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1人向け・慰め系
伝わらない、伝えたい(理想です、ごめんなさい)
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おはよう。今日は絶好のお出掛け日和だね。
ん?どうしたの?ああ、ゆっくりでいいからね。
『今夜は神社に行くの?』...そうだよ。一緒に行こう。
お願い、するんでしょ?
できるだけ早く帰ってくるから、それまでに準備しておいてね。
それじゃあ、いってきます。
...今日も手をふってくれて可愛いな。これだけで頑張れそうだ。
おまたせ。待った?それじゃあ、行こうか。
手、繋ごう。迷子になったら困るから。
ん?どうかした?そんなに首を横に降って、本当になんでもないの...?
それならいいけど、何かあったらすぐ教えてね。
結構人が来てる...。やっぱり催し物って、みんな参加したいものなのかな?
君も楽しそうだし、俺はそれだけで満足だけど。
出店も少し出てるみたいだけど、何か食べたいものはある?
え、あっち?待って、そんなに急がなくても食べ物は逃げないから...!
すみません、りんご飴を...どれにする?
小さいのを2つください。
え、おしどり夫婦って...今はまだ違います。
それは勿論、将来そうなったらいいなとは思うけど...あんまりからかわないでください。
飴、ありがとうございました。
ごめん、さっきは照れちゃって...余計なこと言ったかな?
その反応、君も照れてる?もう、本当に...次は大判焼き?行ってみよう。
すみません、大判焼き2つください。
えっと中身は...クリームがいい?こしあんとカスタードクリームでお願いします。
...どうして笑っているんですか?
ああ、彼女は照れ屋さんなんです。
ほら、こうやって手を繋いでいるだけでも顔を真っ赤にしているでしょう?
あの...彼女が喋らないのがそんなに変ですか?
おかしい、ですか。...俺にはあなたの方がよっぽどおかしく見えますけど。
彼女は限られた手段で必死に意思表示してくれます。
これだけ真っ暗だとメモもなかなか見えないし、お礼を伝えるのでさえ大変なんです。
それを彼女は、いつも律儀にやってくれます。
どうやったら相手に伝えられるか、毎日努力しているんです。
俺の大切な人は、そういう人なんです。
それを小馬鹿にして笑うこと自体、俺は間違ってると思います。
お金、ここに置いておきますね。商品は要りません。
...できあがるまでこんなところで大切な人を泣かせたくありませんから。
言っていいことと悪いことがあるって、ちゃんと勉強してきた方がいいですよ...おじさん。
...行こうか。
神社に入る前に食べきらないとね。って、あれ?もう食べ終わってたんだ。美味しかったね。気に入ったならまた帰りに買いに寄ろう。
...大判焼きは帰りに買って行こうか。
たしか家までの方角にもお店があったはずだから...って、泣いてる!?
ごめん、もしかしてさっき言ったらいけないことを言っちゃったかな?
ここだと暗くてよく見えない...あの提灯のところまで歩ける?
人もいないみたいだし、ゆっくり話そうか。
...ここでならメモを使えるでしょ?
荷物持ってるから、ゆっくり話してみて。
『一緒にいたせいで嫌な思いをさせてごめんなさい』...俺より君の方が嫌な思いしたでしょ?
ああいう人もいるんだなって思ったら、なんだか悲しくなってきちゃった。
りんご飴の屋台のお兄さんみたいな人もいれば、そうじゃない人もいるんだね。
俺は全然大丈夫。あのおじさんに言ったことも、嘘は1つもないよ。
『いつもあんなふうに考えてくれていたの?』、か...うん、そうだよ。
君が頑張ってるのを見ると、俺も負けていられないって思う。
毎日笑って送ってくれると、その笑顔が見たくて頑張ろうって思える。
俺、君から沢山のものをもらってるなって思うんだ。
だから、困ったときは頼ってほしい。
泣きたいときは、こうやって抱きしめることくらいはできるから。
...落ち着いた?それじゃあこれ食べて、お参りしたら帰ろうか。
ねえ、行く前何を話そうとしてたの?
そんなに急いで書かなくても...『ふたりで出掛けられるのが嬉しいって伝えたかったんだ』って...どうしていつもそんなに可愛いの?
とにかく、石段をのぼらないと...手、また繋いでおこうか。
帰ったら一緒にいちゃいちゃしよう。
本当は今すぐそうしたいけど、ちゃんとお参りするのが今日の目的だしね。
ほら、行こう?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『口があるんだから話しなさいよ』
そんな一言をコンビニで店員さんに言われたことあったな...とふと思い返したときに、こんな状況で誰かがいてくれたならどうだっただろうと考え綴ってみました。
口があるからといって声が出る訳じゃない。
...他にもそういった症状はあると思いますが、私が分かるもので綴ってみたかったのです。
因みにそれからそのコンビニには一切行かないようにしています。
ん?どうしたの?ああ、ゆっくりでいいからね。
『今夜は神社に行くの?』...そうだよ。一緒に行こう。
お願い、するんでしょ?
