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1人向け・慰め系
天使な悪魔と思いやり...?(シリーズものです)
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おはよう。またご飯を律儀に...どうかしたの?
涙の痕がある...泣いていたんじゃない?
違うって言われても説得力ないから。
...ごめん、言い方がきつかったね。話はちゃんと聞くからゆっくり話してみて。
怖い夢?それはあの人間たちに関するもの?
...そっか。外に出るのは怖い?
不安だからそういう夢を見たんじゃない?それならまた別の日に出掛けることにして、今日はここでのんびりしても...。
別に迷惑だなんて思ってないから、そんなふうに謝る必要はない。
何年も暴力をふるわれ続けた人間の感覚って心が汚くて美味しそうな人間とは違うって聞いたことはあったけど...まさかここまでとはね。
僕を呼び出した人間なんて大抵人を殺すように命令してきたのに、君は違った。
私を殺して、だったでしょ?...残念だけどその願いは叶えられない。
前にも言ったように、君の心は純粋すぎて美味しくなさそうだから。
そんな人間を食べられないよ。
優しさを持った人間がいなくなったとき、この世界はきっと終わってしまう。
僕の勝手な思いだけど、君には生きてみてほしいんだ。
それで満足したときがきたら、君の魂をもらう。
でも、君はあの場所から逃げられなかった。
もし逃げる手段があれば、僕を呼び出して契約なんかせずに済んだのにね。
包帯換えるから、ちょっとこっち来て。
そんなに怯えなくても、僕はこれからも君に暴力をふるったりしないから。
ただ、出ていきたくなったらいつでも出ていっていいからね。
...え、どうして泣いているの?
いや、いてほしくないとか思ったんじゃなくて...何度も言うけど、僕は悪魔だよ?
それなのにちっとも怖がらないし、毎日言いつけをしっかり守っているし...ここにいても退屈なんじゃないかと思ったんだ。
欲しいものを聞いてもないとしか言われないし...つまり、らしくもなく戸惑っているんだ。
鍵を開けておけば出ていくだろうと思ったのに、毎日おかえりって言葉が返ってくる。
それだけでも僕にとっては戸惑うんだよ。
...いい意味でだけどね。
少し留守番しててくれる?
どうしても行きたい場所があるんだ。
だけど、君は一緒に来ない方がいい。また悪夢を視るのは嫌でしょ?
それじゃあこの前の花のお世話でもしてて。終わったら自由にしていればいい。
...いってきます。
あの子の前だと調子が狂う。...どうしてだろう。
あれは、あの子の家族?
相変わらず探す様子もないし、やっぱりあの子は僕がもらってしまおう。
...どうしてこっちにくるんだろう。
こんにちは。僕に何かご用ですか?写真...可愛らしい女性ですね。
召しつかい、ね...さあ?知りません。
見掛けたら警察に報告して...この番号にですか?
警察ではいけないんですか?よく分かりました。それでは、さようなら。
...誰が連絡するか。
誰が僕のところにいますなんて教えてやるか。
忌々しい、自分がしたことが知られれば虐待で捕まるから...だから捜索願が出されていないのか。
やはり人間は愚かだ。
...人間がみんなあの子みたいに優しかったらよかったのに。
さて、もう戻るか。
帰ったよ。はい、お土産。今日は仕事は休みだって言ったでしょ?
だから、少しだけ雑貨屋に行ってきた。
こういうのが好みなんだろうなと思って勝手に選んできたんだけど...ねえ、どうしたの?
急に抱きつかれても分からないよ。
僕が帰る場所はこの家だけだ。
君を置いていなくなったりしないから安心して。
それも契約のうちだから。あとは...僕がそうしたいから。
いや、なんでもない。
おやつまで用意してくれたのか...ありがとう。
それじゃあ、これを一緒に食べようか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
天使な悪魔シリーズです。
私からしてみれば、生きている人間が1番怖い...。
だから、本当に死神さんや悪魔さんが存在するなら側にいたいと思うのです。
独りにはしないでくれるような気がするし、きっと嘘は吐かない。
...変でしょうか?
