物置小屋

１人向け・慰め系

『大丈夫』なんて言わせない。(頑張った全ての人たちへ)

ただいま...って、何かあった？
なんだか疲れてるように見えるけど...。
なんでもないなら、そんなふうに下を向かずにちゃんとこっちを見て話してほしいな。
...嘘は駄目だよ。大丈夫なんかじゃないでしょ？
本当に大丈夫なら、そんなふうにメイクで泣いた痕を隠したりしない。
それに...目元に涙を溜めたりしないでしょ？
放っておけるはずないでしょ...！
...ごめん、感情的になっちゃった。
ちょっと待ってて。...はい、どうぞ。
その様子じゃ、ご飯まだ食べてないんでしょ？
君みたいに料理上手じゃないから作れるものは少ないけど、温かいものを食べたら落ち着くでしょ？
独りになりたいときがあるのは分かるよ。
堪らなく辛いから、やつ当たってしまいそうだから、何もかも嫌になったから...。
どんな理由かは分からないし人それぞれなんだろうけど、哀しいって思っている人を1人になんてしたくない。
そんなふうにはなれないよ...。
話したくないなら話さなくていい。
何も聞かないから...ただ側にいさせて。
誰だって、独りでいるのはきっと寂しいから。
泣くの、我慢してるでしょ？...泣いてもいいんだよ。
辛いときや苦しいとき...悲しいことがあったときは、沢山涙を流していいと思うんだ。
勿論、泣きたいときに泣けるのが1番いいんだろうけど、君は1人で耐えようとするでしょ？
大丈夫って言いながら笑顔がひきつっていたり、俺がいないところで泣いていたり...。
俺相手には、そうやって隠そうとしなくていい。
どんな想いも受け止めるから、心と心で話がしたいんだ。
...よしよし。このまま抱きしめて頭を撫でてるから、もう我慢しないで。

そんなに照れなくてもいいのに...。泣くことは全然恥ずかしいことじゃない。
寧ろ俺は、そうやって感情をぶつけてくれた方が嬉しいな。
そういえば、ご飯冷めちゃったね。
温めなおしてこようか？
ほら、また大丈夫って遠慮する...。
本当はどうしたい？
...うん、それでよし。ちょっと待っててね。

お待たせ、全部温めてきたよ。
俺も食べてなかったなと思って...一緒に食べてもいい？
そんなに謝らなくても、俺はこうやってふたりで食事ができることが嬉しいからいいんだ。
何かあったときは俺が力になるから、嫌なことがあったときは隠そうとしないこと。
...約束だよ。
そうだ、1つ言い忘れてた。
今日も1日お疲れ様。頑張った君に花丸100点あげちゃいます。
...なんてね。あ、また顔赤くなった...本当に可愛い。
もう君に1人で無理させて、大丈夫なんて言わせないから。
絶対、言わなきゃいけない状況なんかにさせないから。
その為にできることがあったら言って。
さて、冷めちゃうから食べようか。
それじゃあ、いただきます。
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どんな状況であれ、独りで頑張らなくていいんじゃないか...そう思いながら綴りました。
大丈夫じゃないって言える相手って大切だなって思うのです。
ご家族、恋人、友人、ネットでの繋がり...私にはそういった存在を持つことは恐らくできませんが、いるという方はどうか大切にしてください。