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1人向け・看病系
忘れてしまった出来事。(切なめです)
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おはよう。
なんだか具合が悪そうだけど、大丈夫...?
久しぶりのデートだからって無理してない?
顔色悪いし...少し休んだ方がいいんじゃない?
駄目だよ、倒れたりしたら...っ、危ない...!
よかった、ぎりぎり間に合った...。
やっぱり体調悪いんでしょ?駄目、横になってて。
出掛けるのはまた今度にしよう?
俺にしっかり掴まってて。
君を運ぶくらい大丈夫だから、大人しくしててね...舌噛んじゃったら痛いから。
眠れそう?それならゆっくり寝た方がいいよ。
ごめん、流石に服を脱がせる勇気はないから...上のボタン2つだけはずしておくね。
偏頭痛?薬は飲んだ?
我慢してたら効きが悪くなるから、飲めそうなら飲んでおいた方がいいよ。
...大丈夫、じゃないよね。
謝らなくていいから、ゆっくり全部吐いちゃおう?
その方が楽になるはずだから...ね?
治まった?どこか病院探そうか?
そんな駄々っ子みたいにやだなんて言わないで。
...俺の対処の仕方って間違ってるかもしれないから。
分かった、今は電話しない。
その代わり、今より具合が悪くなったらすぐ病院へ連れていくから。...約束ね。
ひとまず、口ゆすいでおいで?
着替えは用意しておくから...って、ふらふらなのに1人で行くのは無理だよね。
大丈夫、汚くなんかないよ。
それより、これで口を濯げるでしょ?
着替えも一緒に持ってきたから、全部終わったら呼んで。
ゆっくりでいいからね。
俺にできることって何だろう?
片づけたら、彼女がいつも読んでる本で調べてみようかな。
《静かな場所でゆっくり休む、光や音で悪化する人もいる》...成程、やっぱり基本的には寝て治すのが1番なのか。
他は...ごめん、片づけ終わったからすぐ行くよ。
さっきも言ったけど、そんなに謝らなくて大丈夫だよ。
誰だって体調を崩すことはあるし...だけど、こうなるまで我慢してたことにはちょっとだけ怒ってる。
デートだからって楽しみにしてたのは分かるけど、その為に具合が悪いのを我慢しなくていいんだよ。
もう薬飲むの?本当に大丈夫...?
あ、吐き気止めと一緒に...分かった、もし具合が悪くなったらすぐ言ってね。
俺は君に、頼られていたいから。
...よかった、やっと眠れたみたいだ。
今のうちに、何か食べられそうなものでも作っておこうかな。
お粥は苦手だって言ってたし、うどんとか...?
あんまり歯応えがあったら、頭痛が酷くなるかもしれないな...茹で時間には気をつけないと。
それから、何か冷やすものとかあった方がいいよね。
早くよくなるといいな。
入るよ...あれ?もう起きてたの?
どうしたの、日記帳を読み返して...どこまで覚えてる?
...確かに少し前にもどしちゃってたね。
君が布団で寝てるのは、偏頭痛で体調を崩したからだよ。
よくなったならそれでいいけど、何が書いてあるの?
ごめんごめん、もう覗こうとしたりしないから...!
なんでもない。ご飯、もうすぐできるから待っててね。
それから、もう謝らないでほしいな。
ちゃんと休んでてね。
ちらっと見えたけど、やっぱり彼女はすごいな。
いつもより雑な文字だっただけに、必死に書いたことはよく分かる。
...《看病させてしまった、お礼を言わないと》、なんて部分しか読めなかったけど、充分だよ。
気丈に振る舞ってるところを見てたら、なんだか泣けてきちゃったな...。
彼女のところに行く前になんとか止めないと。
それにしても、なんて残酷なものを背負わせるんだよ...。
俺にできることって何があるのか、分からない...っ。
お待たせ。いいよ、君が望むなら忘れてる時間の話をしながらご飯を食べよう。
起きられる?そうだった、さっきも起きあがってたね。
...それじゃあ、いただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ちゃんとお礼を言わないと』...日記帳に残ったその文が、何の話か分からなくなることがしょっちゅうあります。
名前が書かれているときや、こういった場所でというふうにあるときにはしっかり読み返します。
けれど、忘れられてしまった相手だって辛い。
そういったことを綴りたくなりました。
...やはり人との距離感が難しいのです。
なんだか具合が悪そうだけど、大丈夫...?
