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1人向け・イベント系
ゆるり、ふわり。・共通話(失声症の恋人・旅行)
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おはよう。早起きだね。
旅行、そんなに楽しみにしててくれたの?...嬉しいな。
ん?『あなたは楽しみじゃなかった...?』ううん、俺だって楽しみだったよ。
誰かさんには負けたみたいだけどね。痛っ、そんなにぽかぽかたたかなくてもいいのに...。
メモ帳、新しいのに変えた?
そんなに吃驚されるとは思ってなかった...。
表紙が違うから、もしかしたらって思ったんだ。
今、『すごいね』って言った?
よし、だいぶ読唇もできるようになってきた。
そんなに申し訳なさそうな顔をしないで。
...俺は君の側にいられるだけですごく嬉しいから。
まずい、列車の時間に間に合わなくなる!
荷物貸して。君が持つのは俺の右手。
ほら、行こう?
駅から旅館まで、意外と近かったね。
先にお部屋に荷物を置かせてもらおう。
それから少し観光するっていうのはどうかな?
よし、じゃあ決まり!
ホテルの人におすすめの場所を聞いてみようか。
わあ、綺麗に色づいてるね。
こんなに赤く染まってるのを実際に見るのは初めてかもしれない。
君は?ああ、ごめん。手を繋いでたら書きづらいよね。
大丈夫だよ、待ってるから。
『本当に綺麗。ずっと見ていられそう』...そうだね、いつまででもここにいられそう。
そうだ、写真を撮ってもいい?
え、俺も写るの?それじゃあ...はい、チーズ。
どうかな?上手くいった?よかった、ちゃんと紅葉も写ってる。
君が気になってる場所はない?
折角ふたりできてるんだし、こういうときには我儘を言ってほしいな。
...もしかして、あのお店のジェラートを食べたいなって思ってる?
そんなに驚いた顔をしなくても分かるよ、視線がそっちにいってたから。
入ってみようか。どんなのがいい?『苺』?分かった、注文しにいこう。
すみません、苺のジェラートと抹茶のジェラートをください。
ありがとうございます。...はい、どうぞ。
あそこのベンチに座って食べようか。
いただきます。...うん、美味しい。
ねえ、君のをひとくちもらってもいい?
俺のもあげる。はい、どうぞ。
君と食べているからか、いつもより美味しく感じるよ。
そうだ、何か飲み物を買ってこようか?
ちょっとだけ待っててね。
駄目だ、いつもより可愛くて一言話すだけで緊張してしまう...ん?
あれって、何か聞かれてるのかな?
早く行かないと。
...あの、何か用ですか?
すみません、俺たちもここには旅行できているので道は分からないんです。
お役にたてず申し訳ありません...。
大丈夫だった?なんだか泣きそうな顔をしてるから、何かされてるんじゃないかって思って戻ってきた。
それで?どうして泣いてるの?
...書くの、もっとゆっくりでいいんだよ。
『ちゃんと話して説明したかったのにできなかったから』...君らしいね。
その優しさは君にしかないものだと思う。
『だけど、また迷惑をかけちゃった』...それで泣いてるの?
俺は君がいてくれるだけでいいって、今朝も言ったはずだよ。
その言葉に嘘はないし、この瞬間だって君のことをもっと好きになったよ。
涙なら、こうやっていくらでも拭ってあげる。
ごめん、涙引っこんじゃった?ひとまずホテルに戻ろうか。
...このまま悲しい思い出だけになんてさせないから。
ううん、なんでもない!また手を繋ごう?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の共通話はここまでです。
このふたりで綴るのは少し難しさを感じますが、頑張ってみようと思います。
旅行、そんなに楽しみにしててくれたの?...嬉しいな。
ん?『あなたは楽しみじゃなかった...?』ううん、俺だって楽しみだったよ。
誰かさんには負けたみたいだけどね。痛っ、そんなにぽかぽかたたかなくてもいいのに...。
メモ帳、新しいのに変えた?
そんなに吃驚されるとは思ってなかった...。
表紙が違うから、もしかしたらって思ったんだ。
今、『すごいね』って言った?
よし、だいぶ読唇もできるようになってきた。
そんなに申し訳なさそうな顔をしないで。
...俺は君の側にいられるだけですごく嬉しいから。
まずい、列車の時間に間に合わなくなる!
荷物貸して。君が持つのは俺の右手。
ほら、行こう?
駅から旅館まで、意外と近かったね。
先にお部屋に荷物を置かせてもらおう。
それから少し観光するっていうのはどうかな?
よし、じゃあ決まり!
ホテルの人におすすめの場所を聞いてみようか。
わあ、綺麗に色づいてるね。
こんなに赤く染まってるのを実際に見るのは初めてかもしれない。
君は?ああ、ごめん。手を繋いでたら書きづらいよね。
大丈夫だよ、待ってるから。
『本当に綺麗。ずっと見ていられそう』...そうだね、いつまででもここにいられそう。
そうだ、写真を撮ってもいい?
え、俺も写るの?それじゃあ...はい、チーズ。
どうかな?上手くいった?よかった、ちゃんと紅葉も写ってる。
君が気になってる場所はない?
折角ふたりできてるんだし、こういうときには我儘を言ってほしいな。
...もしかして、あのお店のジェラートを食べたいなって思ってる?
そんなに驚いた顔をしなくても分かるよ、視線がそっちにいってたから。
入ってみようか。どんなのがいい?『苺』?分かった、注文しにいこう。
すみません、苺のジェラートと抹茶のジェラートをください。
ありがとうございます。...はい、どうぞ。
あそこのベンチに座って食べようか。
いただきます。...うん、美味しい。
ねえ、君のをひとくちもらってもいい?
俺のもあげる。はい、どうぞ。
君と食べているからか、いつもより美味しく感じるよ。
そうだ、何か飲み物を買ってこようか?
ちょっとだけ待っててね。
駄目だ、いつもより可愛くて一言話すだけで緊張してしまう...ん?
あれって、何か聞かれてるのかな?
早く行かないと。
...あの、何か用ですか?
すみません、俺たちもここには旅行できているので道は分からないんです。
お役にたてず申し訳ありません...。
大丈夫だった?なんだか泣きそうな顔をしてるから、何かされてるんじゃないかって思って戻ってきた。
それで?どうして泣いてるの?
...書くの、もっとゆっくりでいいんだよ。
『ちゃんと話して説明したかったのにできなかったから』...君らしいね。
その優しさは君にしかないものだと思う。
『だけど、また迷惑をかけちゃった』...それで泣いてるの?
俺は君がいてくれるだけでいいって、今朝も言ったはずだよ。
その言葉に嘘はないし、この瞬間だって君のことをもっと好きになったよ。
涙なら、こうやっていくらでも拭ってあげる。
ごめん、涙引っこんじゃった?ひとまずホテルに戻ろうか。
...このまま悲しい思い出だけになんてさせないから。
ううん、なんでもない!また手を繋ごう?
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今回の共通話はここまでです。
このふたりで綴るのは少し難しさを感じますが、頑張ってみようと思います。
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