できるだけ早く帰ってくるから、それまでに準備しておいてね。
それじゃあ、いってきます。
...今日も手をふってくれて可愛いな。これだけで頑張れそうだ。
おまたせ。待った?それじゃあ、行こうか。
手、繋ごう。迷子になったら困るから。
ん?どうかした?そんなに首を横に降って、本当になんでもないの...?
それならいいけど、何かあったらすぐ教えてね。
結構人が来てる...。やっぱり催し物って、みんな参加したいものなのかな?
君も楽しそうだし、俺はそれだけで満足だけど。
出店も少し出てるみたいだけど、何か食べたいものはある?
え、あっち?待って、そんなに急がなくても食べ物は逃げないから...!
すみません、りんご飴を...どれにする?
小さいのを2つください。
え、おしどり夫婦って...今はまだ違います。
それは勿論、将来そうなったらいいなとは思うけど...あんまりからかわないでください。
飴、ありがとうございました。
ごめん、さっきは照れちゃって...余計なこと言ったかな?
その反応、君も照れてる?もう、本当に...次は大判焼き?行ってみよう。
すみません、大判焼き2つください。
えっと中身は...クリームがいい?こしあんとカスタードクリームでお願いします。
...どうして笑っているんですか?
ああ、彼女は照れ屋さんなんです。
ほら、こうやって手を繋いでいるだけでも顔を真っ赤にしているでしょう?
あの...彼女が喋らないのがそんなに変ですか?
おかしい、ですか。...俺にはあなたの方がよっぽどおかしく見えますけど。
彼女は限られた手段で必死に意思表示してくれます。
これだけ真っ暗だとメモもなかなか見えないし、お礼を伝えるのでさえ大変なんです。
それを彼女は、いつも律儀にやってくれます。
どうやったら相手に伝えられるか、毎日努力しているんです。
俺の大切な人は、そういう人なんです。
それを小馬鹿にして笑うこと自体、俺は間違ってると思います。
お金、ここに置いておきますね。商品は要りません。
...できあがるまでこんなところで大切な人を泣かせたくありませんから。
言っていいことと悪いことがあるって、ちゃんと勉強してきた方がいいですよ...おじさん。
...行こうか。
神社に入る前に食べきらないとね。って、あれ?もう食べ終わってたんだ。美味しかったね。気に入ったならまた帰りに買いに寄ろう。
...大判焼きは帰りに買って行こうか。
たしか家までの方角にもお店があったはずだから...って、泣いてる!?
ごめん、もしかしてさっき言ったらいけないことを言っちゃったかな?
ここだと暗くてよく見えない...あの提灯のところまで歩ける?
人もいないみたいだし、ゆっくり話そうか。
...ここでならメモを使えるでしょ?
荷物持ってるから、ゆっくり話してみて。
『一緒にいたせいで嫌な思いをさせてごめんなさい』...俺より君の方が嫌な思いしたでしょ?
ああいう人もいるんだなって思ったら、なんだか悲しくなってきちゃった。
りんご飴の屋台のお兄さんみたいな人もいれば、そうじゃない人もいるんだね。
俺は全然大丈夫。あのおじさんに言ったことも、嘘は1つもないよ。
『いつもあんなふうに考えてくれていたの?』、か...うん、そうだよ。
君が頑張ってるのを見ると、俺も負けていられないって思う。
毎日笑って送ってくれると、その笑顔が見たくて頑張ろうって思える。
俺、君から沢山のものをもらってるなって思うんだ。
だから、困ったときは頼ってほしい。
泣きたいときは、こうやって抱きしめることくらいはできるから。
...落ち着いた?それじゃあこれ食べて、お参りしたら帰ろうか。
ねえ、行く前何を話そうとしてたの?
そんなに急いで書かなくても...『ふたりで出掛けられるのが嬉しいって伝えたかったんだ』って...どうしていつもそんなに可愛いの?
とにかく、石段をのぼらないと...手、また繋いでおこうか。
帰ったら一緒にいちゃいちゃしよう。
本当は今すぐそうしたいけど、ちゃんとお参りするのが今日の目的だしね。
ほら、行こう?
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『口があるんだから話しなさいよ』
そんな一言をコンビニで店員さんに言われたことあったな...とふと思い返したときに、こんな状況で誰かがいてくれたならどうだっただろうと考え綴ってみました。
口があるからといって声が出る訳じゃない。
...他にもそういった症状はあると思いますが、私が分かるもので綴ってみたかったのです。
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