涙の痕がある...泣いていたんじゃない?
違うって言われても説得力ないから。
...ごめん、言い方がきつかったね。話はちゃんと聞くからゆっくり話してみて。
怖い夢?それはあの人間たちに関するもの?
...そっか。外に出るのは怖い?
不安だからそういう夢を見たんじゃない?それならまた別の日に出掛けることにして、今日はここでのんびりしても...。
別に迷惑だなんて思ってないから、そんなふうに謝る必要はない。
何年も暴力をふるわれ続けた人間の感覚って心が汚くて美味しそうな人間とは違うって聞いたことはあったけど...まさかここまでとはね。
僕を呼び出した人間なんて大抵人を殺すように命令してきたのに、君は違った。
私を殺して、だったでしょ?...残念だけどその願いは叶えられない。
前にも言ったように、君の心は純粋すぎて美味しくなさそうだから。
そんな人間を食べられないよ。
優しさを持った人間がいなくなったとき、この世界はきっと終わってしまう。
僕の勝手な思いだけど、君には生きてみてほしいんだ。
それで満足したときがきたら、君の魂をもらう。
でも、君はあの場所から逃げられなかった。
もし逃げる手段があれば、僕を呼び出して契約なんかせずに済んだのにね。
包帯換えるから、ちょっとこっち来て。
そんなに怯えなくても、僕はこれからも君に暴力をふるったりしないから。
ただ、出ていきたくなったらいつでも出ていっていいからね。
...え、どうして泣いているの?
いや、いてほしくないとか思ったんじゃなくて...何度も言うけど、僕は悪魔だよ?
それなのにちっとも怖がらないし、毎日言いつけをしっかり守っているし...ここにいても退屈なんじゃないかと思ったんだ。
欲しいものを聞いてもないとしか言われないし...つまり、らしくもなく戸惑っているんだ。
鍵を開けておけば出ていくだろうと思ったのに、毎日おかえりって言葉が返ってくる。
それだけでも僕にとっては戸惑うんだよ。
...いい意味でだけどね。
少し留守番しててくれる?
どうしても行きたい場所があるんだ。
だけど、君は一緒に来ない方がいい。また悪夢を視るのは嫌でしょ?
それじゃあこの前の花のお世話でもしてて。終わったら自由にしていればいい。
...いってきます。
あの子の前だと調子が狂う。...どうしてだろう。
あれは、あの子の家族?
相変わらず探す様子もないし、やっぱりあの子は僕がもらってしまおう。
...どうしてこっちにくるんだろう。
こんにちは。僕に何かご用ですか?写真...可愛らしい女性ですね。
召しつかい、ね...さあ?知りません。
見掛けたら警察に報告して...この番号にですか?
警察ではいけないんですか?よく分かりました。それでは、さようなら。
...誰が連絡するか。
誰が僕のところにいますなんて教えてやるか。
忌々しい、自分がしたことが知られれば虐待で捕まるから...だから捜索願が出されていないのか。
やはり人間は愚かだ。
...人間がみんなあの子みたいに優しかったらよかったのに。
さて、もう戻るか。
帰ったよ。はい、お土産。今日は仕事は休みだって言ったでしょ?
だから、少しだけ雑貨屋に行ってきた。
こういうのが好みなんだろうなと思って勝手に選んできたんだけど...ねえ、どうしたの?
急に抱きつかれても分からないよ。
僕が帰る場所はこの家だけだ。
君を置いていなくなったりしないから安心して。
それも契約のうちだから。あとは...僕がそうしたいから。
いや、なんでもない。
おやつまで用意してくれたのか...ありがとう。
それじゃあ、これを一緒に食べようか。
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天使な悪魔シリーズです。
私からしてみれば、生きている人間が1番怖い...。
だから、本当に死神さんや悪魔さんが存在するなら側にいたいと思うのです。
独りにはしないでくれるような気がするし、きっと嘘は吐かない。
...変でしょうか?
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