久しぶりのデートだからって無理してない?
顔色悪いし...少し休んだ方がいいんじゃない?
駄目だよ、倒れたりしたら...っ、危ない...!
よかった、ぎりぎり間に合った...。
やっぱり体調悪いんでしょ?駄目、横になってて。
出掛けるのはまた今度にしよう?
俺にしっかり掴まってて。
君を運ぶくらい大丈夫だから、大人しくしててね...舌噛んじゃったら痛いから。
眠れそう?それならゆっくり寝た方がいいよ。
ごめん、流石に服を脱がせる勇気はないから...上のボタン2つだけはずしておくね。
偏頭痛?薬は飲んだ?
我慢してたら効きが悪くなるから、飲めそうなら飲んでおいた方がいいよ。
...大丈夫、じゃないよね。
謝らなくていいから、ゆっくり全部吐いちゃおう?
その方が楽になるはずだから...ね?
治まった?どこか病院探そうか?
そんな駄々っ子みたいにやだなんて言わないで。
...俺の対処の仕方って間違ってるかもしれないから。
分かった、今は電話しない。
その代わり、今より具合が悪くなったらすぐ病院へ連れていくから。...約束ね。
ひとまず、口ゆすいでおいで?
着替えは用意しておくから...って、ふらふらなのに1人で行くのは無理だよね。
大丈夫、汚くなんかないよ。
それより、これで口を濯げるでしょ?
着替えも一緒に持ってきたから、全部終わったら呼んで。
ゆっくりでいいからね。
俺にできることって何だろう?
片づけたら、彼女がいつも読んでる本で調べてみようかな。
《静かな場所でゆっくり休む、光や音で悪化する人もいる》...成程、やっぱり基本的には寝て治すのが1番なのか。
他は...ごめん、片づけ終わったからすぐ行くよ。
さっきも言ったけど、そんなに謝らなくて大丈夫だよ。
誰だって体調を崩すことはあるし...だけど、こうなるまで我慢してたことにはちょっとだけ怒ってる。
デートだからって楽しみにしてたのは分かるけど、その為に具合が悪いのを我慢しなくていいんだよ。
もう薬飲むの?本当に大丈夫...?
あ、吐き気止めと一緒に...分かった、もし具合が悪くなったらすぐ言ってね。
俺は君に、頼られていたいから。
...よかった、やっと眠れたみたいだ。
今のうちに、何か食べられそうなものでも作っておこうかな。
お粥は苦手だって言ってたし、うどんとか...?
あんまり歯応えがあったら、頭痛が酷くなるかもしれないな...茹で時間には気をつけないと。
それから、何か冷やすものとかあった方がいいよね。
早くよくなるといいな。
入るよ...あれ?もう起きてたの?
どうしたの、日記帳を読み返して...どこまで覚えてる?
...確かに少し前にもどしちゃってたね。
君が布団で寝てるのは、偏頭痛で体調を崩したからだよ。
よくなったならそれでいいけど、何が書いてあるの?
ごめんごめん、もう覗こうとしたりしないから...!
なんでもない。ご飯、もうすぐできるから待っててね。
それから、もう謝らないでほしいな。
ちゃんと休んでてね。
ちらっと見えたけど、やっぱり彼女はすごいな。
いつもより雑な文字だっただけに、必死に書いたことはよく分かる。
...《看病させてしまった、お礼を言わないと》、なんて部分しか読めなかったけど、充分だよ。
気丈に振る舞ってるところを見てたら、なんだか泣けてきちゃったな...。
彼女のところに行く前になんとか止めないと。
それにしても、なんて残酷なものを背負わせるんだよ...。
俺にできることって何があるのか、分からない...っ。
お待たせ。いいよ、君が望むなら忘れてる時間の話をしながらご飯を食べよう。
起きられる?そうだった、さっきも起きあがってたね。
...それじゃあ、いただきます。
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『ちゃんとお礼を言わないと』...日記帳に残ったその文が、何の話か分からなくなることがしょっちゅうあります。
名前が書かれているときや、こういった場所でというふうにあるときにはしっかり読み返します。
けれど、忘れられてしまった相手だって辛い。
そういったことを綴りたくなりました。
...やはり人との距離感が難しいのです。
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