくるなんて思っていなかったから、すごく嬉しい。
君のことは僕が絶対に護るから。...愛してるよ。」
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ほぼ掛け合いがなくなってしまいました...。
赤ずきんの母親に対する疑問を持っているので、母親にも悪者になってもらうことにしました。
楽しく綴ることができました。
怪我はなさそうだけど、もう少しだけ頑張れそう?
まずはこの人を捕まえないといけないから、ちょっとだけ待っててね。」
『...ふたりとも先に行け。俺はこの犯罪者を逮捕する。
人質がいないなら俺だけで充分だ。』
「本当に大丈夫?」
『普段鍛えてるからな。...ほら、早く行け。』
「ありがとう。それじゃあ、しっかり掴まっててね...。」
『...よし、行ったか。
さて、あんたには聞きたいことがやまほどある。
もう夜更けだし、ここで事情聴取してやるよ。その老体では堪えるだろう?
なんであんな無垢な子にそんな劇物を飲ませようとした?
もし飲んでいたらどうするつもりだったんだよ。
俺は自分の欲を満たすことしか考えられないやつは嫌いだ。
...あんたみたいなタイプがな。
クリスマスに仕事なんて本当についてない。
朝になるまでとことんつきあってもらうからな。』
「ここまで来れば大丈夫。
怖かったのに、1人で対抗して偉かったね...よしよし。赤ずきんはやっぱりすごいね。
え、子ども扱いなんてしてないよ。
泣くほど怖かったんでしょ...?
僕が傷つけられなかったか心配?大丈夫だよ、ほら。
...って、ごめん。そういうことか。
耳と尻尾、時間になったから出てきちゃったみたいだ。
僕が怖い?...家の近くまで送ろうか。
帰りたくない?おばあさんのこと、話したくないから?
...よし、それじゃあ今夜は特別。
僕の家においで。でも、夜が明けたら帰らないと駄目だよ。
一緒には行けないよ。だって僕、化け物なんだから。
帰りたくない理由、他にもあるの?
それは体の傷が関係してる?...図星みたいだね。
何も聞かないから、一緒にご飯を食べよう。
君が謝る必要なんてない。だって、ただお見舞いに行っただけでしょ?
そうじゃない?どういうこと...?ああ、花が散ってしまったのか。
他にも育てているし、君を笑顔にできるならいくらでもあげる。
それに、きっとこのポインセチアがお守りになってくれたんだよ。
言ったでしょ、お守りになるはずだって。
他に欲しいものがあるならなんでも...わっ、ど、どうしたのいきなり抱きついてきて?
好き...ありがとう。僕も好きだよ。
僕の心が欲しい...え!?そういう意味?
ごめん、てっきり友だちとしてかと...。
ねえ、赤ずきん。
僕は君のこと、ずっと前から好きだったよ。
でも、僕はどうしたって人間にはなれないし化け物だから...。
町には一緒に行けないし、住むならこの森の奥にある家になるし...それでもいいの?
ありがとう。それなら僕も覚悟を決める。
君のこと、一生愛するって誓うから...これから先、恋人として一緒にいてくれますか?
ありがとう。...いい子にはプレゼントをあげよう。
はい、どうぞ。手袋、この前なくしちゃったって言ってたでしょ?
だから、なんとか仕入れられたものを使って作ってみたんだ。
...気に入ってくれた?やっと笑ってくれたね。
流石にこのまま家出しちゃうのはよくないから、明日の朝ちゃんと手紙くらいは書いておいで。
荷物もとってこないといけないでしょ?
空き部屋をあげるから、そこを自由に使って。
...メリークリスマス。まさかこんな日がくるなんて思っていなかったから、すごく嬉しい。
君のことは僕が絶対に護るから。...愛してるよ。」
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ほぼ掛け合いがなくなってしまいました...。
赤ずきんの母親に対する疑問を持っているので、母親にも悪者になってもらうことにしました。
楽しく綴ることができました。
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